新しいメモのカタチ

新しいメモのカタチ│サーチノート

離婚後の再婚について。子供連れで再婚する場合には

2018.6.13

離婚後の再婚。
子供を連れて離婚した場合、子供と一緒に再婚するということですよね?

あなたの望んでいる再婚は、子供にとって望まないことかもしれません。

大人の都合により、親が変わるなんて子供にとってどれだけ傷つくことなのか考えたことありますか?

再婚は悪い事ではありませんが、子供を連れて再婚する場合には、子供の気持ちや、法的に子供がどのような立場になるのかをよく理解してからにしましょう。

離婚して、再婚。子供はどのように感じるのでしょうか?

離婚してシングルマザーになり、女の子を一人で育てました。
そんな時に一人の男性と出会って結婚することに…

この場合、子供からすると「知らない(他人)男の人と一緒に暮らす」ということになりませんか?

自分が愛した男性を子供も愛せるとは限りません。

子供の心理状態にどのような影響を与えるのかを考えてみましょう。

・イヤではなかったけれど、自分の居場所がないように感じた。
・お母さんを取られたと思った。
・お父さんの方が好き!知らないおじさんと一緒に暮らすのはイヤだ。
・お母さんのことが気持ち悪くなった

お互いに離婚が最善策だと思い離婚したのだと思います。けれど、それはあくまでも大人の都合。
子供はそんな風に理解していません。子連れの再婚にしても、子供が望んだことでしょうか?

一回目の結婚の誓いを守れなかったあなたが、より複雑になる二回目の結婚を営むことなんてできるのでしょうか?

一度目の結婚の離婚理由はなんですか?

離婚と再婚。子供は新しいお父さんなんて望んでない…?

両親の離婚により子供は深く傷ついています。
離婚により、パパかママ、どちらか一方との暮らしが始まりますよね。

生活の変化に戸惑いながらも必死に生活している子供…。生活のために必死に働く親。
自分の心も、子供の心もケアすることができなくて生活するだけで精いっぱい。

そんな日々を過ごしてきたところに、知らない大人の人との暮らしが始まる…子供にとっては迷惑な話だと思います。
大人の都合で、離婚したり再婚したりすることが子供をどれだけ傷つけているのかを考えたことはありますか?

シングルで辛い思いをしてきたでしょう。でも、それはあなたが決めたこと。
辛い思いをするのは当然ですよね?でも子供はもっともっと辛い思いをしているのです。

子供から、父親と一緒に暮らすことを奪ったのはあなたですよ。
再婚により、新しいお父さんを作ってあげたいなんて考えるのは間違っています。

離婚と再婚。法律上子供_04の扱いはどうなるのでしょうか?

子供を連れて再婚する場合、子供の戸籍はどうなるのか知っていますか?
母親が子供を連れて再婚する場合。

まず、母親は再婚相手と婚姻届けを提出し、新しい戸籍を作ることになります。
この時、母親が新しく籍を作ったからと言って子供もその籍に自動的に入るわけではありません。
子供は母親が抜けた戸籍にそのまま残る形となります。
ですから、母親の姓は変わりますが、子供の姓は変わりません。
母親が再婚したからと言って、戸籍上、家族にはならないのです。

ですから、母親と入籍しただけの男性に母親が連れてきた子供の扶養義務はありません。再婚相手の男性と子供を「養子縁組」して、始めて法律上は親子になることができます。
養子縁組を経て親子になり、始めて再婚相手の男性に子供の扶養義務が生じることになります。
こうなると、子供は再婚相手の法定相続人になり実の子供と同じ扱いになります。

離婚後に支払っている養育費。元妻が再婚したら子供_04への支払い義務はなくなるの?

離婚して、母親に引き取られた子供に対して養育費を支払っています。数年後、その元妻が子供を連れて再婚することになりました。
現在、養育費は子供が20歳になるまで毎月4万円という約束をしています。

子供は元妻の再婚相手と養子縁組し、一緒に生活し養われています。
こうなっても、元夫であり、子供の実の父親の男性は養育費を支払い続けなければならないのでしょうか?

民法880条で「扶養にかかる協議または審判があった後事情の変更が生じた時は、家庭裁判所は、その協議又は審判の変更又は取消しをすることが出来る」とされています。
この「事情の変更」とは、収入の減少、病気により働けなくなってしまった場合などがあげられ、元妻の再婚もこの「事情の変更」に当たります。

ただ、元妻が再婚し、再婚相手と子供が一緒に住むだけでは養育費の減額はできません。
元妻の再婚相手が子供と養子縁組をしていることが条件になります。
再婚相手と子供が養子縁組をすると、子供を扶養する義務は新しい父親と、母親にあり、実父は第二次扶養義務者という位置づけになります。

子供にとっては大好きなお父さん

あなたにとって、離婚するほどキライになってしまった夫であっても、子供にとっては大好きなパパです。

あなたが離婚後、好きになった男性は、子供にとってみればただのおじさん。
シングルで子供を育てることは、想像以上に大変だったでしょう。

ですが、自分が選んだ道です。そして、その道に子供を巻き込んだのはあなたです。
それをまた、変更すると子供に対して精神的負担をかけてしまうことをしっかりと考えましょう。

再婚して幸せになれる場合もあるでしょう。
ですがその幸せは再婚相手がもたらしてくれるものではありません。

シングルを選んだのにまた、再婚するのなら、離婚せずに初めの結婚を維持させるような努力はなぜできなかったのでしょうか。

元夫の暴力や金銭トラブルなど、子供に悪影響を及ぼす父親であったなら仕方ありません。

ですが、性格の不一致や、浮気などであったなら、修復しながら結婚生活を続ける努力もできたかもしれません。

 - 恋愛・結婚