子供が発熱!寒気がしている時の対策について
2018.5.31
子供が寒気を訴えてきたらこれから発熱するのではないかととても心配になりますよね。
熱が出る時って体温があがり体が熱くなるのになんで寒気がするのでしょうか?
寒気がした時や発熱したときの対処法などについてご紹介します。
目次
子供が発熱し寒気を感じている時は冷やすのをやめよう!
子供が熱を出したらとても心配でどうにかしてあげたくなりますよね。とにかく熱を下げようと冷やす方もいるかと思います。
しかし、寒気がしているときに冷やされるのはとても苦になるので冷やすのは心地いい時にするようにしてください。
熱が出る時は簡単に3段階に分けることができます。
まずは、熱が上がる時です。
この時は熱が急に上がり始めるため一番つらく感じるものです。
寒気がするのもこの時に多く、手足が冷たくなったり、不機嫌になったり、頭痛がしたり、お腹が痛くなったりといろいろな症状が出やすいです。
次の段階は熱が上がりきってしまう時です。
熱が上がりきるとこのような症状は落ち着くことが多く、熱が上がりきってからも続く症状は病気が原因で起こる症状と考えられます。
そして最後の段階の熱が下がる時にはだいぶ体が楽になってきますよ。
このように熱が上がるときには段階があり熱が上がりきる前に無理に冷まそうとしてしまうとかえって子供のストレスになり辛い思いをさせることになるので無理に冷やすのはやめるようにしてくださいね!
子供が発熱!寒気がするのはどうしてなの?
熱が出るときに寒気を感じる方は多いのではないでしょうか?
熱が出る時というのは、菌から体を守ろうと熱を発生させ体の中に熱を貯めこもうとしている現象です。
そのために体は、血管を収縮させて皮膚から熱が逃げるのを抑えます。
血管を収縮させるので、血のめぐりが悪くなり手足が冷たくなったり顔色が悪くなったりするのです。
そして、熱を作るために筋肉を使います。筋肉をブルブルと震えさせて熱を発生させるのですが、このブルブルと震えさせる時に寒気を感じるのです。
筋肉が震えることで体の中で熱を作り貯めこんでいきます。
熱がある程度上がると次はそれ以上温度が上がらないように働きます。
今度は反対に血管を広げ熱の放出をします。この時には手足は熱くなり顔も赤くなります。汗もでてきて皮膚から熱の放出をすることでこれ以上熱が上がらないようにします。
このように人の体には熱をあげる仕組みや下げる仕組みがあり、脳に障害を受ける可能性のある42度以上まではそうそう上がることはありませんよ。
子供が発熱したときには寒気以外の症状もしっかり観察しよう!
子供が熱を出すと心配になる方も多いかと思いますが、ただ高熱が出ているだけではそれほど心配はありませんよ。熱の高さばかりを気にせずその他にどんな症状があるのかをしっかり観察するようにしましょう。
熱の出始めに寒気が強く震えているような時にはなかなか思った反応はしてくれないものです。
また高熱の時には熟睡することもできず夢の中にいるかのような状態になり意味の分からない言動をすることもあります。
しかし、解熱剤で熱を下げるととても元気になりしっかり受け答えができることが多くこのような時にはあまり心配もいらず慌てる必要はありません。
しかし、熱が下がっても返答がおかしかったり、目の動きに異常を感じたり、意味の分からない言動を繰り返したりする場合は意識障害を疑う必要があるのですぐに病院にいくようにしましょう。
また、インフルエンザなどにサリチル酸を含む解熱剤に使うと急性脳症や肝障害などを引き起こす可能性があるので使用するのはやめましょう。
子供の発熱は何度から?すぐ病院に行くべき症状について
子供は気温などの影響を受けやすく正常の体温が何度なのかわからない方もいるのではないでしょうか?
子供の正常な体温は36.2から37.4度と言われています。
熱が出るのは大体がウイルスや細菌などの感染症によるものが多く、ウイルスや細菌と闘う為に発熱します。
まれに、熱射病や頭部外傷などによる発熱もあるので見極めは重要になります。
また、高熱になると脳に何かしら影響を及ぼすのではないかと心配になる方も多いかと思います。
しかし、脳に影響がある体温は42度以上と言われていてここまで上がる場合はほとんどありません。
熱自体が脳に影響を与えるという事はほぼないのです。
熱が高いからといって必ずしも重症とはかぎりません。どのような時に緊急でも病院にかかるべきなのでしょうか?
まずは、生後4か月未満に38.5度以上の熱が出た時です。すぐに病院にかかるようにしましょう。
次に、とても機嫌が悪かったり、ぐったりしていたり、嘔吐を繰り返していて水分を取ることができない場合、強い頭痛や腹痛、呼吸が苦しい時はすぐに病院にいきましょう。
またけいれんが5分以上続くような時もすぐに病院にいってくださいね!
子供が発熱したときはどうしたらいいのでしょうか?
子供が熱を出したときはとにかく安静にさせて休ませるようにしましょう。ただ寝ているだけだと暇だろうと思いテレビなどをつける方もいるかと思いますが、脳への刺激が強いのでなるべくテレビなどは付けずに絵本などを読み聞かせましょう。
子供はまだ熱があるのにとても元気な事があります。しかし、完全に治っていないことも多いので注意が必要ですよ。
お風呂に入るのはやめた方がいいという方も多いですが、お風呂に入ることはリラックスの効果もありますし加湿の効果もあって喉や鼻などがすっきりすることもあります。
お風呂に入るのには体力を使うので、本人が大丈夫そうであれば体力の消耗に気をつけ上がったあとの湯冷めにも気をつけるようにしてはいりましょう。
また水分補給にも気をつけるようにしましょう。熱がでると体の水分が奪われます。
嘔吐、下痢の症状もある場合は特に注意が必要です。イオン飲料などで脱水にならないように対策をしましょう。
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