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虫歯の進行は深くなるほど進行が早い!歯磨きのコツ教えます

2018.6.12

虫歯は年齢が若いほど進行が早いってご存知ですか?子供の虫歯は、とにかく早く治療しましょう。

もちろん、大人だって放置は厳禁!悪化すれば、治療には時間もお金もかかります。

まずは虫歯を作らない。そして、虫歯ができたら早めに治療する。虫歯は放置しても治りませんよ!

汚れを残すと虫歯菌が活発に!早い虫歯の進行の原因にも

虫歯は、虫歯菌(ミュータンス菌)が糖分から酸を作り出し、歯のミネラル分を溶かしてしまうことが原因です。

本来は口内が酸性に傾いても、唾液が中性にしてくれることで虫歯を防いでくれるはずです。

しかし、甘い物を間食してばかりだと唾液の働きが追いつかず、虫歯ができたりすでにある虫歯を悪化させてしまうのです。

間食は少なくても、食事の時間が長すぎるのも虫歯にはよくありません。

家族や友人とゆっくりと食事を楽しみたい場合は、水やお茶などを飲みながらだと口の中をリフレッシュできます。

たとえ間食が多かったり、長時間の食事が多くても、そのつど歯磨きをすれば安心です。
そこで注意したいのが「磨き残し」。わずかな糖分が残っていると、虫歯菌が活動してあっというまに口内を酸性に傾けてしまいます。

歯磨きはすればいいというわけではなく、丁寧にしっかり汚れを落とすことが肝心です。

虫歯の進行は年齢が若いほど早いってホント?

歯科医の経験では、虫歯の進行は若いほど早く、20歳頃を過ぎるとかなり遅くなると言われています。

はっきりとした科学的分析は、なされていませんが考えられる理由としては次のようなことがあげられます。

・体が成熟するとホルモン分泌など、体質が安定する
・歯がしっかりと石灰化され丈夫になる
・食べ物の好みが変わる

幼い子供では、できた虫歯を数ヶ月放置すると穴が開いてしまいますが、大人では半年程度放置しても、そこまで悪化することはまれです。

30~40歳を過ぎて虫歯が急に増えたと感じる人もいるようですが、実際にはずっと以前にできていた虫歯が少しずつ進行して、その年代で気がつくことが多いようです。

高齢者になると、通常の虫歯とは違い痩せた歯茎から露出した歯の根元近くが虫歯になる「根面う蝕」が多くなります。

歯の根元付近は、表面に出ている部分よりエナメル質が少なく、虫歯になりやすいのです。

虫歯ができたら早いうちに歯医者へ!進行を遅らせるためには?

虫歯ができたら、できるだけ早く歯医者に行きましょう。風邪などとはわけがちがい、虫歯は自然治癒はできません。

一度出来てしまった虫歯は、虫歯菌によって食事のあと口に残った糖分から作り出される酸で少しずつ溶かされて行きます。

虫歯の進行を遅らせるためには、いくつかの方法が考えられます。

・食事の30分後に歯を磨く
(食事の直後は口の中が酸性で、歯を傷つけるおそれがある)
・歯ブラシだけではなく、歯間ブラシも使って隙間にも汚れを残さない
・間食や甘い飲み物を取らない
・飴は長時間口の中に糖分を置き続けることになるので、虫歯を進行させやすい
・フッ素を塗る
・食後、キシリトールガムを噛む(唾液の分泌を促して中和を早める)

虫歯は作らないのが一番ですが、できてしまったら早めに治療し、進行を予防したり、新たに虫歯を作らないように気をつけましょう。

虫歯を作らない、進行させない歯磨きのコツ

◆夜寝る前の歯磨きは念入りに

毎食後に行いたい歯磨きですが、寝る前の歯磨きは特に重要。寝ている間の口の中は、唾液も少なく、虫歯菌が活発になる危険な時間帯。

朝の歯磨きは「口臭予防」
日中の歯磨きは「身だしなみ」
就寝前の歯磨きは「虫歯予防」と意識して磨くといいですね。

デンタルフロスや歯間ブラシを使う

歯ブラシだけでは60%程度しか歯の汚れを落とせないと言われています。

虫歯の9割は、歯と歯の間にできるもの。この隙間をきれいにすることが虫歯予防には重要です。

歯ブラシではこの部分の汚れを落とすのが難しいため、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して、より細かい部分までしっかりと汚れを落とす習慣をつけましょう。

◆歯磨き粉は多めで、すすぎは軽く

細菌の歯磨き粉は多くにフッ素が配合されています。このフッ素を口内に残すため、歯磨き粉は多めにつけて磨き、すすぎは軽くするのがいいようです。

虫歯ができたら早めの治療を!深くなるほど進行は早い!

歯の表面は硬いエナメル質に覆われており、その下には象牙質、歯髄があります。

虫歯菌の出す酸でもエナメル質を溶かすのは用意ではなく、非常に時間がかかります。数年を要する場合もあるほどです。

しかし、このエナメル質に穴が開いてしまうと、虫歯の進行は一気に早くなります。この時期のケアを怠ると、3ヵ月程度で歯に大きな穴が開いてしまうこともあるのです。

痛みや、冷たいもの熱いものが歯にしみるといった症状が出て初めて虫歯に気がつくことも多いのですが、この段階ですでにエナメル質は溶かされ、象牙質に入り込み始めたということになります。

歯に痛みを感じたり、黒い部分があるなど異常を感じた、発見した場合は口の中の清潔を保ち、早めに歯医者で治療を受けましょう。

甲高い機械の音が嫌、痛いのは嫌いだと歯医者を毛嫌いする人も多くいますが、早ければ早いほど不快な治療は少なくて済みます。

時間や費用の負担も少ないうちに治療してしまうことが、今後もできるだけ歯医者にかからないための最良の策なのです。

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