新しいメモのカタチ

新しいメモのカタチ│サーチノート

ポジティブとネガティブの意味とは?考え方の違いについて

2018.5.25

通常、「ポジティブ」というのは良い意味で受け取られ、「ネガティブ」というのは悪い意味で受け取られがちですよね。

しかし、この「ポジティブ」と「ネガティブ」、正反対というわけでもないんです。

一番よくないのは、どちらかに偏ってしまっているという状態なんですよ。

「ポジティブ」と「ネガティブ」とはどういう意味?

【ポジティブ】

楽観的、積極的、肯定的であることを言います。何においても良い方向に考えようとする、気持ちの状態のことです。特に、不確かな「未来」において前向きに考えようとします。明るい未来をイメージし希望を抱いている為、積極的な行動をとるようになるのです。故に、ポジティブな人は「前向き」と言われます。

【ネガティブ】

ポジティブとは反対に、悲観的、消極的、悲観的であることを言います。何においても悪い方向に考える、気持ちの状態のことです。こちらも同じく、「未来」において悪い方向に考えがちです。悪い未来をイメージし希望を抱くことが出来ない為、消極的な行動をとるようになるのです。故に、ネガティブな人は「後ろ向き」と言われます。誰しもが、ポジティブになったり、ネガティブになったりという感情を経験したことはあると思います。その場の心理と性格的なものは、また別の話になります。

ポジティブな人とネガティブな人の意味や、考え方の違いについて

ポジティブな人というのは、自分の長所を常に意識しているタイプの人です。悪い所を改善しようというよりは、自分が目指すところへ向かって行動する傾向にあります。失敗を恐れずに、何かを成し遂げることを目標としているのです。保守的では無く、自分のやりたいことをやろうとする強い意思を持っています。自信があり、しっかりとした信念を持っている人が多いです。

このポジティブが良い方向に進めば、「どんな時でも挫けず、明るく前向きに進んでいける人」となります。しかし場合によっては、「自分の考えのまま突き進んでしまう、周りの言うことを聞けない人」となってしまう可能性もあるのです。

では、ネガティブの場合はどうでしょうか?ネガティブな人というのは、先ほどのポジティブな人で説明したことと、ほぼ逆の事が言えます。ネガティブは、自分の短所を常に意識しているタイプの人のことです。失敗することを恐れ、いつもマイナスなことに目を向けてしまいます。

何かを成し遂げることを目標としているポジティブに対し、ネガティブは、いかに失敗しないかというのが重要になってくるのです。その為、現状維持で満足してしまい、訂正することや規則を守ることなどのルールと常に隣り合わせにあるのです。

このネガティブが良い方向に進めば、「控えめで、ルールを守る真面目な人」となります。しかし場合によっては、「細かく批判的で、あまり近づきたくない人」になってしまう可能性もあります。

ポジティブが良い意味、ネガティブが悪い意味とも限らない!

一般的に、ポジティブ思考は良くて、ネガティブ思考は悪いというイメージがありますよね。しかし、一概にそうとも言えないんです。どちらもその人の大切な気持ちである以上、良いも悪いもないんですよ。ポジティブ思考が良いからと言って、リスクを考えずにただ前へ進むというのも、とても偏った考えです。

大切なのは、ポジティブとネガティブ、それぞれの視点から物事を見る力です。例えば「円柱」を真上から見た場合はただの丸に見えて、真横からみた場合はただの四角形に見えますよね。しかし、これを両方から見ることによって「円柱」だと判断することが出来ます。

物事も同じように、全体を見ることによって正しい答えを導き出すことが出来るのです。ポジティブもネガティブも、それはあなたの感情であって、その感情が行動を起こす原動力となります。その際には、きちんとアクセルとブレーキの操作を間違えずに、自分にとって一番良い方向へ進むことが大切なのです。

ポジティブとネガティブはいつも背中合わせ

後ろ向きと前向きというのは、真逆のように思えます。しかし実際には、後ろ向きから前向きに方向転換するというのは簡単なことです。難しいのは、前を向いてから更に進んでいくことなのです。

ポジティブな気持ちで進もうとすると、大きな壁が立ちはだかります。そうすると、後ろ向きになって逆戻りしてしまい、その際にはネガティブな気持ちになります。おそらく誰しもがこのように、一時的な感情で後ろ向きになったり、前向きになったり、気づけばまた後ろ向きになっていたり…なんていう経験があるでしょう。

どちらかに偏っているというよりは、その行き来で疲れてしまうということも多いのでは?そういう意味では、ポジティブとネガティブは真逆のように見えて、実は背中合わせの近い存在にあるのです。

一番大切なことは、ポジティブとネガティブのバランス!

ポジティブでいることは、自分自身や周りの環境へ良い影響を与えることが出来ると言われています。その為、ポジティブでいることを推奨され、ポジティブが正しいと思われがちです。しかし、磁石のN極やS極、電気の+-と同じように、どちらかに偏っている状況というのが一番良くないのです。

ポジティブ思考が良いと言っても、誤った捉え方をしていては、時にネガティブよりもヒドイということがあります。ポジティブの中にもまた善し悪しがあり、「正しいポジティブ」でいなくては意味が無いのです。

逆にネガティブという場合も、全てが悪いというわけではありません。ネガティブがあるからこそ、ポジティブにもなるのです。大切なのは、どちらかに偏らずにそれぞれのバランスを保つということ。

自分の感情を否定する必要はありません。自分をしっかりと見つめなおして、良い感情も悪い感情も受け入れてください。そうすることで、安定した精神状態を保つことが出来るのです。

 - 雑学・おもしろ