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子供のやる気がないときは叱らず褒めるのが基本!

2018.6.4

子供のやる気がない態度に、親は心配したり叱ったりしますよね。どうしたら子供のやる気が出るようになるのでしょうか。

大人だって責められれば辛いし、褒められれば嬉しくてやる気が出たりしませんか?子供だって同じです。

子供のやる気を引き出すポイントや親の役割について説明します。

やる気のない子供を変える3つのポイント

1.褒めて伸ばす

子供の性格によっても違いはありますが、やる気を出させるには、まず「褒める」のが基本。
褒められたことでやる気が出ますし、より伸びることが期待できます。どこがどんな風に良かったのか、具体的に褒めてあげると子供のモチベーションに繋がります。

2.失敗を責めない

結果的に失敗してしまった場合に「頑張りが足りない」「頑張っていなかったからだ」と責めてしまうと、子供は自分を否定されたように感じてしまいます。

「失敗は成功のもと」と昔から言われているように、挑戦して失敗したことは経験としてその後に生かされます。次に繋げるよう励ましてあげることが大切です。

3.小さなことでも認めてあげる

結果はどうあれ「頑張った」という事実は、たとえ小さくとも認めてあげてください。些細でも日常の頑張りを見過ごさないよう、子供のことをきちんと見てあげましょう。

親がきちんと自分を見守ってくれていると感じられますし、頑張りが認められると感じることができればやる気が出るものです。

やる気がない子供にやる気を出させる「人」との出会い

そもそも「やる気」とは、何かに好奇心を持つことから始まるものではないでしょうか。
本やテレビ、インターネットなど好奇心を刺激する情報は無数にあります。その中で、特にやる気に繋がるのは「人」との出会いだと言われています。

あなたも子供の頃、先生によって勉強の好き嫌いが変わった経験はありませんか?

英語の楽しさを教えてくれた先生がいたから興味を持って勉強するようになった。
苦手だった数学が、ある先生の教え方がわかりやすくておもしろくなった。
理科系の授業では、遠い宇宙の話や目に見えないミクロの世界の話に好奇心を刺激された。

人を通じて受ける刺激が、やる気がない子供に火をつけるきっかけになることは多々あるのです。

親や兄弟から影響を受けることもたくさんありますが、やる気や好奇心を刺激するのは第三者からの影響が大きいのです。

機会があれば、より上級者との接点を設けてあげると子供の視野が一気に広がるきっかけになります。プロと触れ合えるイベントなどに、積極的に連れて行ってあげるのも効果的です。

やる気が出ない子供は生活習慣から見直す必要があるのかも

やる気が出ない子供は、やる気がある子どもに比べて最初の段階で物事への興味の持ち方に個人差があります。そもそも好奇心や意欲が低いことがあるのです。

関心や興味を持って取り組むことが苦手な子供は、日常的に生活習慣が乱れている場合が多く見受けられます。

食事の時間がまちまちだったり、睡眠が不規則だったりといった小さな乱れの積み重ねが生活のリズムを乱します。これが影響して、集中して物事に当たれない、やる気の出ない状態になってしまうことが考えられるのです。

生活リズムとは、安定感や安心感を生みます。毎日きちんと決まった時間に食事をし、暖かい布団で休むことができる。そんな安心感があってこそ、身の回りのあるさまざまなものに対して好奇心が生まれ、やる気が生まれてくるのです。

親は、子供が「自分は守られているんだ」という気持ちを持てるようにしてあげることが大切なのです。

子供のやる気には母親が笑顔でいることも必要

子育てをすることに肩の力が入り過ぎ、シャカリキになっている親がいます。「シャカリキ」とは、お釈迦様が人々を救済するために最大限に出す「釈迦力」から来ています。
しかし、人の親には神仏のような強大な力はありません。もっと自然体で家族に接していいのです。

特に、子供と接する時間が多くなる母親は「子育て」に必要以上のプレシャーを感じることがあります。
日本ではまだまだ父親の子育てへの参加が少なく、母親が子育てのストレスを抱えてしまいがち。どんなストレスも、溜め込むのはデメリットだらけ。気の許せる友人や実母に愚痴を聞いてもらうなど、少しでも発散する場を持ちましょう。

男性は、妻が家事や子育てから解放される時間を作ってあげてください。

母親がいつも笑顔で子供と接することで、子供は心の安定が得られ、興味があることにやる気を持つことに繋がります。

子供がやる気を持って勉強できるのは勉強部屋ではない

かつては子供が勉強する場所は、専用の子供部屋で静かに集中できる環境がいいと考えられていました。
しかし、子供がリラックスして勉強するのに適しているのは、居間などの共有スペースなのです。いつでも親とコミュニケーションが取れる「安心できる場所」が勉強に適しているのです。

実際に、首都圏の有名私立中学校に合格した子供を調査した結果にも、それが現れました。
優秀な子供ほど居間やキッチンといった共有スペースで勉強していたのです。

子供から見ると、自分が勉強している姿勢を親に示し印象づけることができます。

一方、親は家事をしながら勉強の様子が見られ、その姿を褒めたりアドバイスしたりすることで子供のやる気を引き出し、成績アップを後押しすることもできるということになります。

一緒に過ごすことで家族のコミュニケーションが生まれ、絆を深めていくことにもなりますね。

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