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Yシャツのボタンやボタンホール、一番下には意味がある!

2018.5.24

Yシャツのボタンホールに注意をしてみると、一番下や一番上には違いがあるのに気づくと思います。

それには意味がちゃんとあるんですよ・・・。

ボタンホールの違いや、一番下についているボタンについて、Yシャツの中に着るインナーの今をご紹介いたします。

Yシャツのボタンホール、一番上と一番下はなぜ横に切れているの?

【Yシャツのボタンホールの謎】

Yシャツのボタンホール、よーく見て見るとある違いに気づくはずです。そう!一番上と一番下だけ、ボタンホールが横切れに。なぜ?不思議に思いますよね。もちろん、ちゃんと理由があるんです。それは、ボタンを留めた時に動きづらくならないように!なんです。

一番上のボタンは、横に切れていると左右に動くことが楽で、Yシャツにずれが出ない為、ネクタイも安定されます。また一番下のボタンも、横に切れているので、ズボンの中にシャツを入れても、動きに余裕がでて、これまたYシャツにずれがでないんです。動きがスムーズになる為に、シャツにずれがでずキレイな着こなしを実現できる。素晴らしい工夫ですよね。

もう一つ、ボタンホールが横になっている理由があります。それは、一番上と一番下のボタンは留めずらいから。ただでさえYシャツのボタンは男の方の指には、小さく留めずらそう。そんなボタンを、一番上と下は少しでも止めやすくなるようにという工夫から、ボタンホールは横についているんです。

Yシャツのボタンホール、一番上が水平な理由と中間が縦の理由

男性の正式なYシャツは、一番上と一番下のボタンホールが水平な理由、上記したように横の動きがスムーズになる為です。では逆に、どうして中間は縦のボタンホールがいいのでしょうか?人の日常動作を例に考えてみましょう。

左手を上方に動かす場合、シャツも同時に左側が上に上がります。この時に、ボタンホールが縦である事により、余裕が出来てやっぱりシャツにずれが出来ない。シャツのツッパリが最小限に抑えられます。

シャツの中間ボタンが、縦のボタンホールである事で、縦の動きがスムーズになるんです。そして一番上のボタンホールが横である事で、うつむいた時に首周りに若干の余裕が出て、苦しくなることを防いでくれます。襟の高さが変わらず、見た感じも美しいですよね。

Yシャツの一番下にあるボタンには、こんな意味があった

Yシャツの一番下についているボタン。失くしてしまった時用のスペアの他にも、意味があるの知ってましたか?

昔はシャツは下着の役割を果たしていて、上下つながるように着用されていました。赤ちゃんがいる方なら、新生児の赤ちゃんの下着(ロンパース)のようなイメージです。そのためYシャツは今よりも中心の丈が長く、前身ごろにはボタンが、後ろ見ごろにはボタンホールが付いていて、股の下でボタンを留めて着用していました。

今でもYシャツの中心が長く、サイドは短く裁断され、下にボタンが付いていますよね。それは昔の名残という事なんです。ちなみにYシャツが下着なんですから、上着はジャケットという事になります。お客様と会う時は、ジャケットを脱がない。などのエチケットは、この話を聞くと納得できますね!

その他にもYシャツがジャケットよりも1㎝程長いのは、上着を汚さない為。こんな事にも意味があったんですね・・・。

知らなきゃ恥をかくかも、スーツのボタンの常識

スーツをいつも着用する方なら、一番下のボタンは止めなくていい事、知っていますよね。その為、一番下のボタンは「捨てボタン」と呼ばれる事も。スーツを作る時も、オーダーメイドに限らず下のボタンを留めない事を前提に、計算されてスーツが作られています。今の時代では、一番下のボタンは留めない。これが常識で基本のスタイルです。

そしてもう一つボタンにまつわる注意点を。椅子に座るようなときは、スーツがしわになる事を避けるために、ボタンをはずして椅子に腰をかけます。よくテレビなどに著名人がゲストに呼ばれる際、そのような仕草見かけますよね。しかし例外も存在します。面接やかしこまった席では、座る時でもボタンは外してはいけません。要注意ですよ!

いつもはスーツを着用しない方、着慣れていない事がバレないように、一番下のボタンは外す。座る時はボタンをはずしてから。など気を付けて下さいね。

Yシャツの下にインナー着る?着ない?外国の常識とは

今は昔と違って、日本ではYシャツに下着の感覚はまるでありません。夏はYシャツで外回り、小脇にスーツのジャケットを抱えている。そんな方よくみかけます。Yシャツしか着ていないと目立つのはインナー、着ているのがいいのか?着ていない方がいいのか意見は分かれるところです。

スーツ発祥の地、イギリスではYシャツの下には何も着ないのがいい。まあ本来下着なのですから、下着の下に、下着はおかしいですよね・・・。発祥の地なら、なおさらかも知れません。実際にヨーロッパでは、インナーを着ない方が大多数。

でも日本では、汗がYシャツにまとわりつくような暑さ。インナーを着ないと、透けて地肌が見えてしまいます・・・。しかしインナーが見えるのはダサい。Yシャツを毎日着用される方には深刻な問題!

そんな方に朗報。今はインナー各社から、工夫が施されたものが販売されています。肌色でYシャツに響かない物や、袖口や襟が特殊な技法によりカットされていて、目立たない物も販売されています。これなら汗も吸い取ってくれて、Yシャツからも透けて見えない。一石二鳥ですね。

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