デニムの上手な洗濯方法～汚れや匂いもスッキリ！

2018.6.8

デニムの洗濯は、皆さんどうしていますか？

毎回洗う人もいるでしょうし、匂いが気になり出したら洗うという人もいます。

「デニムはあまり洗わない方がいい」という話も耳にしたことがありますよね。

本当のところはどうなのでしょうか？

お気に入りのデニムを長く履くために、正しい洗濯方法を学びましょう！

デニムの匂いの原因は？洗濯の時間がない時の対処法

臭いの原因は、スバリ菌の繁殖です。
菌が繁殖するほど、臭いは強くなってしまいます。

雑菌が繁殖する条件は、菌の栄養になるものが豊富ということです。
菌にとっては汗や皮脂、皮膚の古い角質や分泌物などは格好のエサになります。
そして、高温多湿も菌が増える大きな要因です。

例えば、靴下がいい例です。
足は汗をかきやすく、靴を履いて蒸れやすい状況では菌も発生しやすく匂いも出ますよね。

デニムも、皮膚に直接触れる面が多く、汗をたっぷりと吸い取っています。
汗を多く吸い取り、多湿になっている部分ほど匂いが付きやすくなります。
股の部分や膝の裏側も汗を多くかきやすい部分です。

デニムをあまり洗いたくないという人や洗う時間がないという方は、デニムを干すというだけでも違いはあります。
雑菌は高温多湿を好むので、干して乾燥させてあげると匂いも少し軽減されます。

デニムの洗濯は色落ちが心配ですよね。

おすすの洗濯方法として、重曹を使って洗うと良いものもあります。
重曹がデニムの皮脂汚れをしっかりと落とし、気になる臭いも取ってくれます。
色落ちもしにくいので、これ以上色落ちさせたくないという場合や、洗濯洗剤で不自然な色落ちを防止したいという方には試してもらい方法です。

なかなか取れない臭いに悩んでいる方にはお酢もおすすめです。
使い方は、洗濯機の2回目のすすぎの際に大さじ1～2杯のお酢を洗濯機に入れるだけです。
この時に使うお酢は、調味酢ではなくて食酢を使って下さい。
お酢には色をとどめておく作用もあるので、デニムも色落ちさせずに匂いをとります。

デニムを洗濯してもどうしても匂いが残る、洗濯直後は匂わないが乾くと臭いが戻るという場合があります。
それは、雑菌の仕業です。
繁殖してしまった雑菌を取り除かなければ匂いも取れません。

それには熱湯を使います。
バケツなどにたっぷりの熱湯を注ぎ、デニムを浸し5分以上置いておきます。
この熱湯によって殺菌されます。

ただこの方法は上の二つの方法に比べると、若干の色落ちはしてしまいます。
ですのであまり頻繁に行うのはおすすめできませんが、臭いがどうしても落ちない、という場合には最終手段として試してみましょう。

デニムの臭い対策のために、洗濯機に入れる前に一手間加えるのも効果的です。

昔からある一般的な浴用石鹸をデニムにこすりつけ洗います。
軽くすすいだ後に洗濯機に入れ、通常通りの洗濯コースで洗います。
浴用石鹸は、体の汗や汚れを落としてくれ、菌も洗い落としてくれます。

干す際は、乾きの早い外干しがおススメです。
洗濯物が濡れた状態が長く続くほど、雑菌が繁殖しやすく生乾き臭の原因になります。
なるべく短時間で乾かすことを意識しましょう。

ただ外干しでデニムのごわつきが気になるという方は少しの柔軟剤をプラスして下さい。
ドラム式洗濯機をお使いの方は、水量が少ないお任せコースのままだとデニムの洗濯には不向きです。
水量やすすぎ回数を多めにして設定すると良いでしょう。

すすぎの回数が1回でOKという洗濯洗剤も販売されていますが、匂いが気になる場合は、あえてすすぎ回数を2回にしてみるのもおすすめです。

すすぎが十分だと部屋干しでも匂いが発生しにくくなります。

デニムを洗う頻度ですが、皆さんどのようにしているのでしょうか。

ジーンズメーカーの方に聞いてみたところ、「ジーンズは履くたびに洗ってもまったく問題ありません。自分が洗いたいと思った時に洗えば大丈夫」ということでした。
洗う頻度によっても色や風合いが変わり、それがデニムの個性ににもなります。

デニムの洗濯には気を付けなければいけないポイントがあります。

◇デニムは他の服と一緒に洗わない

デニムは色落ちしやすい素材などで、他の衣料とは分けて洗いましょう。
特に白いものと一緒に洗ってしまうと、色写りも目立つので注意して下さい。

◇乾燥機を使わない

乾燥機を使うと、デニムが縮む可能性があります。
縮んで履き心地が大きく変わったり、丈が短くなってしまうとシルエットも台無しになってしまいます。

◇脱水後はすぐに干す

洗濯槽の中や濡れた状態でデニムを放置していおくと、染料が落ちやすくなります。
また、脱水後に濡れたデニムに溶け残った洗剤が付き、部分的に脱色されてしまうこともあります。
脱水が終わった後は、すみやかに干しましょう。

デニムの買った時の色合いを保ちたいと言う場合には、洗濯にはお湯よりも水を使うのがおすすめです。
生地のダメージを防ぐのに、洗濯機のコースを「短時間コース」のような短い時間のものを選ぶと言うのも効果があります。
そして、生地表面が洗濯槽と擦れて傷まないように、裏返して洗うことも忘れずに行って下さい。

洗濯洗剤を選ぶ時にも、「蛍光増白剤」という成分が入っていると、この作用によって色落ちしてしまうことがあります。
洗剤の成分や注意書きなども見て洗剤を選びましょう。