子供が発達障害かも…。不安に思ったら専門機関へ相談を
2018.8.14
子供が、もしかしたら発達障害かもしれない…
子育て中にそんな不安を感じた事、ありませんか?
成長するにつれ、なんとなく偏りが見られたり、まわりの子と明らかに違いがある時など、自分の子供が発達障害であることを、疑わない親はいないでしょう。
幼稚園や学校の先生に相談したり、専門機関へ相談してみましょう。
思い過ごし可もしれませんし、診断がつくかもしれません。
目次
子供が発達障害かもしれないという不安が…
かわいい我が子。
子育てをしていると、子供の成長に喜びと不安を感じるのは、母親として当然です。
近年、学習障害を伴わない発達障害について、耳にすることが多くなりました。
こういった「個性」を「障害」として、とらえるのはいかがなものかと感じますが、周囲に馴染めない「個性」や、集団生活を過ごしにくい「個性」などは、療育により改善方向へ導くことが、子供のためだと思われます。
発達障害は、脳機能の障害で「治す」ことはできません。
しかしながら、適切な療育によって、その症状を改善することができます。
子供の発達障害に対して不安なままでいても解決しません
発達障害と言っても、その子によって特徴は様々です。
周囲とのコミュニケーションを、計りながら生活することが、苦手と言われていますが、クラスの人気者の子供もいます。
個人個人で症状が大きく異なり、ASD(自閉症スペクトラム・アスペルガー症候群)、ADHD(注意欠如多動障害)、LD(学習障害)の3つの症状が様々に組み合わさっている場合が多いです。
その中で、どの傾向が強いのかを専門医が判断し、療育していきます。
発達障害と言われる子供の特徴として、発達の不均衡があげられると思います。
ひらがなが覚えられないのに、数字の計算に強かったり、大人でも読めないような難しい本を読むことができ、しかも内容まで、しっかりと覚えることができるのに、上手にしゃべることができないなど、発達に偏りがみられることが特徴ともいえます。
その子の得意なことを伸ばしてあげ、不得意なことは根気よく改善させていくという療育を行っていくことと思います。
子供が発達障害かもしれないという不安を持ったなら
子供の成長に疑問があり、保健所などで相談したからと言っていきなり発達障害であると診断が下るわけではありません。
子供の成長には個人差が大きくあります。
なんとなく、疑わしくとも、小学校へ入学する頃にはそういった特徴がみられなくなる子もいますし、逆に成長するにつれて不均衡さが目立ってくる子供もいます。
不安な気持ちで、日常を過ごすのなら、思い切って相談してみましょう。
「心配し過ぎですよ」と、言われるかもしれませんし、改善した方が良い事のアドバイスを受けることができるかもしれません。
ママの勘は当たります。
受け入れるのにも時間がかかるかもしれませんが、こういった療育は早めにスタートした方が効果が得られやすいとも言われています。
また、発達障害であると診断がつかなくとも、著しく成長の遅れている部分があるのかもしれません。
これから、集団生活を十数年送らなければならない子供のためにも、欠けている部分があるのならしっかりとサポートしてあげましょう。
子供に適した接し方で、子供の可能性を引き出そう
一昔前なら、お行儀よく電車やバスに乗っていられない子は「親のしつけや教育が悪い」と言われていましたよね。
脳の研究が進み、現在では親の教育ではなく、脳の発達障害であることが判明しました。
これは、先天性のものであり、親のしつけが悪いわけではないのです。
子供がおこす行動は仕草には理由があります。
そういった子供の行動や思考回路を理解しなければ、社会のルールを教えることはできません。
子供に障害がなくても、親は子どもの接し方について色々と悩むものです。
子供のためを思って子供と向き合うことは、親として当然のことです。
子育ては結果が出ません。
どんな子供を育てても、試行錯誤の連続です。
年齢に関係なく、子供とどのように向き合って接していくのかは、親にとって永遠の課題なのです。
その子に合った療育の仕方でしつけます
発達障害の子供に対しては、しつけの仕方があります。
例えば「部屋を片付けてね」と言う問いかけですが、これは全く通じません。
「お絵かきをした、クレヨンと画用紙を棚に戻してね」と、具体的に指示をしなければ、子供には伝わらないのです。
発達障害の子には、発達障害に子に適した接し方があります。
これは、子供にあらわれている障害によって、接し方が異なります。
子供がおこす行動について、理解に苦しんでいる親御さんは、たくさんいらっしゃるかと思います。
ですが、どうしてそういった行動に出るのかと言う思考回路を理解できれば、親としても理解を示すことができます。
発達障害の子は、相手の感情を読み取ることが苦手であることが、多いと思います。
例えば、お母さんが大きな声で「クレヨンを棚に戻しておいてね」と指示します。
その時、子供は大きな声に反応してしまい指示の内容は、全く耳に入っていないことがあります。
耳をふさいでおびえている子供に対して、親は「ふざけてる」「やりたくないからぐずってる」と思って、怒ってしまうことがあります。
ですが、発達障害の子供の特徴として、聴覚が敏感であるということもあります。
そういった「普通」では、理解しにくい行動を、親も理解する必要があるのです。
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