犬がカーペットをかじるときに試したい対処と防止方法
2018.6.3
飼っている犬がカーペットや家具などをかじることに悩んでいませんか?
犬はどうしてカーペットなんかかじるのでしょうか。また、どうやったらやめさせられる?
犬が家の中の物をかじるのをやめさせたい!その対処・対策の方法を教えます!
目次
子犬がカーペットをかじるのは「遊び」のつもりだから
子犬を家に迎えたら、初めのうちはしつけに苦労することもあるでしょう。
トイレのルールや「待て」「ハウス(ケージに戻る)」など、多くのことをしつけなければなりません。
犬種や大きさによっても、しつけの内容は微妙に異なるかもしれません。
子犬は常に遊びたい生き物。
周囲にある物の全てに興味を持ち、確かめずにはいられないのです。子犬は「遊び」のつもりであっても、人間にとっては達の悪い「いたずら」にもなります。
カーペットをかじる、家具やスリッパをかじる。子犬にとっては、ただの遊び。初めから子犬が人間の都合を理解することはできません。
カーペットやタオルをかじってはいけない。トイレは決められた場所でする。「待て」と言われたらきちんと待てる。そんな人間からのルールを教えるのが「しつけ」。
犬がカーペットをかじっていたら「ルール違反」なのだと理解してくれるよう、しけることは犬との暮らしの中で重要なことです。
カーペットをかじる犬への工夫。タイルカーペットもオススメ
犬がかじるのでカーペットがボロボロに。
やらないようしつけているけど、なかなかやめてくれない。そんなときは、思い切ってカーペットを外してしまうのも一つの方法です。
カーペットを敷く場合でも、30~50センチメートル四方のジョイント式やタイル式のカーペットであれば、汚したり傷めたりしても部分的な交換が可能。
ただし、どうせかじるのだから最初から安いカーペットでいいや…と、かじることを容認してしまうのは逆効果です。犬は「カーペットはかじってもいいもの」と認識してしまうかもしれないからです。
犬の習性から「かじる」という行為を完全に無くすることはできないので、犬用のガムを噛む習慣をつけてあげるといいでしょう。味や香りが違うものが市販されているので、愛犬の好みに合うものを探してあげてください。
犬が好む香りの歯磨き粉や、少量であれば柔らかいタイプのおやつで匂いをつけて与えてもいいかもしれません。
犬は飼い主さんの匂いが大好きなので、もう着なくなった服やタオルを与えられて満足する場合もあります。
犬がカーペットや家具をかじる。かじり防止スプレーを試そう
子犬が家具やカーペットなどをかじってしまうのは、きちんとしつけが身についていないということの他にも理由があります。
大人の歯に生え変わる時期に、歯のむずがゆさから手近なものをかじってしまうのです。
与えているおもちゃをかじるうちはいいのですが、思いもよらないものをターゲットにしてしまうことも。
そこで試してみたいのが、犬のかじり防止するスプレーです。
犬がなめると苦味を感じる成分が入っているので「そこをかじると嫌な味がする」と学習してかじることをやめさせることができるかも。
よくかじる場所や、かじって欲しくない場所に1日2回程度スプレーするだけです。個体差も考えられるので効果のほどは試してみなければわからない…というところでしょうか。
噛みつきたい、かじりたいと思うのは仕方のないこともあるので、好みのおもちゃが見つかれば一番です。
あまり硬すぎるものだと歯を傷つけたり、痛めたりする可能性があるので市販のペット用おもちゃを与えるといいでしょう。
犬に「かじってもいいもの」と「ダメなもの」を正しく覚えさせる
噛んでも良いものと、噛んではいけないものを理解させるために使える、かじり防止スプレー。
かじって欲しくない場所に、1日2回程度スプレーして使いますが、犬に見られていないタイミングで行ってください。
犬は賢い動物。「飼い主が自分の嫌なものを振りまいている」と思われては、飼い主としての信頼に関わるかもしれません。
ですので、犬がその場にいないときや視線が別を向いているタイミングでスプレーすることをおすすめします。
そして、かじってもいいおもちゃを使っているときには、褒めてあげて下さい。
・カーペットをかじる → 叱られる → かじってはいけないもの
・おもちゃをかじる → 褒められる → かじってもいいもの
という学習を促しましょう。
カーペットなどは、かじってはいけないものだと根気よくしつける気持ちもお忘れなく。
犬がしけに反してかじるようならストレスを感じているのかも
- 子犬が遊ぶ場所には、できるだけ不要な物やかじられて困るものは置かないようにする
- 飼い主が見ている前で噛んだら、すぐに叱ってやめさせる
- スリッパなどの興味を持ちそうな小物は、犬の届かないところに置き、おもちゃとして別のものを与える
ということが基本になります。
もし、物ではなく子供など、特定の人物にターゲットを絞って噛もうとするようなら、おもちゃなどで気を引きましょう。もしも、噛んでしまったらすぐに叱ってください。
ある程度のしつけができているはずなのに、かんではいけない物をかむ場合、犬がストレスを感じている可能性もあります。
きちんと散歩や運動ができているか。飲み水やトイレは清潔か。飼い主とのスキンシップは十分か。犬との暮らし方を思い返してみてください。
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