新しいメモのカタチ

新しいメモのカタチ│サーチノート

アパレル接客でファーストアプローチをする際のポイント

2018.6.23

アパレル接客でファーストアプローチをする際は、何と声をかけたら良いのか迷いますよね。

ありきたりなことばかり言っていると、お客様に不快な思いをさせてしまう可能性があるのです・・・。

ここでは、アパレル接客でファーストアプローチをする際のポイントをご紹介します。

アパレルの接客で当たり前のアプローチに、お客様はげんなり!?

接客業ではファーストアプローチをどのようにするか、悩むことがありますよね。お客様への最初のお声がけです。

アパレルの場合なんかは、ファーストアプローチとして「いらっしゃいませ、どうぞご覧ください」「どうぞお手に取ってご覧ください」「ご試着も出来ますので」なんてよく言いますよね。

あなたもこんなお声がけをしているのでは?もししているのであれば・・・今すぐやめた方が良いでしょう。何故かというと、お客様は言われなくてもそんなことわかっているからです。

「どうぞご覧ください」と言われても、もう見てますという感じです。見たいから店に入ってきたのです。

「お手に取ってご覧ください」と言われても、気になる商品は勝手に手に取って見ます。「店内の商品を触らないでください」と書いているのであれば、言ってあげると親切かとは思いますが。

「ご試着も出来ますので」も同じです。試着したかったら自分から言います。

よく使われているファーストアプローチではありますが、こんな風に当たり前のことを言われるとお客様はげんなりしてしまうのです。

アパレル接客のファーストアプローチで大切なのは、タイミング!

ファーストアプローチをする際は、何を言うかということよりもタイミングが大切なのです。

サイズ違いを探している様子であれば「ご希望のサイズお出ししますよ」
似たような商品を見ているのであれば「こんなものもありますよ~」
試着したい様子であれば「ご試着でしたらこちらでどうぞ」

など、なんともないアプローチに思えますが、タイミングが合えば結構自然に接客に入ることが出来ます。
こういったことを、お客様を観察せずにやるとお客様は引いてしまうんです。

アプローチがありきたり!と思うかもしれませんが、お客様の中には「サイズ違いあるのかな?」「試着出来るかな?」ということを聞けない人もいるんです。その為、どんなアプローチの言葉であったとしても、タイミングというのが本当に重要になります。

そのベストタイミングを見極めるためには、お客様をとにかく観察することです。一人一人違うので、しっかりと観察してその人にとって一番良いタイミングで声をかけてあげてください。

アパレル接客でアプローチする際は、第一印象が大切

人の第一印象は、たった6秒で決まると言われています。しかも、第一印象を覆すことはなかなか難しいこととされているのです。第一印象がとても重要だということがわかりますよね。接客においては特に、清潔感や笑顔があなたの第一印象を左右すると言っても過言ではありません。

●清潔感
髪・・・長い場合はまとめてあるか
顔・・・歯は磨いているか、派手な化粧になっていないか
服装・・・服が汚れていないか、ボタンが取れていないか、ストッキングは伝線していないか
手・・・爪が伸びすぎていないか
靴・・・磨いてあるか
その他・・・香水をつけ過ぎていないか

働いている職種や店舗によっても決まりは様々です。しかし、どんなにオシャレをしていても清潔感が無くては元も子もありませんのでご注意ください。

●笑顔
口元・・・「ウイスキー」と声に出してみて、「イ」の時の口の形をキープ
目・・・目元だけ鏡に映してみてください。そして、笑顔になった時とそうでない時の違いを確認して、笑顔の時の目を習慣づけるようにしてください
声・・・いつも温かい声を出しましょう

身だしなみと共に、接客において笑顔はとても重要なポイントです。「いらっしゃいませ」と声をかけた時にも、笑顔があるか無いかで印象はガラッと変わります。

アパレルの接客でアプローチをする際は、お客様の立場に立って!

お店に入るや否や店員さんの視線を感じて、ゆっくり商品を見ることが出来ない・・・なんていう経験をしたことがある方も多いことでしょう。

店員さんに声をかけられるのが苦手な人も多く、中には嫌がる人もいます。そのため、自分がその店員になってしまわないように気をつけましょう。

ではなぜそのようなことが起こってしまうのか?それは、店員がお客様の立場になった考え方をしていないからです。

店員というのは、服を売るのが仕事であることはわかっています。けれどもお客様は、服を売られにきているわけではないのです。あくまでも、自分が求めている服を探しにきています。

当然のことのように思えますが、店員という立場になるとこんな基本的なことすら忘れてしまうことがあります。まずは、お客様が何を求めているのかを把握できるように意識してください。

だからと言って、直接お客様に聞くのはNGですよ。お客様がどんな系統の服を見ているのか、どんな服を着ているのかなどをチェックし、そこから想像力を働かせてお客様の求めていることに応えられるようになりましょう。

アパレル接客では、アプローチした後のお客様の反応も要確認!

ファーストアプローチで声をかけた後は、その後のお客様の反応もしっかりとチェックしてくださいね。反応が薄い場合や、逆に質問をしてきた場合など、その反応次第で次のコミュニケーションというステップに繋げられるかどうかが決まってきます。

そして、そのコミュニケーションをとる際にもいくつかのポイントがあります。何よりも大事なことは、お客様の立場に立って考えるということです。会話をしていく中で、お客様が何を求めているのかを引き出し、興味のポイントを理解したうえで会話に繋げていくことが重要です。

興味のポイントというのは、CPSMD(色、価格、サイズ、素材、デザイン)と呼ばれる商品の属性や、コーディネート、流行などがあげられます。

お客様はセール品を見ているのに、売上を上げたいからといってプロパー商品ばかりをおすすめしてはいけません。明らかに似合っていないのに、お客様が気に入っている様子では無いのに、ゴリ押しして商品を売るのもお客様の立場に立っているとは言えないです。

また、モチベーションが上がっていない時や、逆に買って欲しいという強い気持ちがある時など、それが相手に伝わってしまうことがあります。言葉には出さなくとも、接客態度によってはお客様が気づくこともあることを忘れないでください。

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