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蚊を駆除するにはオルトランが効果的?その効果と使用方法

2018.5.26

夏になると悩まされるのが「蚊」などの害虫ですよね。

蚊などの害虫駆除には「オルトラン」という薬剤が効果あるようです。オルトランとはどういった薬剤なのでしょうか?その効果とは?

詳しく調べてみました。

蚊の駆除にオルトラン水和剤が効果的?

蚊の駆除に「オルトラン水和剤」というのがあります。あまり聞きなれない薬剤ですが、実は農家の方にとっては馴染みのある一般的な薬剤なんです。このオルトラン水和剤を農薬散布機で散布すると、2週間くらいで蚊が全くいなくなるそうです。これは効き目がありそうですよね。

でもそこまで効き目があると、人体には影響がないのか不安に感じませんか?散布すると蚊が全くいなくなるとありますが、実はこれ、完全ではないんです。それはどういうことなのか?

蚊の移動距離は2~3㎞と言われており、たとえ今いる蚊を全滅させたとしても、また別のところから移動して蚊が出没するのです。蚊を根本的に絶やすのは難しいですが、そうはいっても家の中に入ってきた蚊をやっつけたいですよね。

蚊を退治する際に最も効果的なのが、市販されているスプレー式の殺虫剤です。店頭には様々な種類の殺虫剤がありますが、どのメーカーも日々研究を重ねており、殺虫剤の性能は高まっていますのでぜひ試してください。

オルトランの特徴は?散布する際の注意点は?

オルトランにはどんな特徴があるのでしょうか。オルトランは浸透型の殺虫剤となっています。薬剤は根や葉からいったん作物の中へと浸透し、それを害虫が食べることで効果を発揮します。アオムシやアブラムシなどに効くそうです。また、それらの害虫に薬剤を直接振りかければ、口や皮膚から体内にすぐに浸透し即時の効果も期待できるでしょう。

店頭には、粒状剤・水和剤・液状剤などの種類があります。それぞれ特徴がありますが、水和剤や亜液状剤は広く散布でき、葉や根からも浸透しますので即効性があります。一方粒状剤は根本に置くことで植物の隅々まで行き渡り、葉っぱの裏側はもちろん、土の中の害虫まで退治することができます。

水和剤や液状剤は直ぐに洗い流されてしまいますが、即効性があるので、害虫を見つけたらすぐに散布するといいでしょう。オルトランに含まれている殺虫成分は、高温になると有毒ガスが発生してしまう危険性があります。真夏には使わず、3~4月頃のタイミングで使うといいでしょう。

オルトランで蚊を駆除するには?幼虫と成虫によって使い分ける?

オルトランが蚊に効果があるといって、ただ散布するだけでは効果が薄れてしまいます。蚊は幼虫と成虫とで生活環境が異なるって知っていましたか?なので駆除をする際は、それぞれの対策が必要となってくるのです。

★蚊の幼虫、ボウフラの駆除

ボウフラを発生させないために大切なことは、水場をなくすことです。植木鉢や空き缶などのちょっとした水溜まりでもボウフラは発生します。水が溜まるようなものはすぐに撤去し、発生源となるものを除去することが重要です。アカイエカは下水道やどぶ川を好みます。できるだけ清掃して川の流れを良くし、雑草なども除去しておくだけでも発生しにくくなります。

原因が特定できても除去が難しい場所の場合は、薬剤を散布して除去しましょう。安全性の高い幼虫駆除剤がおすすめです。成虫の駆除よりも、幼虫の駆除が最も大切だということを覚えておきましょう。

★蚊の成虫駆除

蚊の成虫の侵入を阻止するには、網戸やか蚊帳など物理的に防ぐ方法があります。物を使って防いでも侵入するのが蚊ですよね。その場合は薬剤を使って駆除するしかありません。市販されている蚊取り線香や蚊用エアゾールを使うのが一般的ですが、オフィスなどの広範囲に使う場合は、業務用の蚊駆除器が有効です。

蚊は植物や壁によく止まっていますよね。その習性を利用し、蚊がよく止まる壁や天井などに薬剤を散布するといいでしょう。蚊の幼虫と成虫の生活環境をよく考えて駆除することが大切です。

蚊は汗・二酸化炭素・皮脂に寄って来る

蚊の好き嫌いについて調べてみると、蚊が好きなタイプが見えてきました。蚊は高い体温や汗に含まれる乳酸、水分、二酸化炭素や皮脂に目がけて寄っていく性質があります。つまり、汗をかいた体温が高い人が大好きなのです。

夏のバーベキュー時に外でビールを飲んで、蚊にたくさん刺された経験ありませんか?これは吐く息に二酸化炭素が増え、体温が高まるからです。ビールを飲まないでお皿にビールを入れて置くと、そこへ蚊も引き寄せられるのでは?と思いますよね。

実際に実験してもらうとわかりますが、ハエは寄ってきても、蚊はあまり興味を示しません。蚊が騙されることはなく、意外と賢いのです。汗が流れている最中は、滑りやすいから着地を避けるほど蚊は賢いのです。

蚊の駆除に効果抜群なのが、やはり市販の虫よけ剤です。使用することですぐに蚊も離れていくでしょうあまり使うと健康上良くないのかと心配になりますが、子供への使用回数を制限する商品もあるので、使用する場合は十分注意しましょう。

蚊に刺されないように駆除するにはアロマオイルが最適!

蚊が好きなのは、体温が高い汗をかいた人です。では反対に、蚊が嫌いな香りはあるのでしょうか?蚊の苦手な香りは、柑橘系やハーブ系の香りなんです。

具体的には、ミント・レモン・ペパーミント・ラベンダー・シトロネラ・ゼラニウムなどの香りです。私たちにとっては癒される香りですが、蚊にとっては苦手な香りになるんですね。これらの香りは蚊よけに効果があるので、お部屋でアロマオイルを炊いたり、衣類などにスプレーするだけでも効果があります。

またミントが嫌いな蚊なので、市販の「ハッカ油」」で蚊よけスプレーを作るのもおすすめです。作り方は簡単!まず用意するものは4つ

● ハッカ油 20~40滴
● 水または精製水 90ml
● 無水エタノール 10ml
● スプレー容器

たったこれだけです。作り方ですが、まず無水エタノールとハッカ油をよく混ぜ、スプレー容器に移し水を加えてよく振るだけです。簡単ですよね!ハッカ油と水は混ざりにくいので、水は必ず後で加えるようにしましょう。

ハッカ油の蚊よけスプレーの使用期限は、1週間~10日程です。長く使うとハッカの匂いも薄まり、効果がなくなります。また、肌が弱い人は肌荒れやかぶれの原因にもなるので注意しましょう。

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