ヒキガエルの飼育をしたい!おたまじゃくしから成長させよう!
2018.6.23
ヒキガエルは飼育しやすいカエルです。
カエルらしい容姿のヒキガエルを是非飼育してみませんか?
せっかくなのでおたまじゃくしから、育ててみましょう!
その家庭を夏休みの自由研究に活用するのもいいですね。
エサをぱくつく姿が何とも言えないカエルちゃん。
温度管理に気を付ければ、飼育はそれほど難しくはありません。
目次
ヒキガエルの飼育をしたい!~おたまじゃくし編~
ヒキガエルのおたまじゃくしを水槽で飼ってみましょう!
おたまじゃくしを飼育する数は「5~8匹程度」が育てやすいと思います。
一匹だけの単独飼育だと、活性は上がりませんし、育たなかった時のことを考えると…ということで、水槽に5匹程度のおたまじゃくしを、泳がせましょう。
それに水槽の中の密度が高すぎると、共喰いをする危険性があります。エサは「金魚のエサ」で大丈夫!
また、浄化ポンプや水流は、基本的には必要ありません。
水流を付けてしまうと水の流れでおたまじゃくしが弱ってしまいます。
水槽はガラス製でも、プラスチック製でも構いません。
水槽の底に砂利を敷き、水を入れます。
水道水の場合は汲み置きして二日くらいかけて塩素を抜いてから水槽に入れるようにしてください。
水を換える時には、水槽の中の水を半分捨てて半分足すという感じで交換しましょう。
ご飯や煮干しなどをエサに与える場合には食べ残しによって水がすぐに腐ってしまいます。
腐る前に水槽の水をこまめに交換するように心掛けましょう。
ヒキガエルの飼育について。おたまじゃくしからカエルへ徐々に変化していきます
優雅に泳いでいるおたまじゃくしですが、このころはエラ呼吸をしています。
しばらくしてくると、おたまじゃくしから足が生えてきます。その次に手が生えてきます。
それから、しっぽ(尾)が短くなってきます。
しっぽが短くなってきたらエラ呼吸が終了してくる時期ですので、陸地を作ってあげなくてはなりません。
エラが体から消えて肺ができるので水中だけで生活することができなくなるからです。
せっかくカエルになったのに陸地がないと溺死してしまいます。
ヒキガエルを飼育しよう!足も生えておたまじゃくし卒業です!
水の中で生活していた、おたまじゃくしに後ろ足が生え、前足が出てきてしっぽが短くなってくると、陸地を作ってあげなければなりません。
水槽の半分に砂利を寄せて、陸地を作ってあげましょう。
水は極力減らします。水位は2センチ程度でいいと思います。
陸地で生活するようになると、エサも変えなければなりません。
おたまじゃくしの頃は金魚のエサや、ご飯粒にパン屑、煮干しなどなんでも食べましたが、カエルに成長するとそうはいきません。
カエルは肉食です。
ですから、おたまじゃくしがカエルに成長したら、金魚のエサを与えるわけにはいきません。
基本的には「生きて動くもの」を食べます。
ハエや幼体のコオロギ、アブラムシ、ミミズなどがカエルの好むエサになります。
エサをあげる頻度は、個体によってそれぞれです。
大体3日に1回くらいあげて、様子を見ましょう。
一週間に一度のエサで、十分なカエルもいるでしょうし、二日に一回三匹のコオロギを食べないと、生きていけないカエルもいるでしょう。
ですから、成長具合やフンの状態を見ながら、調整していきましょう。
また、一つの水槽で複数のカエルを飼育する場合には、エサにありつける子とありつけない子が出てきてしまいますので、注意しましょうね。
エサはペットショップで売っています。
どうしても生きた虫を手に入れることが困難だったり、生きた虫が苦手な人はペットショップの店員さんに相談してみましょう。
また、食べ残したコオロギが生き残ったままで水槽に居ると、カエルを攻撃してしまう恐れがあります。
きちんと食べたかどうかしっかりと確認しましょうね。
おたまじゃくしの観察を夏休みの自由研究にしてみよう!
夏休みの自由研究の題材として、おたまじゃくしがカエルに成長する様子を、記録するというのもいいでしょう。
毎日同じ時間に写真を撮ったり、スケッチしたり、エサの様子などを記録していきます。
おたまじゃくしから、カエルに成長するのは約1ヶ月程度と言われています。
ちょうど、夏休みの期間中ですよね。
長期に旅行へ出掛けたりすることがない夏休みなら、是非おたまじゃくしの観察を自由研究の題材にしてみてはいかがですか?
変態を繰返すおたまじゃくしからカエルへの成長は夏休みの自由研究にピッタリな題材です。
ヒキガエルを飼育する時の注意点について
おたまじゃくしや、カエルを飼育する上で注意しなければならない点がいくつかあります。
日光が直接当たる場所に、水槽を置かないように気を付けてくださいね。
足が生え始めたら、水槽の中から脱出してしまう可能性がありますので、絶対に蓋をするようにしてください。
また、カエルを触らないようにしましょう。
日光もそうですが、人間の体温はカエルにとって暑すぎます。
カエルの愛らしい姿を見ていると、ツンツンしてしまいたい衝動にかられます。
でも、それはカエルにとって、とても迷惑で生命の危機に関わる行為です。
ですから、カエルをツンツンしたり、手の平に載せて眺めたりすることは絶対にやめましょう。
- 動物・ペット