新しいメモのカタチ

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会社の先輩がいつも怖い。その態度の理由を考える

2018.9.19

会社の先輩や上司とソリが合わないらしく、いつも怒られてばかりで怖い。

先輩が怖いから、もう会社辞めちゃおうかな…というのはよくある話です。

人間関係は会社を辞める理由のトップ。でも、ちょっと踏み込んで付き合ってみると、実はいい人だという可能性だってありますよ。

会社の先輩が怖いことを理由に退職・転職を考えるのは間違い?

今の職場、先輩が高圧的で怖いし嫌い。そんなことを理由に仕事を辞めることを考えてしまうのはダメなのでしょうか。

もちろん、どこの職場へ行っても合わない人はいるでしょうし、ある程度の我慢は必要です。

しかし、現実には転職の理由で一番多いのは、まさに「人間関係」。

就職したばかりで日が浅いのに、上司や先輩に耐えられないと仕事を辞めてしまう人は少なくありません。

短い期間で退職してしまうのは、キャリア的なデメリットがあるのは確かですが、ストレスを我慢し続けたことでうつ病などを抱えるよりはずっとマシ。

メンタルが強くない人であれば、一人苦手な先輩がいるだけで胃痛や不眠、果てはうつ病を発症することは多いのです。

無理をし続けるよりも、思い切って転職という選択をした方が、結果的に良かったということもあります。

「どうしても辛かったら辞めて転職しよう」と思うことで心にゆとりが生まれ、嫌な先輩の態度を受け流せるようになるかもしれませんよ。

会社・先輩が怖い態度を取る理由にはどんなことが考えられる?

上司や先輩が、部下や後輩に対して「怖い」と思われるような態度を取る理由はどんなことがあるでしょう。

まず考えられるのは「社員として仕事を覚えてもらうために厳しい態度を取っている」ということではないでしょうか。

人間の育て方・考え方は、上司や先輩によって違います。

「優しく教えて褒めて伸ばす」という意見もあれば「あえて厳しく接することで、自分で考えられるように育てる」という人もいるでしょう。

困るのは、感情で仕事をしてストレスの吐け口に部下や後輩に当たっている場合です。

社会人になると、多かれ少なかれストレスはあるもの。その発散や八つ当たりにされてしまうという困ったケースです。

ときどきあるのは、以前の新入社員のデキが非常に良かった経験がある上司や先輩は、それを比較して要領の悪い部分に目が行ってしまうのかもしれません。

不快理由などなく、単純に「そういう性格の人」ということもあるので、あまり深く考えない方が良い場合もあります。

会社の「お局様」として君臨する女性の先輩が怖い

男女問わず、怖い先輩、怖い上司はいるものですが男性よりも女性の先輩の方が敵に回すと、より怖いという話もあります。

独身で黙々とキャリアを積み上げてきた、いわゆる「お局様」。

仕事もでき、社内に人脈を持っていたりと味方につけると非常に心強い存在なのですが、敵に回すと怖い存在。

若くてカワイイ女性新人社員たちは「結婚できなかったのね…」という同情を含んだ目で見がちですが、そんな女性ばかりではないのです。

結婚よりも仕事を選び、自分のライフスタイルを確立しているキャリアウーマンタイプも多いのです。

その反面、結婚願望はあるのにできない、若い女子社員を見るとイライラする!という面倒な先輩の存在には要注意。

人柄を見極めずに、うっかり恋愛相談なんかしてしまうと、当たりが強くなって会社に居づらくなってしまうといった結果を招きかねません。

会社の先輩に怒られるのが怖い?新人は怒られるのも仕事です

誰だって怒られるのは楽しいことではありません。「怒られる」はネガティブな事柄のイメージが強いからです。

しかし、仕事の新人時代に怒られるのは大切な「学び」のポイント。

自分に足りていない部分、できていない部分を指摘してもらっているのですから、大きなメリットと捉えるべきなのです。

では、視点を変えて怒る側はどう見ていると思いますか?

人に怒られるのが嫌だ、怖いと感じる人が上の立場に立つと、部下や後輩に怒らない人が多いといいます。

でも、実際に失敗を見つけた場合、指摘してあげなければ困るのは部下・後輩です。

今後も他の誰かに迷惑をかけたり、怒られたりしないように失敗した点を指摘して怒るのは、指導する立場からは当然のこと。

もちろん、感情的な怒りをぶつけるだけでは、何が悪かったのか気づくこともできませんので理性を持って冷静に起こることが重要。

そもそも、何も知らない新人は怒られることも仕事のうち。

怒っている方も、そうそう重大なことだとは思わないはずです。

怖い先輩だって実は悩んでいるのかも?相手の気持ちを考える

先輩は先輩なりに、後輩に気を遣っていることだってあるのです。

「必要な資格試験に落ちちゃって昇進試験受けられないよ」

「仕事遅いから、今日も残業になっちゃったよ」

など、あえて自虐ネタで笑いを誘ったりする上司や先輩いませんか?

叱ったり怒ったりしたくないけど、後輩の成長には必要だし、きちんと仕事は覚えてもらわなければ困る…。

そんな考えからきつく当たることがあっても、実は先輩も「後輩から嫌われているんじゃないんだろうか」と不安になる人もいるのです。

後輩から「若く見えますよね」とか根拠もなく「仕事できてすごいなー」など、持ち上げる言葉を言われると、もしや自分は怖いと思われているのではないかと悩んでしまうかも。

先輩にも立場があるので、怒られたことを思い悩んだり、嫌な先輩だと思い込まずに人となりを知ってみると結構いい人だという可能性も。

上司や先輩だって同じ人間。必要以上に怖がる必要はないと思いますよ。

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