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ウール製品を洗濯する時はお湯の温度が大事!上手な洗い方とは

2018.5.27

ウール製品を洗うとき、服が縮んでしまわないか心配になりますよね!

ウール製品が縮んでしまうのは、お湯の温度が関係しています。

お気に入りの服を縮ませないように、洗濯の仕方に気を付けてお洗濯しましょう!

ウール製品を洗濯する時に大切なのはお湯の温度!

ウールは羊の体毛で、水につけると膨らんで毛の表面にあるキューティクルが開きます
この時に揉んでしまうとスケールが絡み合ってフェルトのようになってしまい、生地が縮む原因になります。
冷水→温水、温水→冷水と、水の温度を変えても強い負荷をかけたのと同じ状態になって縮んでしまいます。

このため、ウール製品を洗濯する時はずっと同じ水温で洗うことがポイントです。

また、ウールは高温に弱いものです。

このことから、高い温度のお湯で洗濯してしまうと繊維が変質して縮みやすくなってしまいます。

お湯で洗うことはやめましょう。

温度変化もお湯も良くないのなら水で洗えばいい!と思いますよね、でもこれも良くないのです。

まず、石鹸は20度以下の水には溶けにくい性質があり、洗浄力も弱くなってしまいます。

それだけでなく、皮脂汚れは水温が低いと落ちにくくなってしまうので人の体温に近い30度くらいの水温で洗濯をすることをおすすめします。

ウールのセーターを洗濯する時はお湯の温度を守ろう!

ウールのセーターを洗うとき、いくつかのことに気を付ければ縮むことなく洗うことが出来ます。
ポイントをチェックしてみましょう。

・水洗いが出来るかの表示を確認
・おしゃれ着用洗剤を使う
・汚れのある部分は前処理をする
・優しく押し洗いをする
・水の温度は30度を守る
・干すときはきちんと形を整える

目立つ汚れがあるときは、あらかじめ前処理をしておきます。
おしゃれ着洗剤を直接汚れに付けて洗濯用のブラシの背などで軽くたたいておきましょう。
また、洗う時は優しく押し洗いするようにします。
強く揉んだりこすったりすると、セーターが縮んでしまう可能性があります。
洗う時はセーターを袖たたみして優しく洗ってください。

また、水の水温は30度にしましょう。
それ以上の温度にするとセーターの色落ちや縮んでしまう原因になります。

ウール製品の洗濯を失敗してしまった!お湯の温度は大丈夫?

ウール製品の洗濯物を縮ませてしまった経験がある人にアンケートを取ってみました。
どうして洗濯物が縮んでしまったのでしょう?

・クリーニングに出しに行くのが面倒で、自宅で丁寧に手洗いをしました。結果、縮んでしまいました。(30代前半/自動車関連業/事務系専門職)

・どの洗濯物も基本自分で洗っています。おしゃれ着用洗剤を使っていますが、やっぱり縮んでしまいます。(30代後半/福祉/専門職)

・お湯で手洗いしてしまった(30代前半/公益法人/事務系専門職)

手洗いしていても縮んでしまうことがあるようです。

洗っている時に揉んでしまったり、こすり合わせてしまうと繊維が絡み合て縮む原因になります。
手洗いする時は「揉まない・こすらない・ぬるま湯(30度)で」が鉄則です。

また、洗濯をするときにしっかりと洗濯表示を確認することも大切です。
洗濯表示にはその製品の洗濯の仕方の情報が書かれています。
洗濯をする前にチェックして、縮んでしまわないように気を付けて洗濯をしましょう。

ウールの洋服を洗濯しても縮まない・型崩れしない干し方

ウール製品の洋服を洗濯した時に縮んでしまったら悲しいですよね。
お気に入りの洋服ならなおさらそうだと思います。
そこで、ウールの洋服を洗濯しても縮ませない上手な干し方をご紹介します。

 

必ず陰干しにする

脱水が終わったら縦・横二つに軽くたたみ、洗濯物を叩いてしわ伸ばしをします。
終わったら洗濯物を広げてもう一度軽く叩いて形を整えてから陰干しします。

太陽の光に当たってしまうと、色褪せたり黄ばんだりしてしまう可能性があるので、必ず陰干しにしましょう!

また、型崩れを防止するには平干しが最適!特にざっくり編みのゲージニットなどは必ず平干ししてください。

ご家庭に平干し台が無い場合はピンチハンガーの上に広げて干したり、ハンガーにタオルを巻きつけるなどして釣り干しにしましょう。

アイロンがけにもコツがあります!

アイロンをかける時は「スチーム」を使います。スチームの浮かせがけをすると、ふっくらとした仕上がりになります。
強く押し付けてしまうのは禁物!
たくさんのスチームでアイロンを浮かせてかけるようにしましょう。

上手にセーターを洗う方法は?洗い方のポイント

家庭で上手くセーターを洗うことが出来れば便利ですよね!
そこで、上手にセーターを洗うポイントをご紹介します。

■袖口や襟の部分を内側に織り込んでおく
洗濯機で洗う時に気を付けたいことに、「伸び」があります。セーターを洗った時に伸びてしまわないように、伸びやすい袖口や襟を内側に落ち込んでおきましょう。そうすることで型崩れを防ぐことが出来ます。輪ゴムで止めると更に効果的です。

■アクリスセーターを洗うには
アクリルセーターを家庭で洗濯する時は「毛玉」に気を付けて洗濯しましょう。毛玉が出来ないようにするには、セーターを裏返すと効果的!そうすると気玉が出来にくくなります。

■ふっくら仕上げるにはどうしたらいい?
せーたをふっくらと仕上げたいという人は2回目のすすぎの時にオリーブオイルを2~3滴たらすと良いです。このほかにも、リンスを少し入れてつけておくと、ふっくらとした仕上がりになります。

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