秋が寂しいと感じるのには、きちんとした理由があるんです!
2018.6.21
秋はなんだか寂しい気持ちになりますよね。
何故、秋になると寂しい気持ちになるのでしょうか?実はそこには、様々な理由が隠されていたんです!
秋でも寂しさを感じずに生活するには?秋に寂しいと感じるメカニズムを調べてみました。
目次
秋になると寂しい理由は様々
●太陽の出る時間が減っていくから
秋になると、夏に比べて太陽の出ている時間が減っていきます。人間にとって太陽というのは無くてはならないものです。そんな太陽の光を浴びる時間が減ることで、寂しくなったり心細くなったりするのでは?と言われています。
それであれば、冬の方がもっと寂しくなるのでは?と思いますよね。しかしそのようなことは無く、夏から秋にかけては日照時間が急激に減ることが原因のようです。
太陽に当たる時間が少なくなると、どうしても人間は気分が落ち込んできてしまいます。そのため、鬱病患者には日の光にあたるように勧めているんだとか。そこで生命力を取り戻すのです。
●衣類をたくさん着るから
着る衣類も気持ちに影響してくるという話があります。夏は薄着で過ごせた場合も、秋になると肌寒くなる為、衣類を身にまとうようになります。そうすることで、心も覆い隠された気持ちになり、寂しくなるということです。
●夏の楽しみが無くなるから
夏は、お祭りや花火、海など、夏にしか出来ない様々なイベントや楽しみがありますよね。盛り上がる分、秋には喪失感を感じてしまうことがあるのです。また1年後まで待たなくてはいけなくなる為、「会いたいけど会えない」といったような寂しさを感じるのです。
秋が寂しいと感じる心理的な理由とは?
秋が寂しいと感じる理由の一つに、生物としての生き方が関係しているという説があります。その中でも特に言われているのが、「人は寒いと生きていけないため、人を求める」というものです。
現代では暑かったり寒かったりする場合は、部屋の温度調節をすれば解決しますよね。しかし昔はそうではありませんでした。
寒い時というのは日没も早く、単独行動は危険ということも。そして更に寒くなると、凍死してしまうこともあったほどです。温度だけの面から言っても人と一緒にいた方が温かいです。
このような生活の知恵というのが、現在の秋の寂しさにも関係しているのではと言われています。
そんな秋を寂しいと思わないようにしたいところですが、人間の本能を変えると言うのはそう簡単な事ではありません。しかし、心理変化やセロトニンの減少は特に秋になりやすいということがわかっておけば、早めに対策は出来るでしょう。
人と一緒にいる時間を増やしたり、出来るだけ太陽の光を浴びてセロトニンを増やしたり、早寝早起きを心がけて規則正しい生活を送ったり・・・。是非一度お試しください。
秋が寂しい理由・・・それは色や音も関係している!?
秋になると、「すっかり秋だね」なんて言葉をよく聞きます。そしてその言葉の中には、どこか寂しさも含まれているのです。郷愁や哀愁の「愁」という字は秋の心と書くくらいですから。
しかし本来、秋=寂しいというのは不思議な話なのです。何故なら秋と言えば収穫の季節であり、食べ物も美味しい時期だからです。毎日のように美味しいものを食べられる秋なのに、なぜ寂しい感じがするのでしょうか?
まずは、秋の「色」にもその理由があると考えられます。紅葉や夕日、稲穂の色、どれも暖色系ではあるものの、どこか寂しさを感じます。一般的に暖色系というのは、あたたかさや賑やかさを感じさせる色です。しかし秋の場合は、そこに「終わり」を感じさせるから寂しくなるのだと思います。紅葉も夕日も稲穂も、全て終わりを感じさせるのです。
また、秋の「音」も関係しているのではないでしょうか。夏にはウルサイほどに鳴いていたセミの声が聞こえなくなり、スズムシやコオロギの声が聞こえます。あったはずの音がなくなり静かになることで、また寂しさを感じるようになるのです。
秋が寂しいと感じない為に、食生活を変えてみましょう
実りの秋、食欲の秋とも言うように、秋はサツマイモ、栗、柿などの美味しいものが沢山食べられます。しかし、これら秋の味覚には糖分も多く含まれているのです。そしてこの糖分により精神が上がったり下がったりしてしまうことで、疲れたり、切なくなってしまうことがあります。
そのため、まずは食事で糖分を控えるようにしてみることをおすすめします。大体2~3ヶ月くらい実践してみてください。きっと気分も上を向いていき、活動力が出てくることでしょう。そんなに長い間出来る気がしないという方は、2週間だけで良いので一度本気で糖質制限をしてみてください。
実際に糖質制限をして、寂しさや切なさを感じることがなくなったという人もいます。きちんと糖質をコントロールすることが大切なのです。
その他、食事でも対策をすることが出来ます。秋になると、気候の変化で体は緊張状態になっていることがあります。その筋肉をほぐす為には、梅干しやレモンなどを使った料理を食べるのがおすすめです。
そして、味噌やナッツ、イワシなどのマグネシウムが含まれた食事を摂ることも大切です。こちらにも、精神をリラックスさせてくれる働きがあります。
あとはマッサージやストレッチなどで、体を温めて心も一緒に温めることが出来ます。
秋が寂しいと感じる、季節性うつ病について
夏の猛暑とは打って変わり、秋になると一気に気温も下がり太陽が出ている時間も減ります。そしてパッとしない天気が続くのです。
夏に冷房に沢山あたっていると、体温調節が上手く出来なくなって自律神経の働きも悪くなります。そうすると、体調も悪くなってきてしまうのです。
また、日照時間が減ることでホルモンバランスが乱れ、セロトニン不足にもなります。このセロトニンが減少することで、うつ症状が出てしまうのです。これを季節性うつとも呼び、過眠や引きこもりなどの症状を発症する事があります。
そんな憂鬱な気分にならない為には、温めることも重要です。冷え性の人は特に、末端を温めると効果があります。足湯や、肘を温める肘湯なんかも良いでしょう。その他、生姜やトウガラシなどの体を温める食材を取り入れるのもおすすめです。
体を温めることで、リラックスすることも出来ます。季節性うつ病に備えて対策を!
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