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喉に食べ物がひっかかりやすいかも?飲み込む時に違和感が

2018.6.22

食べ物が喉に詰まるような、ひっかかりを感じることが増えた…

高齢者の方には多いのですが、若くてもひっかかる時は病気の可能性があるかも!?

喉にひっかかりやすくなってしまう食べ方にも注意が必要なようです。

誤飲しないためにも、原因を探っていきましょう!

喉の調子が悪い?食べ物のひっかかりが気になる時は病気の可能性も

食べ物が喉を通らず常にひっかかりを感じる時は、次のような病気の可能性が考えられます。どちらの場合も、早めに病院を受診する必要がありますので、症状が該当しないか確認してみましょう。

1.「ヒステリー球」の可能性が

「ヒステリー球」とは、不安や緊張などが原因で極度の精神不安定になった時に起こる症状です。この時喉の奥が狭くなり、食べ物の通りが悪く引っかかってしまうような違和感を感じます。一時的な精神不安定で起きる場合は、すぐに症状も落ち着くでしょう。

しかし、アレルギーが原因でヒステリー球が起こることもあるようです。アレルギーや自律神経失調症、重度の精神疾患の場合は症状が悪化するため、食事を取るのが困難になる場合があります。早めに病院を受診しましょう。

2.悪化すると「アナフィラキシーショック」を起こすことも

一過性のヒステリー球やアレルギー反応であればすぐに治まるのですが、アレルギーが悪化すると喉の炎症の程度も悪化し、かゆみが出てきます。それ以上に悪化をし続けると、呼吸困難に陥り、命の危険にさらされてしまいます。

ヒステリー球などとアナフィラキシー症状の違いは、炎症があるかどうかです。アナフィラキシー症状は炎症があるため、自力で治すのは不可能と言っても過言ではありません。アナフィラキシーショックになって動けない場合は、救急車を呼んで早急に病院で処置してもらいましょう。

喉に食べ物がひっかかりやすい時は嚥下障害の可能性も

「嚥下障害」とは、喉に食べ物が引っかかったり、詰まってしまう、飲み込みにくくむせやすいといった症状のことを言います。症状が軽い場合は普通に口から食事をすることは可能なのですが、重症化すると気管に入ってしまいやすくなるため「誤飲性肺炎」を引き起こしてしまうケースが多いです。

では、なぜ嚥下障害になると、どのようなことが起こってしまうのでしょうか。まずは喉に炎症が起こることで食道が狭くなっていたり、食べ物が当たって痛く飲み込めなくなってしまうことがあります。
また、飲み込む動作や力(嚥下)が弱まってしまっていることで、嚥下障害になるケースもあり、こちらは高齢者に多いとされています。

嚥下障害かどうかは、造影剤などを使って検査をすることができますが、若い年齢ではは異常が見つからないこともあるようです。その場合は次の可能性が考えられます。

‣ 不規則な生活習慣
‣ ストレスや疲労
‣ 糖質の摂りすぎ
‣ 栄養バランスが取れない食事

食べ物は飲み込みやすい食材を選んだり、よく噛んむなどの工夫をすることで嚥下障害を改善されやすくなります。自分も嚥下障害かな?と感じた時は、まずは耳鼻咽喉科を受診しましょう。症状が重くなってしまうと、経鼻胃管(鼻から胃にチューブ管を通すもの)や胃瘻(胃に直接栄養を補給するもの)を使わなければならなくなります。

喉に食べ物がひっかかり、取れない!対処方法は!?

喉に食べ物が引っかかってしまう原因としては、早食いや会話をしながらの食事をすることが多いです。食べ物がひっかかり、むせてしまった場合は、お水などを飲んで詰まった食べ物を流すことで対処することができます。

しかし、魚の骨などの尖った食べ物が引っかかってしまった場合は、耳鼻咽喉科を受診して医師に摘出してもらいましょう。魚の骨などは水などを飲んで水分補給しても、なかなか取れるものではありません。違和感を抱えたまま炎症を起こしてしまう恐れもありますので、耳鼻咽喉科で専用の医療機器を使ってキレイに取り除いてもらうほうがいいですよ。

これは保険内治療の対象なので、健康保険証を必ず持参しましょう。あなたが思っているよりも安い医療費で済むはずですよ。

食べ物が喉に詰まった!成人の場合の応急処置とは

食事などの場面で喉を掴んでうずくまってしまった人を発見した時は、まずは喉に詰まったのかどうかを確認しましょう。急病人が普通に声を出すことができず、頷くことしかできない状態であれば「窒息」していると判断し、速やかに救急車を呼びます。

声を出すことができたり咳き込むことが可能な状態であれば、救急車が到着するまでに次の方法で異物を取り除けるよう努力しましょう。

1.腹部突き上げ法(ハイムリック法)

急病人を立たせ(または座らせ)、救護者は背後から両脇に腕を通して体を密着させるように抱きかかえます。その状態から片手で急病人のへその位置を確認します。もう片方の手でこぶしを作り、親指側を上腹部(へその少し上)に当てます。へその位置を確認した手をこぶしに重ねて、手前上方に向かって圧迫するように突き上げます。

2.背部叩打法

腹部突き上げ法を何度か試しても異物が出てこない場合は、背部叩打法に素早く切り替えます。急病人を横向きに寝かせ、肩甲骨の中間あたりを手の付け根で力強く何度も叩きます。立たせたり座らせた状態でやる場合は、急病人を少し下向きにさせて行いましょう。

食べ物がよくひっかかる場合は「食道がん」も視野に入れて

年を重ねると、飲み込みにくくなったり喉にひっかかりやすくなっていきます。そのため、「歳のせいだから」とあまり気に掛けないという方もいらっしゃいます。

しかし喉の通りが悪くなっている原因として、先述した病気の他に『食道がん』の可能性もあるのです。食道がんは進行すると、腫瘍が粘膜から少し外側に出てくるため、食道が狭くなってきます。それによって食べ物が通りにくくなったり、喉や胸のあたりで詰まっているように感じるのです。

最初はお米や肉類などの形があるものが、喉に引っかかるような自覚症状が出ます。症状が悪化すると、水分や唾液を飲み込むだけでも喉や胸が詰まっているような症状になっていくのです。

食べ物がよくひっかかる症状は、食道がんとしては「進行期」になります。「初期」は喉が沁みる感じだけなので、風邪と勘違いして見過ごすことが多いのですが、この進行期になるとようやく違和感を感じるようです。

この進行期は「早期がん」とは言えない程度まで症状が進んでしまっていますので、早急に検査と治療開始が必要となります。

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