産後の食欲が止まらない!減らない体重にお悩みの方へ
2018.6.22
母乳育児は「太らない」とか「痩せやすい」とよく聞きます。
それなのに、なかなか体重が減らないと感じている方はいませんか?
産後も適切な体重管理や、食欲のコントロールが必要です。
落ちない体重にお悩みの方に、食生活の見直しや産後の体についてご説明します。
目次
産後食欲に任せて食べ過ぎるのは体重増の危険性も
母乳育児はお腹が空きます。
特に完全母乳の方は、食べても食べてもまだ食べたいという方もいるのではないでしょうか。
「母乳育児は太らない」とか「授乳中は自然と体重が落ちていった」という話も聞きますが、その言葉に安心して食べ過ぎていませんか?
食生活を見直してみることも大切です。
例えば、低カロリーのこんにゃくや高野豆腐を食材に積極的に使うのも良いでしょう。
お腹が空いた時などは、間食に甘いお菓子やスナック菓子を食べていませんか?
小腹が空いたら、おにぎりやふかしたサツマイモにすると、腹持ちも良いですし、カロリーも減らせます。
また、洋菓子よりは和菓子の方がおすすめです。
甘いものが飲みたくなったらジュースよりも、きな粉+牛乳+はちみつで作ったきな粉牛乳の方が栄養バランスも優れています。
育児のストレスで、過食になってしまう方もいます。
ついつい食べることに走ってしまい、気付いたら体重が増えているなんてことがないように気を付けたいですね。
間食のスナック菓子が止まらない、という方には、お菓子の買い置きを辞めるという方法もあります。
赤ちゃんがいると、買い物に行くのも大変なので手元にお菓子がなければ買いに行くというのも難しいですよね。
母乳育児は食欲が増す!産後の体重管理に気を付けて
産後は、増えた体重をどうやって落とそうか、皆さん悩むと思います。
母乳育児は、産後痩せたいママにとってもおすすめです。
母乳を作るためには多くのエネルギーを必要とします。
一日平均500~800キロカロリー使われると言います。
通常の状態よりも消費カロリーが増えているのですから、摂取カロリーを極端に摂り過ぎない限り、産後は体重が落ちやすい環境なのです。
産まれて間もない赤ちゃんは、一日の授乳回数も多いので、母乳に必要なエネルギーも増えます。
母乳育児が順調に進んでくると、母乳の分泌も増えてくるのでエネルギーもどんどん使われます。
夜中の授乳もあり、ママは体力的にも疲れやすく太りにくいと考えられます。
しかし、このような痩せやすい環境でも、やはり摂取カロリーが大幅にアップしてしまうと、カロリーを消費しきれずに体重が増えてしまいます。
「授乳中は太らない」という言葉に甘え、食欲のままに食べていると太ってしまうのは当然です。
産後の食欲増加に悩む方に、体重を抑えるポイント
【1日1回は汁物を】
お味噌汁やスープなど、1日のうち最低でも1回食べるようにしましょう。
野菜をたっぷりと入れると栄養バランスも良くなります。
汁物が良い理由をお話しします。
あたたかい汁物を飲むことによって、「食べたい」と感じる交感神経を落ち着け、副交感神経を刺激します。
リラックス状態を作る副交感神経の働きにより、食べ過ぎを防いでくれるのです。
また、味噌には腸内バランスを整えたり、脂肪の分解・燃焼を促すという効果があります。
【水分をしっかり摂る】
母乳は1日に600~800mlほど作られます。
妊娠前と比べると、一日当たり約1リットル多く水分を取らなければいけない計算になります。
授乳中は自分に必要な水分プラス母乳に必要な1リットルを摂取しましょう。
産後は体重よりも体の回復を一番に
妊娠中に増えた体重を、出産後には戻したいと考える人が多いと思いますが、すぐには戻りません。
体重を落としたいあまり、過度なダイエットに走っている方はいませんか?
出産後のママの体は、思っている以上に疲労しています。
出産時の出血や傷の回復のために、バランスの良い栄養が必要です。
このような状態の時に過度なダイエットを行うと、体の回復のために必要な栄養が取れずに、体の回復が遅くなってしまう心配もあります。
ただでさえ大変な育児ですから、体調が悪くなってしまったら赤ちゃんのお世話にも影響してしまいます。
まずは、無理をせずに体の回復を一番に考え、過度なダイエットや食事制限は避けましょう。
芸能人や有名人の中には、赤ちゃんを産んですぐに元の体形に戻っている人も多いですが、普通はなかなかそうはいきません。
少しずつ体重を戻していく方がずっと健康的ですよ。
産後の食欲は骨盤の開きが関係していることも
お腹の空く母乳育児ですから、カロリーを抑えたいと思ってもなかなか上手く行かないという方もいるでしょう。
お腹が空いて困ると言う方、骨盤の開きが影響していることもあります。
骨盤ベルトを付けると、食欲が抑えられたという方もいます。
体が必要としている食欲は押さえられませんが、体にとってムダな食欲などは骨盤ベルトによって抑えられるかもしれません。
骨盤ベルトは、妊娠・出産で開いてしまった骨盤を元の位置に戻し、下がっていた内臓も元に戻し、食欲を抑えるのです。
骨盤ベルトというと、お尻を小さくしたり、スタイルアップの効果をイメージする方が多いと思いますが、ダイエットにも期待ができます。
骨盤を締める効果のあるガードルも同様に効果が期待できます。
骨盤ベルトにもさまざまなタイプがありますので、使いやすいタイプのものを選んで、忘れずに使うようにしましょう。
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