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派遣は残業が多いは間違い!残業ありなしの決め方

2018.8.21

派遣社員は残業がないのが当たり前?残業が多いのは契約違反?

派遣先で残業があるのはどうして?また、まったく残業がない場合とは?

残業のありなしでトラブルとなるのを防ぐにはどうしたらいいのでしょうか?派遣社員の働き方について紹介します。

派遣の場合、残業は多い?それとも少ない?

派遣社員は、派遣会社と雇用契約を結んでいて時給制となっていることが多いです。ですので、働いたぶんはお給料として支払われます。

サービス残業をすることは、ほぼないでしょう。もともと、サービス残業そのものがあってはいけませんが、正社員は少なからずサービス残業をしていたりその経験があるかと思います。

1人あたりの仕事量に対して時間が足りない事が原因ではないでしょうか?

派遣社員の場合、派遣会社が雇用主となるので派遣先とやりとりをしなくても残業代を請求しやすくなります。

派遣社員は3か月単位で更新されます。このときには会社と派遣社員の両方の合意が必要となり派遣社員が更新を断ることもできます。

このように、もしかしたら3か月で契約が終わるかもしれないので比較的、仕事の内容が簡単な物となることが多いようです。

また、時間の縛りがあるので時間内に終わる仕事を頼まれることが多いでしょう。派遣社員はボーナスがないため、時給が高めに設定されています。残業代は正社員に比べても高額となる場合があります。このため、派遣社員はどちらかというと残業は少ないと言えるでしょう。

どこからが残業?派遣の仕事で残業が多い場合

もし残業の多い会社に派遣された場合は、どの時点から残業代が出るのかをきちんと把握しておく必要があります。

どの時点から残業代が出るのかわからないまま働くのは止めましょう。労働時間となる働く時間は法律で決められています。

法定労働時間を越えて働いた場合、雇用主や、事業主、法人は割増賃金を労働者に支払わなくてはいけません。

法定労働時間は、一日であれば8時間、1週間であれば40時間となっています。それを超えて業務や作業を行った時には割増賃金が支払われます。変形労働時間などの特殊な働き方は当てはまりません。

派遣社員として働く場合は、契約している職業紹介事業者となる派遣会社から賃金は支払われます。9時から17時まで働いた場合、1時間の休憩時間を除いた7時間が所定労働時間となります。17時を過ぎて1時間残業した時点では法定労働時間である8時間以内となるので派遣会社には割増賃金を支払う必要はありません。

残業手当がつくのは、労働している時間が1日8時間を超えた場合となります。

派遣社員は、いつでも残業ができるわけではありません。法定労働時間を超えて残業する場合、あらかじめ派遣会社との間で時間外労働や就業条件について具体的な取り決めをしている必要があります。

派遣で残業が3時間は多い?月で計算してみよう!

派遣の場合、ほとんど残業はないかと思いますが2時間の残業や3時間の残業をする日もあるでしょう。

ごくまれに残業をするのであれば、そこまで気にはならないかもしれません。しかし毎日となると、状況が変わってきます。

毎日2時間残業した場合、土日は休みとして月に40時間の残業となります。ギリギリ問題の無い労働時間となりますが、もしこの毎日の残業が3時間であれば月の残業時間は60時間となります。

残業時間が60時間以上となると、身体や心に健康被害が及ぶ可能性が高くなります。月60時間以上働いた場合は、倒れたりうつ病となりやすく厚生労働省も注意をしています。

月40時間の残業であっても、プライベートな時間が取れなかったり疲れが残るなどの健康被害が出ないとは言い切れません。

残業が慢性化している職場にいる場合は、ついつい残業を受け入れてしまうかもしれません。しかし、自分の健康があってこその労働ということを忘れないようにしましょう。

派遣される前に残業が多いかどうか確認することが大切

残業時間が多い場合に派遣される場合は、派遣会社から事前に残業が多いという事を知らされていなくてはいけません。派遣会社は、登録者に紹介するとき残業が結構多いけれど働けますか?というようなことを伝える必要があるのです。

派遣会社はもちろんのこと、登録者も確認するといいでしょう。残業が多いことは、トラブルの原因ともなるのでお互いに残業が多い派遣先なのか、残業が少ない派遣先なのかを知っておきましょう。

また、考えていた以上に残業が多い場合や残業をもっとしたい場合などは派遣先ではなく派遣会社に相談しましょう。

どちらかといえば、派遣先は残業をしてほしくない、させたくないと考えてる事が多いようです。人件費削減のために派遣社員を採用しているにも関わらず、残業代が多ければ派遣社員を雇う意味がなくなってしまうからです。

労働条件は、基本的には変えることができないので長時間労働をさせないように会社も労働者も気をつける必要があります。

派遣先から残業を頼まれたときは?断ってもいいものなの?

派遣社員は、契約的に残業無しの場合は残業を断ることができます。むしろ、残業をしてはいけません。

残業があることが前提の契約の場合の断る、断らないは状況で判断することになります。これは、派遣社員だからということではなく正社員やアルバイト、パートなどもあてはまります。

用事があって残業ができないのであれば、事情を説明し、今回は残業を断りましょう。用事はないけれど残業をしたくないときには、体調不良などの理由を明確に伝えましょう。残業することに問題がなければ、引き受けましょう。

派遣は残業がないというわけではなく、残業をすることが少なかったりそもそも残業すると契約していない事が多いので残業をしないと自分の主張を通せるかどうかは契約次第となります。

残業ができないのであれば、そのような派遣先を紹介してもらいましょう。残業を断るのは、どちらも微妙な雰囲気が残るかと思います。いつも他に合わせる必要はないですが、協調性を考えることも大切です。

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