コートをクリーニングに出さないとどうなる?長持ちさせるには…
2018.5.28
冬のシーズンには大助かりのコートですが、クリーニングに出すと結構高くついてしまうんですよね。
そもそも、コートはクリーニングに出さないといけないのでしょうか?
クリーニングに出す適切な頻度や、自宅で出来る手入れ方法をご紹介します。
目次
コートをクリーニングに出さないと、こんなことになる危険性が…!
1.シミになる
数えるほどしか着ていないコートは、クリーニングに出すべきか悩みますよね。
しかし一度でも着たコートは、外にいる間に見えない汚れが付いてしまっているのです。
さらに、雨や雪で濡れた場合は汚れが染みこんでしまいます。
その為、きれいな状態で保管したつもりでも、1年後にはシミになっている!なんてことも起こり得るのです。
これは、目には見えなかった汚れが酸化したことにより発生するものです。
これらのことから、保管する前にはきちんと汚れを落とすことが重要だと言えます。
2.虫に食われてしまう
コートを着て外に出ると、自分では気づかぬ間に虫や虫の卵が付いてしまっていることがあります。
そのままにして保管することで、コートはおろか周りの服さえも虫に食われてしまう危険性があるのです。
「虫がいるような場所には行かない」と思う方もいるかもしれませんが、意外に電車通勤の方も注意が必要。
満員電車などで他の人と触れ合う場合にも、卵が付着してしまう可能性があることを忘れずに…。
3.カビが発生する
人間というのは、汗をかいていなくても体から水分が出ています。
そのため、コートは水を含んだ状態になっているのです。
そしてそのままコートを収納してしまうと、数か月後にはカビが発生している…なんてことも。
普段から、乾燥させてからコートを収納するように心がけましょう。
コートをクリーニングに出さない場合は、自宅で洗濯も可能!?
一般的に、コートを頻繁にクリーニングに出すという人は少ないようです。
・なるべく自宅で洗って、シーズンが終わればクリーニングに出す
・クリーニングには出さず、自宅の洗濯機で洗って済ませる
・家で洗えるものなら、その方法が知りたい!
などの意見があります。
クリーニングに出したい気持ちはあっても、意外にお金がかかるというのがネックになるんですよね…。
その為、自宅で洗えるものなら洗いたいと思う女性も多いのです。
では、実際に自宅でコートを洗うことは可能なのでしょうか?
調べてみると、自宅で洗濯可能なものもあるということがわかりました。
しかし、デザインや生地によっても異なりますので、その点はご注意を。
例えばダウンジャケットの場合、表面の素材が洗濯OKなものなら、自宅で洗濯しても問題ないようです。
タグを確認し、「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」があれば、水洗いする事が出来ます。
【洗濯方法】
1.水に中性洗剤を溶かし、その中にダウンジャケットを入れて押し洗い
2.洗濯機で約30秒脱水
3.新しい水で押し洗いをするようにすすぐ
3.そして再び新し水で、同じようにすすぐ
4.柔軟剤を溶かした水に約3分浸ける
5.最後は軽く1分くらい脱水をすれば終了
干す際には陰干しで、ある程度乾いた時点で形を整えて下さい。
羽毛が完全に乾くまで、更に2~3日の時間をおきましょう。
羽毛がダマになっている場合は、最後に手でほぐしてあげてくださいね。
コートは1年に〇回、クリーニングに出さないといけません!最適な頻度について
コートというのは、肌着のように簡単に洗えるものでもなく洗う際には手間やお金がかかります。
だからと言って、洗わなくて良いという訳ではありません。
では一般的に、どのくらいの頻度でクリーニングをしているものなのでしょうか?
あるアンケートによると、シーズン終わりに一度だけクリーニングすると答えた人が約70%いました!
実際にクリーニング店でも、春先にコートを出すお客さんは特に多いと感じているようです。
逆に、シーズン中の冬の間にはほとんど出てこないんだとか。
しかし…実際には、「シーズン終わりに1回」と「シーズンの真ん中」の計2回クリーニングした方が良いのです。
冬の間、約3ヶ月間一度もクリーニングしなければどんどん汚れが溜まっていってしまいます。
そうして蓄積された汚れは、時間が経つほど落ちにくくなってしまうのです。
その為、シミ抜きに余計なお金がかかってしまうということもあるので注意が必要。
また、このタイミング以外でも明らかに汚してしまった場合にはすぐにクリーニングしてくださいね!
衣服は頻繁にクリーニングに出すべき?出さないべき?両者の意見
何事においても良い面と悪い面があり、意見が分かれるということがよくあります。
衣服のクリーニングに対しても、様々な意見があるようです。
クリーニングを頻繁に出すべきではない派
このように主張する人たちは、アパレルメーカーや販売員などの「売る」側に多いようです。
その理由として、「なるべく買った時と同じ状態を保つ為に」ということが考えられます。
洗濯する事で縮んでしまったり、色が落ちてしまったりすることを避けようとしているのです。
その分、普段のお手入れには力を入れます。
そして洗濯やクリーニングは、シーズン中に1回だけ…なんてことも。
早めにクリーニングに出した方が良い派
この主張は、クリーニング業者などの「洗う」側に多いものです。
時間が経つにつれ汚れが溜まっていくことで、生地が傷んでしまうことを恐れています。
また、着崩れが起きている衣服を、一度元の形に戻す必要があると考えているからです。
なるほど…どちらの意見も納得出来ますよね。
両者の意見を参考に、ご自身に最適なクリーニングの頻度を見つけてみてください。
コートを頻繁にクリーニングに出さずに済む!?お役立ちアイテムとは
コートには、目に見えない汚れが沢山ついています。
特に襟周りや袖周りは、直接肌と触れ合うため皮脂汚れが付着してしまっているんです。
でも頻繁にクリーニングに出すのは大変…。
そんな時に役立つのが、「マフラー」と「手袋」です。
そう、寒い時に役立つ暖かアイテムが、実はクリーニングの頻度を減らす為のお役立ちアイテムにもなってるんです!
どういうことかというと…
先ほど、襟周りや袖周りは直接肌と触れ合う為、皮脂汚れが付きやすいと説明しました。
つまり、その部分をマフラーや手袋でカバーすれば良いということです。
マフラーや手袋であれば、自宅でも気軽に洗濯することが出来ますよね?
ちなみに、マフラーの素材はアクリル製で出来ているものがおすすめです。
アクリル製のものであれば、家で洗っても問題ないものがほとんどだからです。
ただ、コート全体にも見えない汚れは付着しています。
その為、上記のことを実践したからと言って、クリーニングに出さなくて良いということではありません。
しかし、余分な染み抜き代がかからない節約術であることは確かです!
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