接客のコツは?飲食店は好印象を与えるかどうかが鍵!
2018.6.2
サービス業は接客が命。印象が悪いお店には、誰だってまた行きたいとは思いませんよね。
飲食店での接客のコツは?何に気を付けるべき?
お客様にどれだけ好印象を与えることができるかが鍵になります。コツを掴んで実践しましょう。
目次
接客のコツは?特に飲食店は清潔感が大事!
■声の大きさ
飲食店ではお客様から注文を受けると思いますが、その際に聞き取れないくらいの小さな声だと「本当にオーダーできているのか」と不安になります。
また忙しい時などは余裕もなくなり、つい乱暴な口調や大きな声になってしまうかもしれません。
従業員の忙しさはお客さんに全く関係ないことです。ただ乱暴な接客をされたとしか思わないのです。
居酒屋などでは、威勢のよい声で挨拶をしたり注文をとるよう指導される場合も多いでしょう。
ですが、飲食店は食事をする場でもありますが、歓談を楽しむ場でもあります。
従業員の声があまりにも大きいと不快に感じる人もいるのです。料理につばが飛んでそうですしね。
■不潔に見える服装や行動
飲食店での接客で大切なのは、清潔感です。食べ物を扱う場所なので、従業員は清潔な服装でなければなりません。
調理中に白衣が汚れる場合もありますが、そのままの状態で接客するのはやめましょう。
また、髪や爪は汚れが付きやすい箇所なので、接客中に触るのはNG。
濃い化粧も人によっては不潔に感じますし、濃い色のネイルも好ましくありません。
お店の各によっては、髪の色にも注意すべきです。極端に明るい髪色が気になるお客様もいるということをお忘れなく。
飲食店の接客は笑顔がコツ!
飲食店で大切なのは、お客様に満足してもらうサービスを行う事、そしてまたこのお店に来たいと思ってもらう事です。お店に来てもらうことも必要ですが、リピーターになってもらうことが重要なのです。
満足してもらうためには努力が必要です。ではどう接客をするべきなのでしょうか?
接客の基本は「笑顔」です。愛想の悪いお店に誰だって行きたいとは思いませんよね。
笑顔で接客するように心がけることが一番大切です。
いくら美味しいお酒があっても、美味しい料理を提供してくれるようなお店であっても、接客態度が悪ければお客様はまた行きたいとは思いません。
たまにテレビなどでも見かける、頑固おやじがいるところで有名なお店の場合は別ですが、基本は笑顔での接客です。
笑顔で接客されて不快に感じる方はおそらくいないでしょう。
でも仕事の時だけい笑顔を作るのは大変です。普段から仕事以外でも笑顔を心掛けてください。そうすることで、仕事でも自然に笑顔を作ることができますよ。
コツを掴んで飲食店で正しい接客を!
接客で大切なのは笑顔ですが、お客様がいないからといって真顔でいてはいけません。
お店のドアを開けて最初に目が合った従業員が無表情だとどう思いますか?なんだか怖くてドアを閉めたくなりますよね。
お店に入ったとしても仲良く話ができる気もしませんし、そのまま帰ってしまいたくなります。
よく「笑顔ではないけど普通の顔をしていたつもり」と聞きますが、真顔は接客業では通用しません。
自分では普通の顔でいるつもりでも、お客様から見れば怖い顔に見えるかもしれないからです。笑顔以外はお客様に不安を抱かせてしまうということを頭にいれておいてください。
飲食店での接客で、「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の挨拶は基本です。他の人が言っているのだからとサボってはいけません。
今はあなたが担当していないお客様でも、次は担当になるかもしれません。
全てのお客様に同じ態度で挨拶をしましょう。
相手が聞きやすい挨拶ができるよう、初心に返って練習するといいでしょう。
飲食店の接客で注文を取るコツは?
お客様が席に着いたら、まず注文が決まっているかをお伺いします。
「ご注文はお決まりでしょうか?」
と敬語を使って話し、すぐに注文がきまらないようでしたら一旦離れます。
そして注文が決まったら呼んでいただくようにし、
「ご注文が決まりましたらお呼びくださいませ」
と促します。
お客様が注文する時は、声をかけて呼んだり呼び出しベルを押すと思いますが、席を離れて再度呼ばれた時は、必ず一言添えてから注文を取り始めると印象もアップします。
「お待たせいたしました」
などの一言を添えるといいでしょう。
よく注文を尋ねるときに「どういたしますか?」と声をかける人がいますが、これは間違いです。
「いたす」は「する」の謙譲語なので敬語としては間違っています。
「何になさいますか?」
が正解です。
注文の品を全て出し終わったら、出し忘れがないか確認し、
「料理はそろっていますでしょうか?」
と尋ねます。
「ご注文の品はおそろいになりましたか?」という言葉もよく耳にしますが、これも間違いです。「おそろい」は「そろう」の尊敬語であり、本来人に使うものであって「ご注文の品」に使うのは間違っているのです。
丁寧さに欠ける印象もありますが、敬語としては間違いです。
飲食店の接客のコツを掴んで愛されるお店作りを!
接客のコツをまとめると、
①「いらっしゃいませ」と元気な声でお客様を出迎える
②入口で待たせない。もし待たせる場合は「少々お待ちください。席が空き次第ご案内いたします」と伝えて放っておかない
③メニューを置いたら考える時間を与え、せかさない。いつ注文されてもいいように気にかけておく
④オーダーは絶対に間違いない。注文された内容を繰り返し確認する
⑤料理を運ぶときは「お待たせ致しました」の言葉を添えて盛り付けが崩れないよう静かに置く
⑥食べ終わったお皿は「こちらお下げ致します」と一言添えていつまでも皿を残して置かない。少しお皿に残っている場合は「お下げしてよろしいですか?」と声をかける。
接客の流れは以上です。
他にも、水が少なくなったら何杯目であっても継ぎ足してあげる、お客様が帰ったあとのテーブルは、いつまでも皿を残さず次のお客様のために直ぐキレイにしセッティングする、などがあります。
気持ちのいい接客をされると、またあの店へ行きたいとお客様も思うものです。
接客のコツを参考に頑張ってください。
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