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猫の鼻や、鼻周辺の黒いもの。考えられる正体はコレだ!

2018.6.21

猫の鼻に黒いシミのようなものが…これって何か悪い病気なの?

アゴのつぶつぶとした汚れは猫ニキビかも。鼻を含めて時々はお顔をケアしてあげましょう。

心配していたら、猫が年齢的にシミができるお年頃になっていた……というだけかもしれませんよ。

猫の鼻に黒い斑点が。これって病気?それともただの汚れ?

色素沈着の場合

茶トラなど明るい体色の猫にたびたび見られ、目の周辺や口の中、唇に黒い点々が現れることもあります。

色素沈着というと中高齢なイメージがあるかもしれませんが年齢的なものはあまり関係ありません。1歳から2歳ほどの若い猫でも色素沈着が出る可能性があります。

単なる汚れ

鼻の頭、フチについた黒いものは単なる汚れではありませんか?。軽く拭いただけでは落ちないので「単なる汚れではないのかも」と不安を覚えることがあるかもしれませんね。
毎日の食事などで鼻が汚れ、気が付かないままにしているうちに頑固なこびりつきになっていることがあるのです。

水を含ませたティッシュなどで優しく拭いてあげましょう。

汚れ方によりますが、何日もかけて少しずつ拭いているうちに徐々に薄くなることが多いです。

フードを入れるお皿などが汚れていると、鼻の周辺が汚れる原因になります。いつも清潔にしてあげてくださいい。

猫の鼻や口まわりにできる黒い「猫にきび」ってどんなもの?

猫の鼻は真っ黒だったりほんのりピンクだったり。特にピンクの鼻は汚れると目立ちますよね。

気が付いたら湿らせたティッシュや柔らかい布で拭いてあげます。

鼻の穴が塞がるほどだと、風邪で鼻水や鼻くそが溜まってしまったかもしれないので獣医師の診察を受けた方がいいでしょう。

唇から下アゴあたりに黒いポツポツとしたものを見つけたら「猫ニキビ」の可能性もあります。

毛根にへばりつく油のようで、手で擦ってみると黒くべたつくように感じます。

皮脂が分泌される部位(まぶた、アゴ、しっぽの付け根、唇など)にできる可能性がありますが、ほとんどは下アゴ付近です。

アゴをしきりに掻いていたり、掻き壊して傷にしてしまうと感染症のおそれもあるので、早めに病院での治療を受けましょう。

◆猫ニキビの主な症状
・アゴに黒いポツポツしたものがある
・アゴ付近の脱毛や腫れ、出血
・皮膚の硬化

猫の鼻にできた黒い斑点は「扁平上皮ガン」かもしれない?

猫の扁平上皮ガンは、体色の白っぽい猫が長い時間紫外線を浴びるなどした場合に発生頻度が高まります。

年齢的には8~12歳頃が多いとされています。

【発声部位別の症状や特徴】

◆鼻の表面

鼻にできものができたり、出血・鼻汁・クシャミなどの症状があります。できものは、かさぶた状から徐々に広がり、ジュクジュクな「びらん」の状態になります。

◆まぶた・唇・耳

顔面の皮膚にできると、擦り傷のような状態になりますが、普通の傷と違い時間が経っても自然治癒しません。数ヶ月、場合によっては数年をかけて少しずつ大きくなります。

好発時期は9~12歳です。

◆肺

肺に扁平上皮ガンができてしまうと、元気がなくなったり咳や呼吸困難を起こすことも。体重が減る・呼吸するとゼーゼーという「喘鳴(ぜんめい)」があるなどがあり、喀血する場合もあります。

これらの複数個所にできる多発性の扁平上皮癌(ボーウェン病/多発性上皮内扁平上皮ガン)もあります。

猫の鼻のお手入れ方法。リラックスしているところを狙え!

猫の鼻は、健康チェックの一つだと思って時々掃除してあげるといいですね。

◆猫の鼻掃除の手順

1.軽く頭を固定して、湿らせたガーゼで鼻の周りや穴の部分を拭きましょう。鼻くそは押し込まないよう注意して。

もし、奥に入ってしまったり息苦しそうなようすがあれば、病院で取り除いてもらいましょう。

鼻水は乾く前に、気づいたらさっと拭いてあげましょ。

2.猫の鼻をよく見ると、細い溝のようなものがあります。汚れが入り込まないようきれいにしておきましょう。

ガーゼやコットンの端を上手に使ってください。細かい部分のお掃除とはいえ、綿棒は猫が暴れると危険なのでできれば避けたいですね。

どうしても嫌がる猫は、寝ているタイミングなどを見計らって手早くやってしまいましょう。嫌がる猫を無理やり押し付けてするのは絶対やめてください。

猫も高齢になるとお肌に曲がり角が?多くのシミは問題なし

人間は高齢になると皮膚も老化し、シワの他にシミやホクロが出来てきます。

目や鼻、口の周辺など粘膜などにできやすい傾向がありますが、お腹にできる例もあります。比較的目立つ大きさの場合もありますが、小さな点状にできる場合は気づきにくいかもしれません。

シミの出方や色は、個体差があり、体毛の色の違いも関係してきます。

病変ではないので痛みや痒みはなく、加齢によりできる、あくまでも正常なものです。

皮膚に病気やケガをしてしまった傷跡がシミになって残ることもあります。

人間と同様、高齢になると傷の治りが遅かったり、治った後もシミのような傷跡として残ってしまうのです。

万が一、シミの部分が妙に盛り上がっていたり、周辺の皮膚とようすが違いすぎる場合。痒そうにしている、傷があるといった場合には、新たな病気かもしれません。早めに病院での診察を受けるべきです。

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