布団を干すのは曇り空でも湿度が低ければOK!布団干しの注意点
2018.8.9
布団を干したいけど天気と休みがうまく重ならない。干そうと思ったけど曇りばかり。どうしたらいい?
実は布団を干すのは曇りでも大丈夫なのです。湿度さえ低ければ、曇っていても紫外線による殺菌効果は期待できます。
布団干しのタイミングや素材によって注意することなど、布団干しのポイントをまとめました。
目次
曇り空でも布団は干すことができる!ポイントは紫外線!
良く晴れて温かい日は、布団を干す絶好のタイミング。とはいえ、なかなか休みの日に天気に恵まれないのも事実。
強い日差しで干されたフカフカの布団は、眠るのが楽しみになってしまいますよね。
でも、なかなか天気が良くならない梅雨や、気温が低い冬には布団干しを諦めてしまいがち。
ですが、どうしても干したいのであれば、強い日差しや暖かい日に限らず布団を干すことは可能です。
布団を干すというと「太陽の日差しに当てる」ということばかり考えがちですが、重要なのは太陽の発する「紫外線」を当てること。
紫外線は、多少曇っていても目には見えませんが、確かに太陽から差し込んでいます。
どの程度の紫外線量があるかを見た目で判断はできませんが、湿度が低い日であれば曇り空であっても布団を干すことはできるのです。
布団を干すならやっぱり曇りよりも気持ちよく晴れた日がいい!
布団を天日干しする場合の基本は、午前10時から午後3時の時間帯がベスト。
もちろん、太陽が降り注ぐ晴れの日が一番です。
ただし、羽毛布団や羊毛布団などの場合は、カバーを掛けた応対で裏・表1時間ずつ。計2時間程度で取り込みましょう。
取り込んだ布団が、太陽の日差しでホカホカと暖かい場合は、風通しの良い場所に広げて温度が下がるのを待ってから仕舞います。
綿わたの布団は、汗や水分を吸収しやすいため、できるだけこまめに干すことをおすすめします。
また、布団を干すときに布団叩きを使って、強い力でバンバンと叩く姿を見かけますが、それはNG!
綿の繊維がちぎれてしまい、ほこりが立ちやすくなります。
表面についたゴミを払う程度の力で充分です。
布団乾燥機を使う場合には、羽毛・羊毛製品では1時間以内。綿わた製品でも2時間程度を目安に、あまり長時間かけ続けることは避けましょう。
曇りの日に布団を干すなら湿度がポイント。掃除機でダニ退治も
◆布団を干すメリット
布団は干すことで布団が含んだ湿気を乾燥させ、熱と紫外線による殺菌効果が期待できます。
木綿わたの布団は、ふっくらした手触りになります。動物性の素材を使った布団では木綿わたよりおもふっくら感を感じられないでしょう。
乾燥を嫌うダニは、干すことでつきにくい状態になります。ダニの駆除までは至らないので、干してから掃除機などで吸い取ると良いでしょう。
◆布団を干すデメリット
太陽の紫外線を当てることで、布団の生地を傷め色褪せしたりすることがあります。
干し方によっては中綿を痛めたり、外に持ち出すときに引っかけて生地を破いたリしないように気をつけましょう。
◆布団干しのポイント
午前10時から午後3時を目安に、湿度の低い日に干しましょう。
日差しのある日がベストですが、多少雲が合っても湿度が低い日であれば乾燥させることはできます。
布団を干すときは素材に合わせた干し時間を把握しておこう
布団がフカフカの気持ちよい状態を保つには、干し方にコツがあるのです。
【素材に合わせた干し方】
・羽毛布団…月に1~2回。片面1時間程度
・羊毛布団…月に3~4回。片面2時間程度
晴れた日の午前10時から午後3時が最高の時間帯で、早朝や雨上がりは湿度が高いので避けましょう。
そして長時間干せばいいというものではありません。
直射日光は布団を乾燥させてくれると同時に、布団の生地が日焼けして色褪せたり、痛めたりします。
カバーやシーツは付けたまま干すと良いでしょう。
干した布団のゴミやホコリを落とすのに、布団を叩くときはゴミを払い落とすイメージであまり力は要りません。
ストレスを解消しようとばかりに、思い切り叩くとアレルギーの原因のダニが周囲に飛び散ることも。
羽毛布団は羽毛を痛めますし、木綿わたは繊維がちぎれてしまいます。
くれぐれも叩きすぎにはご注意を。
布団を干すコツのまとめ。曇りでもポイントを押さえて干す
【時間帯】
午前10時から午後3時がベスト
布団は湿気を吸いやすいため、夕方を過ぎて干しっぱなしだと逆に湿気を吸ってしまいます。
冬場なら午後1時くらいを目安に取り込む方がいいでしょう。
【気象条件】
晴れの日がベストだが、曇っていても干すことはできる。
ただし、雨の後など湿度が高い日は避けよう。
【干すときのポイント】
布団は途中でひっくり返して、きちんと両面を太陽に当てましょう。
湿気は布団の裏面にまで浸透します。表面よりも裏面を干す時間を長めにしましょう。
直射日光が布団の生地を傷めることがあるので、カバーやシーツは付けたまま干すことをおすすめします。
ついつい面倒になったり、忙しくて布団干し日和なのにできない!と思うことも多いですよね。
曇りの日でも干すことはできますし、普段は布団乾燥機も利用するなどしてときどき布団を乾燥させましょう。
ダニやカビの温床になってしまっては、疲れを取るはずの睡眠で逆に健康を害してしまいます。
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