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ピアスの穴から出てきた膿を放置するのは恐ろしい・・・!

2018.5.27

きちんとしたケアをしていない場合などに、ピアスの穴から膿が出てきてしまうということがあります。

「放置しとけばいっか」と簡単に考えていると、後々大変なことになる危険性も・・・!

ピアスの穴から膿が出てきてしまった場合の対処法や、知っておきたい情報をご紹介します。

放置はNG!ピアスで化膿してしまう原因は様々

せっかく可愛いピアスをつけていても、耳が化膿してしまっては残念…。
見ている方も痛々しい気持ちになってしまいます。

しかし、気が付かないうちに化膿してしまっていた…なんて経験をした方も多いと思います。
では一体、ピアスが化膿してしまうのにはどのような理由があるのでしょうか?

●ピアスの穴を開ける際に、きちんと消毒が出来ていなかった
●安全ピンなどを使って無理矢理穴を開けた
●人がつけたピアスを付けた
●毎日のケアを怠っていた
●汚れた手指で、ピアスや耳をいじっている
●ピアスを開けたばかりの時に、プールに入った
●しっかりと穴が開いていないピアスホールに、透明ピアスやアクリルを入れている
●開けたばかりのピアスホールを消毒し過ぎた
●金属アレルギーがある
●汗をかく夏場にピアスを開けた

などがあげられます。
ちょっとくらい大丈夫と思わずに、上記の行為はしないように心がけましょう。

ピアスの穴から膿が出ている場合、放置はせずにすぐ対処を!

ピアスの穴から膿が出ているのに放置をしてしまうと、更に悪化してしまう危険性があります。

膿を発見した場合、まずはピアスの使用を中止することから始めましょう。
そしてすぐに適切な処置をするべきです。

2日くらいで膿が治まってくるのであれば、そこまで心配する必要はありません。
しかし、2日経っても良くならない場合は皮膚科で診てもらってください。

かぶれが原因の場合、通常はステロイド外用剤を処方されます。
しかしステロイドは副作用を引き起こす恐れもあるので、注意が必要です。膿の症状が長く続くと、抗生物質が投与されることもあります。

また、膿が完全に治るまではピアスの使用を禁止されることが多いです。

場合によってはピアスの穴を閉じる決断も必要です。
そもそもピアスの穴を開けるということは、自分の体に傷をつけていることになります。
人間には自然治癒能力があるため、体はピアスの穴を塞ごうとするのです。
その為、腫れたりただれたりなどの炎症が起こるのだと考えられます。
症状の程度は、人それぞれ体質によっても異なります。
しかしあまりに症状が酷いようであれば、最悪の場合「ピアスの穴を閉じる」という決断もする必要があるのです。

化膿したピアスの穴は、放置せずに軟膏を塗りましょう

ピアスホールが化膿してしまった場合は、軟膏を塗って治療するという方法があります。

まずは、抗菌作用のある抗生物質配合「ゲンタシン軟膏」です。
こちらは病院で処方してもらう薬となります。
ゲンタマイシン硫酸塩という抗生物質が含まれており、細菌を殺菌してくれる薬です。
一般的に、皮膚感染症の治療の際に使われます。

また、症状がヒドイ場合には、ステロイド配合「リンデロン軟膏」が処方されることもあります。
こちらも、病院でしか手に入れることは出来ません。
リンデロン軟膏には、ステロイド成分と抗生物質が含まれています。
しかしステロイドは即効性がある反面、免疫力を下げやすいという欠点があります。
それ故、免疫力を補う役目として抗生物質が含まれているのです。

もし市販薬を希望であれば、「ドルマイシン軟膏」がおすすめです。
病院に行く前に、少し様子を見たい…なんて時は是非試してみて下さい。
2種類の抗生物質が含まれておりますが、ステロイドは入っていません。
様々な菌に働きかけてくれるので、効果に期待出来るでしょう。

膿と勘違いしやすい!ピアスの穴から出る液体の正体とは・・・

ピアスの穴から出てくる液体は、全て「膿」だと思っている方もいるのでは?
でも実はそれ、「リンパ液」「クラスティ」かもしれません。

まずリンパ液というのは、傷が治る途中で出てくるものです。
透明かつ黄色っぽい色をしています。
ピアスの穴から出てくるときはサラサラとしていて無臭です。

そしてこのリンパ液や白血球、血小板の残骸を、クラスティと呼んでいます。
クラスティは、ピアスの穴の周りにかさぶたのように付くことがあります。
また、粘り気のある液体として出てくることもあるのです。
腫れたり痛みを感じることはありませんが、垢のような臭いがすることも…。

ピアスを開けてから安定するまでは約2~3ヶ月ほどの時間を要します。
これらのリンパ液やクラスティは、この期間に出ることが多いです。
トラブルというほどのものではなく、ピアスを開けたほとんどの人が経験するものと考えられます。

しかし放置してしまうと、細菌が感染して炎症を起こす危険性があります。
そのため、毎日きちんとしたケアをする必要があるのです。
適切なケアを続けていれば、ピアスが安定する時期には出てこなくなるでしょう。

ピアスホールは「ホットソーク」でケアする方法も!

ピアスホールをケアする方法に、「ホットソーク」というものがあります。
トラブルが起こってしまった場合だけでなく、普段のケアでも使える方法です。

そもそも人間の体というのは、60%が水です。
そしてこのホットソークでは、ミネラルを配合した塩水を使用します。
その為、細胞の巡りや代謝を早めることが出来るのです。

言い換えると、自分自身で治す力を高めることが出来る為、早期回復が出来るということです。

 

用意するもの

・人肌のお湯(38℃くらい)
・ピアスホールが浸かるくらいの、清潔な容器
・天然塩(ミネラルを含んだもの→市販であれば「伯方の塩」など)

・お湯と塩をかきまぜるスプーンなど

 

やり方

1.水を38℃くらいに温める
2.容器にお湯と塩を入れる
(お湯100ccに対して、塩0.9g)
3.塩が全体に混ざるまでかき混ぜる
4.患部を10~15分くらい浸す
5.最後はキレイに水で洗い流す

しかし、症状が重い場合には抗生物質などが必要なケースもあります。
あまり無理せず、早めの受診をおすすめします。

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