洗濯の際はお湯の温度が高いと汚れが落ちる?その疑問を徹底検証
2018.6.21
洗濯する時は水よりもお湯の方が汚れが落ちるなんて話を、耳にしたことはありませんか?
どれくらいのお湯の温度で洗濯すれば、汚れは落ちるの?気になる洗濯機の耐熱温度は?
ここではそんな疑問に調べてまとめてみました!
目次
洗濯をする時にはお湯の温度が高い方が、汚れが落ちやすい?
洗濯をする時には水よりもお湯の方が汚れが落ちやすく、洗浄力も上がると言われています。
よくお風呂上りに残り湯で洗濯をすると節水にもなるし、汚れも落ち経済的にも有効的と言われており、この方法で洗濯されている方も多いのではないでしょうか?
しかし温度が高すぎると衣類を傷めてしまう可能性もあるので、お湯で洗濯をする際にはぬるま湯くらいのお湯が適温とされています。
また衣類によっては染色されたものがお湯の温度によって洗濯中に色落ちし、他の衣服に色落ちしてしまう心配も出てきますので、そういった衣類はあらかじめ手洗いするようにしておいた方が無難です。
また残り湯で洗濯した場合のすすぎには、きれいな水を使うようにしましょう。
洗濯しても落ちない頑固な汚れは熱い温度のお湯が効果的
汚れが酷いものを洗濯した時に、汚れが落ちてない・・・なんて経験をされた方も多いのではないでしょうか?
そんな時にもう一度洗濯しなおさなければならないこと、ありますよね。
普通に洗濯しても落ちない衣服の汚れは、まず洗面所で熱いお湯をためて洗剤を溶かします。
それから汚れの酷い部分に洗剤を染み込ませ軽くこすります。
そのお湯の中に衣服をまずは15分程度、つけてみてください。
お湯の温度が高いと、石けんが溶けやすく冷たい水ではなかなか落ちない汚れもお湯の温度が高いと強力な洗浄力を発揮します。ステアリン酸などの脂肪酸は固体が液体になり始める温度以上になると、強力な洗浄力を発揮すると言われている効果があるのです。
ですから熱いお湯を使うと、水道水よりずっと洗浄力は高くなりあきらめていた汚れもびっくりするくらい落ちることだってあるのです。
汚れの度合いにもよりますが、50℃以上あれば汚れは十分落ちると言われていますので是非参考にしてみてください。
熱い温度のお湯で洗濯すると衣服の繊維にダメージを与えることも
熱い温度のお湯で洗濯すると頑固な汚れやシミが落ちることもありますが、特にポリエステルのような合成繊維は衣服の繊維にダメージを与えることがあります。
特にポリエステルは油になじみやすい性質があり、油性汚れをひきつけて黒ずみを起こしやすい素材と言われています。洗濯する際に最も気をつけたいのは再汚染が起こりやすいと言われることから、それを防ぐためにも洗たく物の量に合った量の洗剤を使うことが大切なポイントなのです。
※温度が上がれば移染、色落ちなども起こりやすくなります。
汚れがひどく高温で洗濯する際には、洗剤も洗浄温度も繊維の種類によって洗剤を変え使用用途をよく読んで洗剤を選ぶことも大切です。確認を怠ると大事に着ていた洋服を捨てなければならないハメになってしまいます。
プロのクリーニング屋さんが洗濯をする際にものすごく気をつけている洗い方は、繊維や汚れ具合、染色などによって洗剤や温度を使いわけて洗っているからこそ、失敗がないのです。
自宅で汚れの酷いものを熱い温度のお湯で洗濯する時には、衣服の繊維にダメージを与えないように気をつけましょう。
国によっての洗濯事情!スイスの場合はお湯が当たり前!
日本は気候の違いによって、さまざまな生活文化の違いがあります。北海道の洗濯機置き場は家の中が当たり前ですが関東・関西方面では洗濯機置き場が屋外と言うところもありますよね。また、北海道は雪が降る為、洗濯物を冬には外には干しませんが雪の降らない地方では冬でも洗濯物を外に干す習慣があります。
こうした日本でも住んでいる地域によって洗濯事情が違うこともあります。
しかし国が違うと洗濯の仕方も違うのには驚きです。
例にしてあげると、スイスでは毎日洗濯をする習慣がありません。その理由は湿気がないので毎日同じ服を着ても臭わないのだそうです。
なのでアパート住まいの家には共同で使う洗濯機が、1台しかないところがあるようです。
また洗濯機が沸騰寸前の95℃のお湯にも対応できる優れたものが多く、リネンやシーツは95℃の熱湯で洗濯するのです。高温で洗われた洗濯物は見事に白く美しいです。
またスイスの人が洗濯するときは、白色と色物に分け素材によって洗濯の仕方を変えていることから、まるで日本のクリーニング屋さんと同じ方法で洗濯をしているのです。
もちろん高温で洗濯すると衣服がいたみやすいので、リネンでも40度くらいで洗濯する人も中にはいうようですが、いずれも日本と比べると水で洗濯することがないのには驚きです。
一般的な洗濯機の耐熱温度は何度になっているの?
お湯で洗濯をすると黄ばみやシミなどの汚れ落ちがよく落ちる!なんて話を耳にしたことはありませんか?
しかし実際は本当に汚れが落ちるのかどうなのか?と疑問に感じることはありますが、洗濯に使用できるお湯の温度は何度まで、耐熱できているのでしょうか?
洗濯機の耐熱温度は基本的に50℃までとなっているようですが、各メーカーによってさまざまな違いはあるようです。
一般的には家庭の水道水を使うことを想定して製造されているので、元々の耐熱温度はそれほど高くはありません。
ただ、50℃だとちょっと熱すぎる可能性があるので、まずはお風呂上がりの40℃くらいのお湯を使って試されることをおすすめします。
高いお湯の温度で洗濯をしてしまうと衣類の繊維を傷めてしまう原因も考えられ、大切な洋服が着られなくなってしまうのは悲しいですよね。
したがって、お湯で洗濯をする時にはぬるめのお湯で40℃くらいのお湯で洗濯するのが、最良のお湯での洗濯方法といえるのです。
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