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広汎性発達障害とは?特徴や7歳頃に気になる行動について

2018.8.10

広汎性発達障害は年齢が進むにつれて、今までは目立たなかったようなこだわり行動が。特徴として出てくるようになります。

それは、ちょうど小学校入学の7歳頃から気になるようになることも。

そこで、広汎性発達障害の特徴や7歳頃に気になる行動についてご紹介致します。

7歳頃にみられる広汎性発達障害の特徴について

7歳頃と言えば、ちょうど小学校の入学ですよね。

この頃になると、これまで幼稚園や保育園では目立たなかった広汎性発達障害の特徴がいろいろ気になるようにもなってきます。

お友達とのトラブルも絶えないかもしれません。

広汎性発達障害の特徴のひとつには、「コミュニケーションの障害」というものがあります。

例えば、ちょっとした言葉に引っかかり、それについてすごくネガティブに受け止めて泣いてしまったり、あるいは怒り出したり・・・

コミュニケーションの障害というのは、集団生活の中での無言のルールを読み取ることが苦手であり、周りの状況や空気を把握することも難しいのです。

仲良く遊んでいたはずの友達とも、急に言い合いになるようなトラブルにもなることもあります。

広汎性発達障害にとって、人とのコミュニケーションを取ることはとても難しいことなのです。

7歳頃にもみられる広汎性発達障害(自閉症)の特徴とは

自閉症は、その障害の程度によっても特徴は様々です。

重度になると知的障害も伴うこと場合もありますし、IQが高く知的の遅れもないが言葉の発達の遅れが気になる高機能自閉症や言葉の遅れのないアスペルガー症候群などもあります。

自閉症とは、生まれつきの脳の障害です。

社会性や言語、コミュニケーション、想像力の障害になります。

例えば、音に対する聴覚過敏や触れることへの感覚過敏、特定の物へのこだわりやパニックなど。

人と目を合わせたり、コミュニケーションを取ることも苦手です。

言語がない場合だと、相手に自分の思いが伝わらないことでパニックを起こしたり、自分の頭を叩くなどの自傷行為や相手を傷つけてしまう他害行為などが起きることもあります。

自分の関心のあることやいつもやっていることには忠実で、それもやらなければ気が済まないというこだわりになることもあります。

相手に対して思っていることをストレートに口にしてしまったり、会話ではなくオウム返しや一方的に言葉を話していることもあります。

7歳頃に気を付けたい広汎性発達障害の特徴

広汎性発達障害にみられる社会性や対人関係の障害の特徴についてご紹介致します。

まずは、人と視線を合わせることをせず、人に関心がない孤立型。

また、嫌なことでも言われたことに何でも従ってしまう受動型。

それから、同じことを何度も一方的に話続ける積極型。

そして、人を見下した言い方をしたり、横柄な態度を取る尊大型。

大きく分けるとこのような特徴があります。

次に、コミュニケーションや言葉の発達の遅れについての特徴です。

言葉の発達が遅い、または会話が苦手である。

そして、言葉の意味をそのまま理解してしまうなどです。

例えば、言語の能力に遅れがある場合、目で見るの理解の方が強いため、写真や絵カードなどを用いて説明することが効果的になります。

また、自分で使っている言葉の意味を理解していないこともあります。

広汎性発達障害で幼少期によくみられる特徴

広汎性発達障害では、幼少期にもそれを疑われる行動や特徴があります。

また、その行動や特徴というのは、その子によってそれぞれでもあります。

例えば、幼少期にビー玉やコインなどに執着があった子は、大きくなっても丸い物を握ると落ち着くなどを持っていたりします。

また、お母さんのことも親という認識ではなく、自分のお世話をしてくれる親切な人だと思っていたりもします。

幼少期に偏食がひどいのも特徴のひとつです。

ご飯は食べずに、ある特定の物しか食べなかったり、紙や石ころも口に入れて食べようとするような行動がみられることもあります。

それから、人に呼ばれたり話しかけられても振り向かず、相手の目を見ないのも特徴のひとつでしょう。

小学生くらいになると、薬の服用をはじめる子もみられるようです。

広汎性発達障害の小学生の特徴について

小学生になると、広汎性発達障害や学習障害、ADHDなどの発達障害の子供たちは、定形の発達の子供たちが普通に思うことが苦痛になったりします。

子供が発達障害だとわかると、自分を責めてしまうお母さんもいるでしょう。

しかし、これはお母さんの育て方が原因ではないのです。

発達障害というのは、脳機能の障害なのです。

しかし、発達障害の子供たちが学校で問題行動を起こすことにはきちんとした理由があります。

先生はこの問題の原因を考えなくてはなりません。

例えば、教室から突然出て行ってしまうこと。

これは、授業で先生が言っていることが理解できなかったのかもしれません。

または、何か気になる音や声があったのかもしれません。

このように、発達障害の子供たちが学校で起こす問題行動には子供なりの理由があるということを理解しましょう。

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