子供に貯金をするならどんな方法がおすすめ?定期貯金や定額貯金
2018.8.17
子供の教育資金を貯金しようと思っているけれど、どんな方法が自分の家に合っているのかわからない!?
こんな場合はどうしたらいいのでしょうか?
定期貯金や定額貯金の違い、学資保険とはどんなもの?気になる子供のための貯金方法について紹介します。
目次
子供のために貯金をするなら、定期?それとも定額?
定期貯金は、一般銀行における定期預金となります。千円以上千円単位で預金することができ、満期は1カ月、3カ月、6カ月、1年、2年、3年、4年または5年として設定を行なえます。満期前に解約する場合には、中途解約利率となります。
金利は満期ごとに決まっていて、満期までの期間が長くなるほど適用される金利が高いとされています。
定額貯金は、ゆうちょ銀行の貯金商品となり預け入れ後6ヵ月を過ぎればいつでも払い戻しができます。最長満期は10年間となり、すぐに引き出すことが出来ますが満期から半年を過ぎると窓口で手続きする必要があります。
適用される金利は3年目まで、半年が経過するごとに上昇しそれ以後は同様の金利となります。
同じ期間の貯金なら定期のほうが金利が高くなり、長い期間貯金をするのであれば定額のほうがおすすめとなります。
定額と定期二つとも共通する部分として、3年間経たなければ低金利となります。定額貯金と定期貯金のどちらのほうが、貯金しやすいかを考えて選びうまく見極めて利用できれば、貯金を増やすことができるでしょう。
子供のための学資保険 定期預金と比べてみると?
銀行などの定期預金と学資保険に加入するのはどちらのほうが運用率が高いのでしょうか?
貯蓄性の高い学資保険は、定期預金よりも利率が圧倒的に高いのですがこのようなことも考慮して加入する必要があります。
給付金を受け取れるのは、平均子供が12歳頃となります。保険会社によって異なり、子供が4歳で10万円の給付金を受け取れるものや12歳までは受け取れないものもあります。
保険契約が始まった頃にもらえる給付金はごくわずかとなり、子供の年齢が高くなればなるほど給付金の額は上がります。
学資保険に加入をして元よりお金を増やすには、途中で解約するのは元本割れとなる可能性があります。学資保険は、満期まで支払って満期学資金を受け取ってこそとなります。
毎月の保険料をきちんと支払う必要があり、保険料を支払うのが厳しくなり契約を解除してしまうと損となってしまいます。
途中解約時のリスクでいえば、定期預金のほうが低いと言えます。
子供の貯金や定期は放っておかず、きちんと管理!
預金口座は未使用のまま一定期間(10年以上)が経過すると睡眠口座や休眠口座となる可能性があります。
睡眠口座や休眠口座となった場合、最終的に預金者の手を離れ、金融機関の収益と換算されます。
しかし、預金者が通帳や印鑑を持参して来店した場合には支払いに応じる金融機関がほとんどだそうです。
子供のために口座を作っておいたものが10年以上経ち、結婚などで苗字の変わった子供が現金を引き出しに来店するようなケースでは名義変更などの手続きなどが必要となります。
また、子供の名義で貯金をしていると親の管理にも限界があります。親が子供名義で、数百万預金をしていた場合、子供が成人の場合はその口座から出金するのは子供本人でなければなりません。
10年以上、口座を放っておかないようにしましょう。
親が子供のために貯金したお金であっても、出金するときには注意が必要です。親が子供に贈与する場合は、年間110万までは非課税となります。
できれば子供の教育資金は親の名義で貯金しよう!
高額の資金を引き出すときには、名義がとても重要となります。基本的には親権者名義の口座で管理するといいでしょう。
今以上に、名義関係は厳しく扱われることになることが考えられます。
親名義の口座と子供名義の口座と分けることで、きちんと別々に管理することができますが子供が20歳を過ぎれば子供名義の口座の管理者は子供となります。
親子であっても、親がお金を引き出す場合や解約する場合は子供の委任状が必要となるケースもあります。
子供が19歳までは、子供名義の口座の管理は親となるのでその前に対処しておくといいでしょう。
親子であっても、夫婦であっても、口座は個人という考え方になるので名義を変更しなくてはいけないケースをあるということを覚えておきましょう。
口座の名義変更は、手続きが完了するまでに一ヶ月程かかることや裁判所の判決文、戸籍謄、身分証明書などが必要となる事もあるので程よいタイミングでお金の管理方法について親も子供も知っておくといいのかもしれません。
子供に貯金するなら学資保険?保険は必要?
学資保険は、子供の教育資金を積み立てする目的と怪我や病気などの保障目的のふたつが合わさったものとなります。
このため、保険料金は掛け捨てとなるため商品によっては受給額よりも積立額のほうが高いものもあります。
学資保険のデメリットは、途中解約が不利となる点があげられます。学資保険は運用性が高くはないけれど保障と積立のできる教育資金となります。
子供の教育資金を運用という目的よりも、保障面を重視している家庭に向いている積み立て方法と言えます。
子供が小さければ、その分月々の支払いの負担が小さくなるので貯金がない人や貯金をすることが難しい人は学資保険がおすすめとなります。加入のタイミングを逃さないようにしましょう。
保障がシンプルであれば、返戻率が高くなる傾向となるので保障についてもよく検討してください。
子供のための貯金がすでにあるという人は、掛け捨ての生命保険を利用するのもひとつの方法となります。
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