犬のオシッコがトイレからはみ出すのを防ぐための対処法
2018.5.31
犬が室内のトイレからはみ出すのはどうやって防止したらいいのでしょうか?
トイレトレーやシートには、適正な大きさがあります。犬の体よりも大き目にするのがベスト。
大きなトイレがスペース的に無理な場合にできる対処法を調べてみました。
目次
犬がトイレをはみ出すのはトイレシートのサイズと位置に注意
犬がトイレに失敗してはみ出すとき、考えられる原因の一番はトイレシートが小さすぎることです。
犬はトイレのときに自分の前方向は注意しても、後ろはまではあまり気にしません。
本人は、きちんとトイレシートに収まっているつもりでもお尻の場所がシートの外に…なんてことも。
これを防ぐためには、犬の体よりも大き目のトイレシートを使用して下さい。小さい物しかない場合は、何枚かを組み合わせて使うといいでしょう。
ケージの中にトイレシートを置いている場合、その置き場所で改善できることもあります。いつも同じ場所で排泄していませんか?犬にとって、好みの位置があるならトイレシート自体をその位置に移動させます。
ケージの内側に沿った置き方がいいのか、少し中央に寄せた方がいいのか、犬が「ここでしたい」という場所があるなら簡単ですね。
ケージ内の物との位置関係で排泄しづらくなっていないか、もう一度位置関係も見直してみてください。
犬のトイレは褒めてしつける。はみ出すようならケージで囲おう
できれば、大き目の物を使いたいところですが、今まで使っていたトイレを無駄にしたくないですよね。
そんな時はトイレトレーをケージで囲ってみてはどうでしょう。囲った範囲に体が収まるので、トイレシートから大きく外れて排泄することを防いでくれます。
ケージを設置する場合は、トイレ自体の場所を大きく移動させないよう注意してください。せっかくトイレであることは認識しているのですから、場所を変えると犬が混乱してしまい逆効果になることも。
上手にできたときには、初めのうちはご褒美をあげて褒めてあげます。トイレが完璧になってきたら、おやつは減らしていき、最終的には褒めるだけにします。
失敗したときも叱らずに、上手くいったときに褒めることが大切です。
犬は嫌なことよりも、嬉しいことの方が学習効果は高いのです。
トイレのしつけで安易に叱ってしまうと、人の目に隠れた場所でしてしまうなど最悪の状態にもなりかねません。
犬のトイレの適正な大きさは?はみ出すリスクを最小限に
犬のトイレのサイズの理想は、犬の体の大きさを基準に2倍から3倍。それは、犬がトイレで歩き回るためのスペースが欲しいのです。
つい「犬の体の大きさをカバーしていればいいや」と思いがちですが、それでは少々小さいのです。
排泄のとき、犬には自分がしっくりくる位置やこだわりのポジションがります。トイレで用を足す前に、足元の臭いを嗅ぎながらクルクルと体の向きを変えたりしていませんか?
トイレの大きさは、臭いを嗅いだり位置や姿勢を探りながら動くスペースがあった方がいいのです。そして、せっかく犬が「ここだ」と思っても、狭いトイレではお尻部分がはみ出す…とならない広さが欲しいですね。
ですから、犬のからだの2~3倍の多きさを目安にトイレトレーを購入してください。
犬のトイレに簡単な囲いを作ってはみ出すのを防止する
犬が室内用のトイレトレーやトイレシートからはみ出してオシッコをしてしまう場合、どこまでがトイレなのかわかっていない場合があります。
「ここがトイレの場所だよ」と教えてあげるために、ダンボールなどで低く囲いを作ってみましょう。大掛かりな工作をしなくても、トイレの大きさに合わせたダンボールをテープで止めるだけでも充分です。
体全体、もしくは後ろ足がトイレトレーの範囲にないとトイレができない状態を作って、しばらくトイレトレーニングしてみましょう。
囲いをつけた状態できちんとできるようになったら、外してようすを見て下さい。
犬は個々の性格や癖もありますので、上手くいかないこともあるかもしれません。そのときも焦らずに犬に合った方法を探してあげて下さい。
犬だって、飼い主に迷惑をかけたいなんて思っていないのですから。
犬のトイレ対策に使える意外な○○とは?
犬は一度オシッコをしてトイレシートの汚れた部分を避けようとする傾向があります。その結果、いつもと違く角度や姿勢になってしまってトイレシートからはみ出すなんてことも。
汚れたシートはまめに交換してあげて下さい。
大型犬ではオシッコの量も多いため、位置がずれると周辺を汚してしまうこともありますよね。トイレトレー周辺に防水マットや古いバスタオルを組み合わせるなどして、周囲を汚さないように工夫しましょう。
ちょっと意外な方法としては、猫砂を利用するという方法もあります。この場合は犬用のトイレトレーでは浅過ぎますので、ペット用ではない少し深さのあるプラスチックトレーを代用します。
猫砂は吸収が良く、周囲へのオシッコの飛び散りも抑えられます。猫砂は居住自治体のルールに従って処分してください。
ただし、猫砂自体が散らばるのでトイレの周囲には囲いは必須。猫砂もさまざまな素材のものがあるので、適したものを調べてみてください。
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