人生に希望がない。虚無感に心が支配されてしまった時には
2018.6.23
人生の希望ってなんでしょう?
人生に希望がないと、落胆してしまうことも長い人生、一度や二度、感じることもあるでしょう。
希望や目標があると、人生に目的意識を見出しやすいかもしれませんが、そのことばかりにとらわれてしまうと、逆に苦しみを生んでしまうことにもなりかねません。
自分の望みと、現実のギャップに苦しまないようにするにはどうしたらよいのか考えてみました。
目次
人生の希望がない… でも、希望さえあればそれでいいの?
なんのために産まれてきたのでしょうか?
なんのために生きているのでしょうか?
なんのために…
なんのために…
こういった哲学的なことは、考えても答えはでません。
希望ってなんでしょう?希望が持てれば、毎日ハッピーなのでしょうか?
夢や希望があればしあわせなのでしょうか?幸せってなんなのでしょうか?
みんな、本当に明確な夢や希望や目標を持って、人生を歩んでいるのでしょうか?
明確な目標がなくても、日々丁寧に暮らしを積み重ねられることが幸せなのではないのでしょうか?
そういった日々の暮らしの中に希望が見えてくるはずです。
人生の希望ってなに?希望がないからって人生は終わりではない
うまくいかない時はあります。
努力は報われないことの方が多いし、自分だけ損した気分になったり、周りの人たちが幸せそうに見えることもあるでしょう。
人生に成功しているように見える人たちには、その人たちなりの苦労や努力や裏切りがあるでしょう。
乗り越えたからこその輝きでもあります。
ネガティブな気持ちや、投げやりな感情。いつも明るく前向きになれないことの方が多いのが人間だと思います。
自分勝手にわがままに振る舞えば我慢することなく生活することができるかもしれません。でも、周りに誰もいなくなってしまいますよね?
自分の周りにいる人が幸せなら、自分も幸せに思えることが人生の希望だと思いませんか?
人生に希望を見いだせないことを悩まないで
インターネットが普及した今、誰がどこで何をしているのかをイヤでも知ることができますよね?
楽しそうに過ごしている様子を目の当たりにして自己嫌悪に陥ったりしていませんか?
ですが、本当に楽しく過ごしているとは限りませんよ。
心が満たされていないから、SNS上で自分を演出しているだけかもしれません。
なりたい自分と、現実の自分。
なりたい自分には、なれないことの方が多いのです。
でもそれは、あなただけではありません。
大抵の人はなりたい自分になることができずに現実と理想のギャップに苦しむものなのです。
そして、自己嫌悪に陥ったりするのです。
キラキラしていなくてもいいじゃないですか。
同じ毎日の繰り返しでもいいじゃないですか?
同じ毎日を繰返せるということは健康であるということです。
健康でなければ退屈な毎日さえも過ごせないのですからね。
理想と現実のギャップに苦しまないで
人間は、現状に満足できない生き物です。修行僧でなくとも、人生は修行ですよね。
世俗に生きる私たちも、人生の中で煩悩に苦しまされているのではないのでしょうか?
煩悩の一つ「貪欲」
この「貪欲」が自分を自己嫌悪に陥らせ、人生を苦しいものにしてしまうのではないのでしょうか?
身の丈に合わない幸せを求めたり、現状に満足できないでいると煩悩に苦しめられ、希望を見いだせない人生になってしまいます。
ですが、煩悩に苦しまされるのが人間であるからこそ、修行があるのです。
苦しみながらも悩み迷うからこそ、希望を見いだせるともいえるのです。
現実と理想のギャップを、埋めようと努力してしまうから、苦しむことになるのではないのでしょうか?
理想はあくまでも理想。
そして現実はまぎれもなく現実。
現実を受け入れて100%満足できれば心穏やかに過ごすこともできるかもしれませんが、そこまで達観することは難しいですよね。
一日の終わりに、色々と考え込んでしまって、落ち込んでしまう時がありますよね。
そんな時は「まっ、いっか!」と口に出して言ってみましょう!
細かいことは考えずに「まっ、いっか!」と締めくくりましょう。
深く考えたり、思い返したり、突き詰めたとしても答えが出るものではありません。
原因のある失敗でも、なんとなく満たされない気持ちでも、立ち止まらずに歩き続けるのです。
振り返らないし、掘り下げてはいけません。
とにかく、歩みを続けるのです。
そうすると、いつの日か突然にキラキラ光る人生の希望にぶつかる時が来るでしょう。
そういうご褒美を待ちながら、毎日を丁寧に過ごすようにしてみてはどうでしょうか?
具体的な目標や希望は大切ですが、とらわれ過ぎると自分で自分のことを苦しめることになると思います。
はっきりとした希望や目標をあえて持たない!
人間ですから、望むことは当たり前です。
愛されたい
食べてみたい
やってみたい
手に入れたい
寝たい
など、欲求や欲望があるからこそ、希望や活力が生みだされるものです。
ですが、この「○○したい」に支配されすぎると逆に、希望が見出しにくくなってしまうものなのです。
自分のことだけを考えて行動し、欲求を満たそうとすると、物事が良い方向へは進まないものです。
「まわりに生かされている自分」をしっかりと気持ちの中に置きながら生活すると、欲求を満たしたい気持ちから解放されていくでしょう。
今、とても辛い気持ちになってしまう出来事があって、人生に希望を見いだせない、先が見えない、苦しみしか感じない…
そんな感情に押しつぶされそうになっているあなたへ。
未来の自分が今の苦しんでいるあなたを見て「大丈夫だよ」と肩をたたいていることを想像してみてください。
「あんなにつらい思いをしたけど、しっかりと立ち直って前を向いて歩いているよ」と語り掛けていますよ。
物事をはっきりさせない、ぼんやりとしたまま歩き続けるのも、人生に幸せを見出すコツかもしれません。
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