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犬が無駄な鳴き声を止めるには?甘やかさないしつけと信頼関係

2018.5.31

犬を飼っていて気になることの一つが無駄吠えなどの「鳴き声」。おとなしくしていて欲しいのに、なぜ犬は鳴き声を上げてしまうの?

犬鳴き声を止めるようにするには、飼い主との信頼関係を築くことが何より重要だったのです。

犬が鳴き声を上げてしまう原因や、無駄吠えをしなくなる対処方法などをお教えしましょう。

犬の無駄な鳴き声は、原因を取り除けば止める可能性アリ

静かにしていて欲しいのに、飼い主の意に反して犬が吠え続けてしまうことがあります。特に目に見えた理由もなく、必要のない場面で吠えることを無駄吠えといいます。

犬にとって、吠えることは本能的なことで当たり前の行為。でも、人間とともに暮らす上では、不要だったり迷惑だったりするもの。

無駄吠えをしないよう正しくしつけることはもちろん、吠えている原因がわかれば、それを取り除いてあげましょう。

一般的に考えられる犬の無駄吠えの原因には、次のようなものが考えられます。

【欲求不満】…散歩や運動がしたい。遊びたい、遊んで欲しい

【不安感】…家に誰もいないことが多く寂しい。一匹で留守番することが多い

【驚きや恐怖感】…見慣れない人間や犬の存在。雷など予期せぬ音

【痛み・体調不良】…病気やケガで痛みがあったり、体に不調を感じている

【老化や認知症】…認知症

この他にも、近所の犬の声を聞いて反応してしまい、同じ行動をとろうとすることで無駄吠えをしてしまうことがあります。

犬の鳴き声を止めるには、飼い主の優しさで安心させてあげる

散歩で外を歩いているときに吠えるのは、その理由のほとんどが「警戒」

見たことがない人や、見知らぬ犬・猫・カラスやハトなどに警戒して吠えてしまうのです。

来客や見知らぬ人に怯えて吠えているときは「この人は怖くない人だよ」と教えてあげてください。吠えるからと強い口調で叱ると余計に怖がって、さらに吠えてしまうかもしれません。

恐怖心を取り除き、安心させることで、落ち着いて吠えなくなる場合があります。

散歩中など飼い主から見ると、いつもの光景であっても犬にとっては怖いと感じるものがあるのかも。
視線の先や、吠えるときの行動から何かに向かって吠えていないか、恐れている対象物がないか注意してみましょう。

散歩コースに苦手な動物や人、物などがあるかもれません。そんなときは、散歩コースを変えてみてはいかがでしょうか。

犬が恐怖を感じるものをできるだけ取り除き、優しく声をかけたりして安心させてあげることが大切なことなのです。

犬の鳴き声を止めることができないのは主従関係に失敗している?

犬はもともと群れで生活する生き物です。飼い主と自分の上下関係・主従関係が正しく構築されていれば、必要以上に鳴き声を上げることは少なくなります。

たとえばインターホンが鳴ったときに激しく吠えたり鳴いたりするのは、家族を守ろうとして自分の縄張りに入ろうとするものを威嚇するから。

これは、飼い主がその家(群れ)のリーダーであると認めていない可能性があるからです。

飼い主をリーダーとして信頼しているのであれば「リーダーにまかせておけば大丈夫」
という安心感があり、無駄に鳴き声を上げることはありません。

別の考え方をすれば、飼い主が犬を甘やかし「人間は自分より下の立場にある」と思うようになると、鳴き声で自己主張して要求するようになってしまいます。

こうなると飼い主の言うことは聞かず、鳴き声を止めさせることも難しくなってしまうのです。

犬のしつけでは、この「誰がリーダーか」とう主従関係・上下関係を正しく築くことが重要なのです。

遊びに満足させると犬の鳴き声を止めることができるの?

犬が吠える理由の一つに、ストレスや欲求不満があります。犬はもともと広い場所を駆け回る生き物。家の中だけで過ごしていたり、人間といっしょに近所をぐるりと歩く程度では物足りないこともあるのです。

天気の良い休日は、ドッグランなどでリードを外して思い切り運動させてあげてください。運動して疲れたら無意味に鳴き声を上げることも減るでしょう。

飼い主の都合で時間が取れないのなら、プロのペットシッターに依頼することを考えてみてはどうですか?
健康管理に加え、犬のメンタル面もケアしてくれます。

犬が退屈しないよう、コミュニケーションも含めて室内での遊びに工夫してみませんか?お気に入りだからといって単調な遊びではなく、犬が考えて遊べるようなおもちゃを与えてみましょう。

犬は思った以上に知的好奇心がある動物です。適度な運動と同じく、おもちゃを工夫したり、何か芸を覚えるよう仕向けてみるのもいいかもしれませんね。

犬がクレートを嫌がったり、鳴き声を上げる場合の対処法

犬を連れて外出するときに使われるクレート(ペットキャリー)。狭くてかわいそう、と感じる飼い主もいるでしょうが、お出かけのときにはあった方がいいですね。

特に病院へ行く場合、嫌がって暴れたりしないよう必須アイテム。病院の待合室では、ほかの犬や猫がいることもあるので、トラブルにならないためにもクレートを使用する方が無難です。

中には、クレートに入ることを極端に嫌がる犬もいます。狭いところに入れられるのが嫌ということもありますが、クレートを嫌いになる出来事がなかったか思い出してみて下さい。

悪いことをしたときにお仕置きとして閉じ込める。
留守番するときはクレートに入れている。

こんなことがあると、クレートは「嫌な場所」「寂しいところ」というネガティブなイメージを持ってしまいます。

普段から寝床の一つに利用したり、飼い主と一緒におもちゃで遊ぶ・おやつがもらえる場所として覚えてもらいましょう。クレートが安心できる場所だと思えたら、必要なときに鳴き声をあげたり嫌がったりせずに済むようになります。

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