携帯を没収されたくない!親と決めたルールを守って楽しく使おう
2018.6.21
子供に携帯電話を買い与える前は、親子で話し合って買う前にしっかりルールを決めることが大切です。
あいまいなルールのまま携帯を持たせてしまうと、後になって大変な状況に巻き込まれることもあります。
トラブル回避のためにも、しっかりとルールを決めて正しく使用するようにしましょう。ルール違反をした時は没収するという約束も大切です。
目次
親に携帯を没収されたくない!その前にスマホは必要?
お子さんに携帯電話やスマートフォンをせがまれたとき、以下の内容について考えてみましょう。
■本当に必要?
今のお子さんの生活に本当にスマホや携帯電話が必要ですか?その機能がないと生活ができませんか?買い与えてしまうことで、携帯やスマホに頼り切った生活をしたり、ゲームばかりすることはありませんか?暇つぶしの為に欲しいと言っていませんか?
■通話機能は必要?
学校で会って話をすることはできませんか?無料通話の契約をしても料金は割高です。会って会話をすることはできないのですか?
■メール機能は必要?
意味のないやり取りをメールやラインでやりたがっていませんか?会って話をすることはできませんか?持たせることでトラブルに巻き込まれることはありませんか?
■インターネット閲覧は必要?
パソコンで見ることはできませんか?危ないサイトへの接続はしていませんか?パケット定額制を契約をするからと言って使い過ぎてはいませんか?
インターネット閲覧機能で危険に巻き込まれることはありませんか?
ルールを破ったら携帯は没収!親子でしっかりルールを決めよう!
「スマホを使ったゲーム三昧、LINEをずっと使っている状態。小学生なのに中年のおじさまのようなお腹になって、運動もしないし成績も下がる」
この状況は小学校5年生のお子さんに起きた実際の影響です。
スマホを与えたことで、スマホにどっぷりとはまってしまい、家族のコミュニケーションも取れなくなり、運動不足に。さらには学校の成績も下がってしまったようです。
この状況のまま放置していると、今以上にスマホの世界にのめり込んでしまい、視力の低下、生活習慣病、発達障害・・・などという病気になってしまう可能性もあります。
スマートフォンを持っている子供の親に、こうした状況を回避する為にどんなことをしているかアンケートを取ってみたところ、「あらかじめルールを決めて破ったら没収」というようにしている家がほとんどでした。
でも、このルールがあるから約束を守って使っているかと言えばそうでもなく、実際に没収することもあるようです。
そしてスマホを没収したことでこんな悪影響もあったのだとか・・・。
・没収されたスマホを取り戻そうと家中探し回る
・逆切れして親を無視するようになる
・喧嘩をして家出をする
・没収すると不都合なことが生じてしまう
中には子供がスマホにハマりすぎて依存症レベルになっていまっているお子さんもいます。
スマホが手元にないと落ち着かなかったり、学校の成績がどんどん落ちて行ったり、スマホの影響で良くないことが起きることもあります。
楽しいことをするのは良いのですが、何事にも「限度」があります。
友達との連絡が取れなくなって関係にひびが入ってしまわないか・・・などと、親も気を使ってしまいますが、スマホの使い過ぎは良くないということをしっかりと子供に伝える必要があります。
携帯を没収した方がいい状況でも親は無関心・・依存症に悩む少女
「自分はネット依存かもしれない・・・」そう思って専門の相談窓口に相談してきた10代の女の子の話をご紹介します
【相談内容】
「ちゃんと学校の勉強もしなくてはと思っているけど、勉強中もお風呂に入るときもスマートフォンを持って入ってしまいます。インターネットの利用はSNSがほとんどですが、たくさんのアカウントを使い分けています。趣味が同じ友達や仲間と非公開にコミュニケーションを取っていたり、悪口を言う場所なども作っています。
フォロワーもたくさんいるし、フォローもたくさんしています。インターネットの利用については、親から特に何も言われていません。
親の機嫌が良くない時に文句を言われる程度です。成績は悪くない方です。」
【回答内容】
「SNSのフォロー数が多いほどタイムライン上に流れてくる情報は多くなります。そうなると、当然自分には不必要の上毛も混じっています。
フォローする人の人数を減らしたり、特に意味のない内容の話は投稿しないようにしましょう。
インターネットというのは『公共の場』であり、書き込んだと同時に自分の手を離れていきます。
愚痴を書き込みたいのなら会った時に友達に直接話をするなどして、徐々になくしていく方がベターです。自分には何が必要なのか、優先すべきことは何かを考えて行動するようにしましょう。」
スマートフォンやインターネットの利用時間が長くなると、睡眠時間に悪影響が出たり、勉強する時間が無くなるなど、望ましくない状況が起きることがあります。
ネット依存・スマホ依存になってしまわない為に、危険だと感じたら一日の利用時間を見直して、どのようなペースで使っているかを記録してみましょう。
携帯を持たせる前に親と子で話し合いを!
携帯電話を買う前に、親子でしっかり話し合ってルールを決めましょう。
一例をご紹介します。
・メールアドレスや電話番号をむやみに他人に教えない
・メールアドレスと電話番号を他人に教えた場合は、その相手が誰か、どんな人かを親に伝える
・夜9時以降は携帯電話を使わない
・勉強をしている時や食事中は携帯電話を使用しない
・携帯電話を保管したり、充電する場所は家族のいるリビングにする
・無許可で自分の部屋に携帯電話を持って行かない
・メールを送る回数を制限する
・不必要なサイトへはアクセスしない、登録しない
・人の悪口は絶対に書かない
このように、前もって子供とルールを決めておくようにし、ルール違反をした時の対処も決めておくようにしましょう。
親が理解を!ネットで子供が犯罪に巻き込まれることもあります
子供がインターネット上でトラブルに巻き込まれない為に「4大トラブル」を確認してみましょう。
その1.アプリなどをダウンロードすると、子供にはふさわしくない広告が表示されることがあります。
その2.スマートフォンのゲームやLINEなどを長時間行い、依存症になるリスクがあります。
その3.ツイッターなどでほかの人になりすまし、書き込むトラブルがあります。
その4.勝手に撮った画像をSNS上にアップされたり、動画をアップされることがあり、嫌がる画像を載せられることもあります。
こういったトラブルは、危険だとよくわかっていない子供が行って犯罪行為に巻き込まれる可能性があるものです。
サイトの名前は安全そうでも、名前を偽っている出会い系サイトもあります。
危険なサイトにはお子さんを近づけないようにしましょう。
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