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会社でのミスを隠すのはなぜ?ミスは隠すとデメリットが大きい

2018.5.30

仕事でミスをしてしまったら咄嗟に隠したくなることもあるでしょう。

隠さず報告した方が良いのは分かっていても、会社にミスを隠す心理とは?

仕事のミスを隠すのと報告するのではどっちの方が良い?ミス報告はいつ誰にすると良い?等をまとめてみました。

仕事のミスを隠すのは会社からの信用を失いたくないから!?

ミスを犯した時に正直に言わずに隠すのは、こんな心理が隠されているのかもしれません。

ミスの内容によっては信用を失ってしまったり、ポストを下ろされたりと何かしらの変化が予想されます。その場合、今の自分の居場所を失いかねない恐怖心からミスを隠すことがあります。

人間は、利益よりも損失を恐れるように出来ています。快楽よりも痛みを避けるように出来ています。

生存率を高める為には痛みを避けなければいけないので、人は痛みに敏感で脳は痛みを感じると避けようとします。

つまり、ミスをしたときに咄嗟に隠そうという気持ちになるのは、自分の信用などを失う事を避けようとするわけで、損失を恐れる人間の心理としては間違っていないと言えます。

何かを失うかも・・・というほどの重大なことまで考えていなくても、単純に怒られる事を避けようとしていることも多いですが、これも怒られた時の痛みを避けようとする防衛反応でしょう。

仕事のミスを会社に隠すのはやめた方がいいのはどうしてか?

ミスを咄嗟に隠してしまう心理は人間としては仕方がない事かもしれません。自分が原因でも出来れば怒られたくないし周囲に知られたくないし、その気持ちは分かります。

しかし、ミスに気付いて咄嗟に隠したとしても、いつまでも隠し通せるものではないでしょう。

ミスを隠していると、いつバレるのとひやひやしながら仕事をしなければなりません。
ミスは隠せても、ミスした事に動揺して他のミスを誘発してしまう可能性もあります。

例えバレなくても、ミスを隠している罪悪感はぬぐえるものではないでしょう。後で発覚して取り返しのつかない事態になってしったら、ちゃんと報告しておけばよかったと後悔することになりかねません。

ミスを報告するのは勇気がいる事です。怒られるかもしれないし、会社への損害や信用問題を考えれば、報告しにくいのは当たり前です。
でも、ミスの報告は時間が経てば経つほど、報告しにくくなります。

隠してずっと心残りになるくらいなら、怒られてもリカバリーに徹した方がきっと後悔が少ないでしょう。

会社でミスの内容は隠さずに全部言うべき?

ミスに気付いたら、いち早く上司に報告することが大切です。
もしもあなたが新人なら特に上司への報告を怠ってはいけません。

多少のミスなら上司の指示で自分でカバーすることもあるでしょう。
しかし、大きなミスの場合はもっと仕事の分かる先輩社員や責任者がカバーしなければなりません。新人ならミスが影響する範囲を正しく判断出来ない可能性もあります。

ミスをカバーするのは時間との戦いでもあります。お客様が絡むミスの場合は特に、対応が遅くなればなるほど損失が大きくなったり信用問題にかかわります。
そのためには、ミスに気付いたらすぐに責任者に報告する必要があります。

実は、ミスを報告するのは意外と難しい事です。ミスの報告をしたら怒られるのは容易に想像できますよね。
そこで、怒られるのが嫌でミスを軽めに言ったり、原因が自分ではないような曖昧な表現で報告してしまうことが良くあります。

正直に報告しなかった結果、リカバリー内容が不足してしまったり、反省していないと思われたりしかねませんので正直に報告しましょう。

会社にミスを隠すとこんなことが起こるかも!?

仕事のミスを上手く隠せたら、その時はバレていないとホッと一安心するでしょう。しかし、あくまでも一安心でしかありません。

隠したミスがバレないように、周囲との何気ない会話にも注意を払わなければなりません。
ミスを隠し続けるのは、ストレスがかかるものです。ミスを隠し続けるのは、とても疲れる事です。

しかも、後からミスを隠していたことがバレたら、どうなるでしょう?会社や周囲からのあなたへの信頼度が急降下します。

自分の力を認めてもらいたいという思いが強くなってるときにミスしてしまった場合、目先の利益の邪魔となりえるミスを隠してしまいたくなるでしょう。
仕事の結果が認められても、ミス隠しがバレたら成果が水の泡となってしまう可能性があります。

目先の利益に囚われず、ミス隠し後に待ち受ける面倒な事やミス隠しがバレた時の事まで想像して行動するようにしましょう。

大きなミスをしてしまった時にとるべき行動とは

ミスには自分でどうにか出来る程度の小さなミスと自分ではどうにもならない重大なミスがあります。

小さなミスでも動揺するのに、大きなミスになると冷静さを欠いてしまい正しい判断が出来ない可能性があります。とりあえず自分で何とかしようとは思わず、すぐに直属の上司に報告しましょう。

ポイントは、”直属の上司だけ”に報告する事です。

正直にミスの内容を報告し、誠心誠意謝罪しましょう。その後は直属の上司の判断に従います。大きなミスの場合、責任を取るのは上司になるでしょう。
下手に動かずに上司の判断に従えば、無能な上司出ない限りミスをカバーしてくれるでしょう。

ちなみに、直属の上司がいるのに先に他の上司に報告するのは控えましょう。直属の上司のメンツが丸つぶれです。
ただし、例えば直属の上司が海外出張中で報告に時間がかかる時など、直属の上司と連絡取れるのを待つ前に他の上司に報告した方が良い場合もあるでしょう。

ミスをして動揺し周囲の人に言ってしまう事があると思いますが、言わないようにしましょう。小さなミスなら周囲の人にそこまで影響はないと思いますが、大きなミスの場合は周囲の人まで混乱に巻き込む可能性があります。

もちろん、ミスは言わなくても周りの人にはバレてしまうでしょう。カバーするのに周囲の人の協力を得る必要があるかもしれませんが、自分で周りにミスした事を言うのではなく、上司に報告後必要があれば上司から周囲に話してもらった方が良いでしょう。

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