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子供の便秘に処方される酸化マグネシウム。その効果と注意点

2018.6.22

子供のしつこい便秘に悩まされている方はいませんか?

病院では「酸化マグネシウム」が子供の便秘に処方されることがあります。

酸化マグネシウムの効果と注意点、普段から取り入れたい、お腹スッキリ生活習慣をまとめてみました。

子供の便秘に、なぜ酸化マグネシウムがいいのか?

子供の便秘に酸化マグネシウムが良いと言われるのはなぜでしょう。

酸化マグネシウムには体内を通過する際に水分を集めるという性質があります。

水分を腸の中に集めることで、腸に溜まった便に水分を与えて便を柔らかくします。

便秘の多くは腸内にある便が水分不足になることで硬くなり、排出しにくくなってしまうことが原因です。

酸化マグネシウムは効き目が穏やかで、長期の服用が可能なため、妊婦の便秘に対しても広く利用されています。

ただし、下剤効果のある便秘薬のように無理に腸のぜんどう運動を起こして、排便を促す効果はありません。

排便しやすい便つくりをしていこうという考え方なので、病院で処方される時は浣腸と一緒に出されることが多いようです。

溜まった便は浣腸で出しながら、マグネシウムを飲み続け、柔らかい便を作って、自力で排便出来るようにしていくと言う便秘改善法です。

ひどい便秘の場合は、毎日の浣腸とマグネシウムで治療する幼児もいますが、浣腸は溜まったら使うという場合もあります。

子供の便秘に酸化マグネシウムを飲ませる時は

酸化マグネシウムは、残念ながら子供にとってあまり飲みやすい薬ではありません。

なので小さな子供に飲ませるときは、まず小さな器に薬とごく少量の水を入れて、指先で練ってまとめます。

この時の水は数滴で十分です。

多すぎるとゆるくなり、上手く練ることが出来ません。

薬をまとめたら、子供の頬の内側に塗りつけて、あとは子供の好きな飲み物と一緒に飲み込ませてください。

この方法は、風邪薬などのほかの薬にも使えるので覚えておいて損はないと思います。

また、果汁に混ぜたり、プリンやゼリーなどに混ぜて飲ませる方法もあります。

今は薬を飲むためのゼリーも売っているので、そちらを利用してもいいでしょう。

酸化マグネシウムには、甘いとか苦いといった味は無いのですが、ザラザラとして口の中に残る感じを嫌がる子供が多いので、食感を感じさせなければ上手に飲ませることが出来ると思います。

酸化マグネシウムは体に優しく長期服用が可能な薬ですが、できれば薬には頼りたくはありませんよね。

便秘対策を続けることで、少しでも早く薬から卒業させてあげましょう。

長引く便秘には病院受診、子供の便秘に処方される酸化マグネシウム

子どもは自分が便秘だとは、なかなか気づかないものです。

そのため知らず知らずのうちに便を溜めてしまうケースが多く、その結果腸が伸びてしまい、慢性化してしまうことが多いです。

お腹に便がたまって、便意を感じる時には、すでに便が硬くなっており排便が困難な状態になっているのです。

そんな子どもの便秘対策には、食物繊維や乳酸菌を意識的に摂ったり、野菜中心で栄養バランスの良い食事が最適です。

それでも便秘が改善されてな場合もあります。

そんな時は、整腸剤やオリゴ糖などをプラスするのもひとつの手です。

しかし、すでに便秘が重症化していて食事やサプリメントでも改善出来ない場合もあります。

何日も出ないときだけでなく、硬い便が少ししか出ない場合や、苦しそうにいきまなければ出ない、便を出す時におしりが切れて痛がる場合なども便秘に含まれます。

子供が排便の際に、痛くてつらいと一度思ってしまうと、排便を避けるようになってしまい、結果便秘になるという悪循環に陥りがちです。

なので、子どもが「排便=痛くて苦しい」と思う前に、病院へ行くことをオススメします。

便秘薬にも色々な種類があるので、子供の症状に合ったものを処方してもらいましょう。
子どもの便秘には、酸化マグネシウムやラキソベロン、センノシドなどが処方されます。
うちの子は3歳から便秘で通院し、8歳になった今でも毎晩下剤を飲んでいます。

お医者さんに処方された薬なので、気にせず使うように言われていますが、毎晩薬を飲ませることも結構な負担になるので、できれば治してあげたいです。

毎朝、乳酸菌入りのドリンクを飲み、ヨーグルトなども好きなのですが、便秘体質は改善されません。

ただし、ウチの子の場合は、数日でなくてもまったく苦しくないようで、それだけが救いです。

子供の便秘に効果的が期待できる対処法

○お腹のマッサージ

お腹を「の」の字にマッサージすると良いと昔から言われています。

おへその下あたりを手の手首に近い部分でぐっと押し回します。

軽度の便秘なら、これで便通が起こることもあるそうなので、試す価値大です。

○水分をとる

カラダの水分が不足すると、便が硬くなり、便秘になりがちです。

特に汗をかく季節は、カラダが水分不足になり、便秘になりやすくなってしまうようです。

○食物繊維を含んだ食品を食べる

さつまいもやゴボウなど食物繊維をたっぷり含んだ食品は、便秘に効果があると言われています。

ただし、食物繊維に関しては、食物繊維が足りないことで起きる便秘と食物繊維は足りているのに起こる便秘の2種類があるそうです。

後者の場合はあまり過剰に食べさせと、更に便秘が悪化することがあるようなので、注意が必要です。

○プルーンを食べる

便秘にはプルーンが良いといわれています。

ものすごく効果がある!という人もいるようなので、一度試してみてはいかがでしょう。

慢性の便秘にならないよう、普段の生活での注意点

運動不足が便秘の原因になることもあります。

運動不足で便秘???と思う方もいるかもしれませんが、運動量が減ると筋力が低下し、腹筋も弱くなります。

腹筋は便を押し出すときに必要なので弱くなると便秘になってしまいます。

近年、子供たちの運動量はどんどん少なくなり、外遊びよりも家でゲームをして過ごす子供が増加しています。

運動することによって睡眠の質も良くなりますし、もちろんストレス発散にもなります。
休みの日は家族で公園へお出かけしたり、運動したりできる環境を作りましょう。

運動は、便秘の予防や解消に有効ですが、併せて食物繊維の多い食事を摂ることによって、さらに効果的となります。

また、腸を刺激することを意識して運動することもオススメです。

腹筋を使う運動や腰をひねったり、前屈するなどのストレッチにも効果があります。

なお、幼児期の便秘には、幼稚園では排便しにくいため我慢するようになったことが原因の場合もあります。

便秘予防のためには、毎朝、登園前にきちんと排便ができるように、早起きをさせましょう。

特に朝食後は便意が生じやすいので、朝食後の時間を排便タイムとし、トイレに座ることを習慣化させましょう。

出ても出なくても、とりあえず毎日同じ時間にトイレに座ることが大切なのです。

 

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