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ライオンは子供を崖から落とすって本当?実際の意味や言葉の真実

2018.5.22

「ライオンは子供を崖から落とす」という話を聞いたことはありますよね!

この言葉から察すると、ライオンは子供を助けないということになります。

これは本当のことなのでしょうか?そして人間の子育てにも通じることなのでしょうか?調べてみました!

ライオンが子供を崖から落とすのは事実じゃなかった!

「獅子は自分の子を崖から谷底へ落とし這い上がってきた子供だけを育てる」こういった話を聞いたことはありませんか?

この話を聞いたことがある人は獅子がそうやって子供を育てていると思っているかもしれませんが、この話は真実ではないのです。獅子は伝説の生き物で存在していませんし、モデルとなったライオンもこんな風に子育てをしていません。ではなぜこんなこと言われるようになったのでしょうか。

■自分の子を崖から谷底へ突き落す

これは可愛い子供にはあえて試練を与えるという発想から来ています。目標を達成する喜びや生きていることに感謝するということを教えるという意味があります。

■這い上がる

食べ物のない谷底に落とされた子供は生きることに一生懸命になります。崖を登らなければ餌もなく生きることが出来ません。成功をするためには諦めずに試練を乗り越えることだということを教えているのです。諦めずにやり遂げる心が大切です。子供を育てるということは、生きることの喜びや目標を達成できた喜びを一緒に共感するということ。同じつらい体験をしている者同士が共存しあって生きて行くということです。

ライオンは子供を崖から救い出そうとします

ライオンの親は子供を崖から突き落として這い上がってきた子供だけを助けるということわざがありますが、実際のライオンはどんな子育てをしているのでしょうか。

実際のライオンの母親は、自分の子供が襲われて崖から落ちそうになったときに子供を助けることがあります。母親の皆さんなら「その気持ちわかる!」と母親ライオンに共感をすると思います。でも、「ことわざと違う!」と思う人もいるかもしれません。このことわざはあくまでも言い伝えで、実際のライオンの子育てにはそぐわないこともあります。

人間の子育ても、それぞれの家庭で育て方が違いますよね!ライオンの子育てもことわざやイメージと違うようです。「ライオンはスパルタ教育」と思っている方もいたと思いますが、実はそうでもないようです。

ライオンは子供を崖から落とすいうことわざが指していることは?

「ライオンは自分の子供を崖から落とす」この言葉は人間の子育てにも当てはまります。でも、実際に崖から突き落として這い上がってきた子供だけを育てるというのではありませんよ!親は子供がかわいい、心配だからと手や口を出してしまうことが多いです。でもそれは子供のためになりません。そして親のためにもならないのです。

「心配だけど見守っていよう」「自分も辛いけど子供にやり遂げさせよう」そんな風に考えて、「子供を見守る・子供に自分で考え、行動させる」こんな子育てをしてみましょう。

子供のために修行をさせるという意味のことわざですが、自分の修行のために子供を崖から突き落とすというようにとらえ方を変えてみましょう。子供は親の所有物ではありません。親が助けてあげなければ何も出来ないということもありません。

そして子供は私たち親を成長させてくれる素晴らしい存在です。このことわざの意味を考え、親も成長していきましょう!

受験生の親は子供を崖から突き落す勇気を持っている?

受験生のお子さんをお持ちの親御さんは毎日心配してお子さんを見守っていることでしょう。もし、目指している高校や大学が今の学力では厳しい場合、ランクを下げて違う学校を受験させるという手段もありますよね。でも子供はその学校に行きたくない、第一志望の学校に合格したい、そう思っているかもしれません。

第一志望を受験したところで、合格できる保証もなく、将来が心配だからという理由で口出ししてしまうこともあるかもしれませんが、そうすると子供に「諦め」を教えてしまうことになりかねません。子供が目標のために努力をしているのなら、親御さんは見守るようにしましょう。

合格する見込みがなくても、そこに至るまでの努力の過程が子供を成長させ、自信を持つことに繋がる場合もあります。「親は子供にどれだけの困難を経験させてあげられるか」そんな風に考えて、壁を乗り越える力をつけさせてあげてください。受験生の皆さん、頑張ってください!

ライオンが子供を崖から突き落とすということわざの本当の意味

ライオンが生息しているサバンナには崖はありません。このことわざが表していることの本当の意味は「厳しく子育てをする」ということだと思います。それを「崖から突き落とす」と表現しているのでしょう。ライオンの群れには複数の雄はいません。ある程度まで成長した雄ライオンは群れから追い出されます。

それまでは普通だった自分の家族に邪魔者扱いされて困り、餌をとることさえ一苦労…そんな風になってしまいます。ですが、その困難を乗り越えてたくましく生き続けた若い雄のライオンだけが、ほかの群れの雄ライオンと戦い、勝利してその群れを奪い取ることが出来ます。

餌を採ることが出来なくて群れに戻ってきても、母親からは完全に無視されてしまいます。なぜならそんな雄はいらないから。ライオンたちの世界では強い雄が勝利し、強い子孫を残していきます。

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