公務員の仕事はメリットばかりではない?こんなデメリットも…
2018.6.3
公務員と言えば、安定していて、ずっと働ける仕事だと考えている人がほとんどでしょう。
メリットばかり言われることが多いのですが、実はデメリットだってあります。
公務員になった場合のメリットとデメリットについて詳しく解説します!
目次
公務員のメリットとデメリット~メリット①安定性~
高校生・大学生に大人気の職業である「公務員」。国家公務員と地方公務員がありますが、そのメリットについて説明します。
まずは「安定性」でしょう。一般企業であれば、倒産やリストラの可能性もありますが、公務員であれば、まず考えられません。
定年まで働くことができ、定年(2017年現在は60歳)を過ぎたとしても、再任用職員として働くチャンスもあります。
そして「クビになる可能性が低いこと」。横領などよっぽどのことがない限り、クビ(解雇)にされることはありません。
法律で守られているのです。そして、一部の民間企業のように、ノルマを課せられることもないでしょう。
上記のようなメリットがあるので、公務員の離職率は低いと言われています。
民間企業は、儲けないと会社を運営してませんし、社員に給料を支払うこともできません。
それに対し公務員は、儲けは一切関係ありません。税金という収入源があるので、競争する必要もないのです。
人によってはおもしろくない仕事だと感じる人もいるかもしれませんが、安心して定年まで働くことができるのは魅力です。
公務員のメリットとデメリット~メリット②手当~
公務員の給料は、手当の面では一番と言えるでしょう。
通勤手当、住居手当、残業手当や扶養手当など充実した内容になっています。
さらに、ここ数年は職員のメンタルヘルスケア、子育てや介護支援などについても重視するようになっています。
例えば健康相談室の設置や定期健康診断や人間ドッグの受診など職員をサポートする制度も整ってきています。
公務員と言えば、宿舎があるのも魅力ですよね。年々使用料は高くなってきているものの、それでも民間アパートを借りるよりは好条件になっているところが多くあります。
宿舎へ入居する条件は細かく決まっているようですが、転勤が多い人にはこれもメリットの一つでしょう。
さらに休暇制度も充実しています。夏季休暇やボランティア休暇など有給休暇を取る必要がないくらいかもしれません。
子供に公務員を勧める親が多いのは、こういう理由があるのかもしれませんね。
公務員のメリットとデメリット~デメリット①残業代~
公務員は給料の面では安定していると言われていますが、職種によっては残業代が出ないということもあります。これが公務員のデメリットです。
例えば、公立の小学校や中学校の教師の場合、部活の顧問になると休日も練習に参加しますが、この時間の分の給料は出ないと言われえています。新聞などでも問題としてあげられていたこともありますよね。
反対にサラリーマンは、ブラック企業でなければ残業代も休日出勤した場合の手当が出るでしょう。
そして、会社の利益が上がったら給料も上がる可能性もあります。
しかし、公務員の給料は景気には関係ありません。安定した給料をもらえますが、損をしてしまうこともあります。
でも、世間から見るとやっぱり公務員は魅力的。自営業や中小企業のサラリーマンにとっては、羨ましいというよりや恨めしい存在に見えることもあるでしょう。
「自分たちが払っている税金から給料をもらっている」と不満を持っている人さえいます。
公務員だって大変な仕事なのに・・・世間の目は厳しいようです。
公務員のメリットとデメリット~デメリット②実名公表~
もし公務員が不祥事を起こした場合、新聞に所属名と実名が掲載されているのを見たことがあるでしょう。
交通事故を起こして逮捕された場合、「会社員の〇〇〇」ではなく「●●市役所の☓☓☓」というふうに掲載されてしまうのです。
一般企業に勤務している場合は、行政処分を受けるだけですが、同じ問題を公務員が起こした場合は行政処分+服務規則にも裁かれることになります。
そんなことになれば、部署でも仕事をしづらくなります。結局、不祥事を起こした後依願退職してしまう人が多いようです。
「税金で給料をもらっているくせに・・・」と世間から非難を浴びることにもなるでしょう。
そして、国家公務員の道を選んだ場合、転勤の回数が多くなる可能性があります。
市役所などの地方公務員であれば転勤は考えられませんが、国家公務員になると県外に飛ばされることもあります。子供がいる家庭の場合だと、転校の回数も多くなるでしょう。
安定した職業ではありますが、こんなデメリットもあるのです。
公務員になるなら、〇〇〇時間の勉強が必要です!
国家公務員にしても地方公務員にしても、公務員になるためには心構えが必要です。
公務員として働くには、公務員試験に合格しなくてはいけません。勉強時間は1000時間から1500時間必要だとも言われています。期間にすると、半年から1年の間しっかりと勉強しなければ、合格することは難しいでしょう。
公務員と言っても、警察官や自衛隊、市役所職員や県庁職員などいろいろな種類があります。
特に、市役所職員や県庁職員は人気があり、市街や県外からの受験者も多いので倍率も高くなっているといいます。そのため、筆記試験の足切りのレベルも高くなっているようです。
晴れて公務員試験に合格したとしても、勉強はその後も続きます。試験のために勉強したことが、仕事に影響する場合もあると言います。
定年までずっと働くことはできますが、勉強する生活も続く可能性もあるのが公務員です。
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