会社の異動の挨拶でお菓子を渡す時に注意するポイント！

会社の異動の挨拶でお菓子を渡す場合に気を付けることは？

転勤や異動が決まった場合、お世話になった職場の人にお礼の意味を込めてお菓子を渡す人も多いことでしょう。お菓子は一人だけに渡すものではありません。職場の人数が多くても全員に渡すものです。みんなに食べてもらえるものを選びましょう。

実はお菓子の選び方にもマナーがあるといいます。お菓子は洋菓子と和菓子、１箱ずつ用意しておいた方がいいようです。それは幅広い世代に対応するためです。

４０代以降の社員が多い場合は和菓子だけ、３０代以下の社員が多ければ洋菓子だけを渡しても問題ありませんが、用意したお菓子が足りなくなってしまう場合もあります。足りなくなるよりは、多すぎる方が良いでしょう。人数よりも多めに入っているものを選ぶようにしましょう。

日ごろ周りの人がどんなお菓子を好んで食べているのか、余裕があればチェックしておいてもいいかもしれません。お礼と挨拶の意味を込めて贈るお菓子。職場の人全員に喜んでもらえるようなお菓子を選びましょう。

会社の異動の挨拶で渡すお菓子は個包装タイプのものにしよう！

異動になったことで渡すお菓子は、個包装タイプのものを選ぶといいでしょう。その方が大人数の職場であっても、分けやすいからです。おすすめのお菓子をいくつかご紹介します。

・フィナンシェ
個包装されているので、分けやすいお菓子の代表です。食感もいいので、年代を問わず好まれるでしょう。比較的賞味期限も長いので、日持ちもします。人気店のものを用意すると、喜んでもらえるでしょう。

・パイやサブレ
バターの風味が良いパイ生地のお菓子やサブレも人気があります。こちらも若い人から年配の人まで喜ばれるからです。個包装されているものも多いですし、フィナンシェ同様、日持ちもします。

・おかき類
和菓子にするなら、おかき類がおすすめです。こちらも個包装タイプのものがあるので、配りやすいでしょう。デパ地下に行けば、いろいろなお菓子が売っています。有名お菓子店のものも販売されているので、みんなに喜ばれるようなお菓子を選びましょう。

会社を退職・異動する場合、お菓子を渡すのは義務？

異動の時や退職時って、お菓子を渡すのは義務なのでしょうか？

実際多くの会社では「義務」というよりは「慣例」として行っていることの方が多いようです。会社の中でこれまでお菓子を渡している人が多いようであれば、それにならうようにした方がいいでしょう。

長年勤めてきた人であれば、お世話になった日や同僚、後輩など仲間も多いでしょう。最後にお菓子を渡して挨拶すれば、感謝やお礼の気持ちが伝わり、良い印象で職場を後にすることができます。

２０名くらいの会社や大きな会社でも人数が少ない支店に勤めている場合は、社内全員の人に渡すようにした方がいいでしょう。でも、時と場合によっては、必ずしもお菓子を渡す必要はありません。

働いた期間が半年以内の派遣社員や、業務上関わる人が数人しかいなく、他の人にお菓子を渡しても不自然になりそうな場合などは、周りの状況をみて考えましょう。職場の人に相談するのも一つの方法です。

退職や異動の時にお菓子を渡す習慣がない会社だったら・・・

会社の中には、退職や異動の時にお菓子を渡す習慣のないところもあります。もし自分がお菓子を配ってしまったら、それが習慣になってしまうのではないかと心配する人もいるようです。

そんな場合はあくまでお世話になったお礼として渡したい、ということで気軽に受け取ってもらえるお菓子を選ぶようにしましょう。それなら会社の人たちも気を使わないで済むでしょう。

では異動で新しい職場へ行った時、お菓子は持参した方がいいのでしょうか？

これも悩んでしまうところですが、持っていった方が今後のためにも良いでしょう。「挨拶」としてお菓子を渡すことによって、その後の仕事もやりやすくなるからです。新しい人間関係にもなじみやすいのではないでしょうか？渡すお菓子は、もらう人にとっても、あまり負担にならないようなものを選ぶようにしましょう。地方に異動の場合は、今まで勤務していたところのご当地お菓子でも良いでしょう。

退職する時に渡すお菓子は手渡しがベター？渡す時期は？

退職する時にお礼のお菓子を渡す場合、時期はいつがいいのでしょうか？

一番良いのは、退職する前の最終出社日です。退職日が３月３１日付で、当日まで仕事をするなら３１日に渡すようにしましょう。退職日は３月３１日付だけど、２５日以降は有給休暇を消化する場合は２４日に渡します。退職日は３月３１日付で、途中に有給休暇を消化し３１日に最終出社する場合は３１日に渡しましょう。でも３１日は挨拶しかしないで退社するのであれば、仕事の最終日に一人ひとりに渡す方がいいでしょう。

お菓子を渡すタイミングですが、最終出社日の夕方に、一人ひとりにお礼を言って手渡しするのが一番良いでしょう。しかし会社によっても違いがあります。

今までの人たちはどうだったのか、周りの人に確認しておくのも良いでしょう。就業時間が終わってからの方が良い、又は昼休みの方が良いという場合もあります。もし出張中なので不在の人には「お世話になりました。●●●（名前）」といったように一言手紙を添えておくのがマナーです。