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もうダウンをクリーニングでぺちゃんこにしない!原因と対処法

2018.5.27

ダウンをクリーニングしたらぺちゃんこになってしまった!という経験をしたことはありませんか?

クリーニング店に出してもダウンがぺちゃんこになってしまうのはどうしてでしょうか?

原因や対処方法、自宅で手洗いするおうちクリーニングの方法等をご紹介します。

クリーニングや自宅で洗濯したらダウンがぺちゃんこに!原因と対処法は?

ダウンのジャケットやコートは、シーズンオフになったらクリーニングに出したり自宅で洗濯してお手入れしますよね。

そこで気になるのが、ダウンがぺちゃんこにならないかどうか。
多くの人はダウンは数多く持っているものではないので、失敗したくないですよね。
でも、クリーニングに出してもダウンがぺちゃんこになってしまった!ということは良くあります。

お手入れ後にダウンがぺちゃんこになる主な原因

  1. 「乾燥不足」と「ほぐし不足」
  2. 実はそもそも羽毛の量が少ない・羽毛自体が質が悪い

では、お手入れしたらぺちゃんこになってしまった…そんな時はどうしたら良いのでしょうか?

<クリーニング店>
一度クリーニング店にぺちゃんこになっていることを申し出て、もう一度やり直してもらいましょう。
必ず対応してくれる保証はありませんが、言ってみる価値はあると思います。
なお、原因2のような「量が少ない」「質が悪い」という場合は、乾燥とほぐしを再度してもらっても元通りにはならないでしょう。

<自宅>
自宅で洗ってぺちゃんこになった場合もクリーニング店同様に、乾燥とほぐしが不足していることが考えられます。
優しくダウンをほぐした後に乾燥機で乾燥させましょう。
大きくてしっかりと乾燥させることが出来るコインランドリーの乾燥機がおすすめです

ぺちゃんこになったダウンをクリーニング以外の方法でふんわりさせる

クリーニングや洗濯後にダウンがぺちゃんこになってしまったら、ふんわり感を取り戻すために試してほしい方法があります。

ダウンのふんわり感を取り戻すポイント、それはテニスボールです。

ダウンがぺちゃんこになってしまうのは、水分が原因です。
これは洗濯後の乾燥が不十分の他にも汗や湿気もダウンがぺちゃんこになる原因になります。
洗濯で汗などの汚れを落とし、乾燥機でしっかりと乾燥させます。
この時にダウンのふんわり感を取り戻すポイントである”テニスボール”の登場です。
乾燥機で乾燥させるときにテニスボールを一緒に入れることでダウンの中の羽毛をボールが叩いてくれます。
乾燥させながら叩いてほぐしてくれるので、ふんわり感が蘇るのです!

<やり方>
1:洗濯機で水洗い
必ずダウンを裏返しにしましょう。
2:中性洗剤を入れて洗濯する
水洗い後に中性洗剤を入れて4分程洗いましょう。
3:すすぎをする
すすぎは2回してください。
4:脱水する
脱水時間は3分程しましょう。
5:乾燥機で乾燥させる
この時”テニスボール”を2~3個一緒に入れて乾燥させましょう。

ぺちゃんこダウンをおうちクリーニングで手洗いする方法

ダウンについている洗濯タグではドライクリーニングのみとなっていますので、ダウンは必ずクリーニングに出さないといけないと思っていませんか?
実は、表の生地がナイロンやポリエステルの場合はおうちクリーニングで手洗いすることが出来ます。
他の素材の場合は扱いが難しいのでプロに任せましょう。

<手洗いの方法>

  1. ダウンが入る大きなたらい、なければ浴槽で押し洗いします。
    充分な水の量で中の羽毛までしっかり水に浸かるように洗ってください。
  2. すすぎも押し洗いで、充分にすすいでください。
  3. 脱水は洗濯機で3~5分程。脱水するとダウンが偏ったり固まったりしてぺちゃんこになってしまいますが、心配ありません。
  4. いったん自然乾燥させてから、偏った羽毛をほぐしましょう。その後、乾燥機で温度を注意しながら乾燥させましょう。
    高温に弱い生地の場合はダメージを与えてしまう場合があります。

また洗濯機を利用する方法もあります。
ダウンが洗える洗濯機の種類は、縦回転のタンブラー式洗濯機です。
その他の洗濯機は、ダウンに水が充分に浸からずに洗う効果が半減してしまうのです。
自宅の洗濯機が縦回転のタンブラー式洗濯機出ない場合は、手洗いしましょう。

ダウンをおうちクリーニングしてぺちゃんこになった原因は洗剤!?

自宅でダウンを洗濯して失敗した経験はありませんか?
その原因、洗剤にあるかもしれません。

ダウンの羽毛には天然の油分が含まれていて、その油分が羽毛のふんわり感を生んでいます。
この油分が失われると、ダウン特有のふんわり感が損なわれてしまうことがあるのです。

でも、衣類を洗う場合はしっかりと汚れを落としたいので強い洗剤を使いがちですよね。
ダウンを洗う場合は、ダウン専用の洗剤を使うのがおすすめです。
無い場合はおしゃれ着洗い用として売られている中性洗剤でも良いでしょう。

間違ってもアルカリ性の強い洗剤の使用は避けてください。
汚れは落ちますが、羽毛の油分も落ちてしまいます。

なお、洗濯するとダウンの防水撥水機能が落ちてしまう場合もあります。
防水撥水機能が落ちていると感じたら防水スプレーを吹きかけましょう。

大切なダウンをぺちゃんこにしたくないならクリーニング店は選ぼう

ダウンは自宅でおうちクリーニング出来る場合があるとご紹介してきました。
最近はダウンも低価格で買えますが、やっぱり高価なダウンも沢山あって大切に長く使いたいですよね。
やっぱりプロに任せたほうが安心!と安易に思っていませんか?

ダウンというのは扱いが難しい素材で、汚れを落としてふんわり感をよみがえらせるには相応の知識が必要です。
ダウンをしっかりクリーニングするには、正しい知識と技術・手間が必要なので、結果的にコストがかかってしまうものです。

クリーニング店も様々です。
ダウンは衣類の中ではクリーニング代が高いものなので、低価格なほうが嬉しいし、つい安いお店に行きがちですが…
中には技術面や手間よりもコストカットやスピードに比重を置いたクリーニング店もあります。
安いからと安易にそういうお店を選ぶと、せっかくクリーニング店にだしたのにぺちゃんこになったり失敗してしまう原因になります。

大切な衣類をクリーニングに出す場合は、プロの知識と技術のあるクリーニング店を選ぶのが大切です。
利益よりもお客様のためにと、高い技術で低価格で頑張っているクリーニング店もあります。
そういうお店を見つけたいですね。

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