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子供の背が低いのは病気の可能性アリ?成長について考えよう!

2018.6.5

子供の成長スピードには個人差があると言いますが、子供の身長が低いことで悩んでいるママも多いようです。

他の子供よりも背が低い、平均身長よりもかなり低い・・・そんな場合は病気の可能性もあります。

低身長症とは?背が低いことで考えられる病気やこれからできる対策について調べてみました。

子供の背が低いような気がする・・・親としてできることは?

「うちの子、他の子よりも背が低いのでは?」そんな悩みを持つママもいるといいますが、身長を伸ばすためにはどんなことに気をつければいいのでしょうか?

身長が伸びない病気もあるようですが、それほどではない場合は生活習慣を見直してみましょう。

良く言われているのは「成長ホルモンの分泌」です。22~2時の間に成長ホルモンが分泌されるという話は聞いたことがあるでしょうが、成長ホルモンは就寝してから1時間ごに分泌が始まります。そのため22時に寝るのではなく、21時に寝るようにするのが良いでしょう。

身長を伸ばすためには、食事も大切です。骨を伸ばしてくれるのは「たんぱく質」です。メニューを考える時には、たんぱく質を多くとれる料理を考えましょう。

たんぱく質には「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」があります。肉や魚、卵などに含まれているのは「植物性たんぱく質」ですが、摂りすぎてしまうとカロリーオーバーになるので注意しましょう。

反対に「植物性たんぱく質」であれば、ヘルシーなのでたくさん食べても問題ありません。豆腐や納豆などに含まれています。

「動物性たんぱく質」と「植物性たんぱく質」、バランスよく食べて骨を伸ばしましょう。

子供の背が低いのは、病気のせいかもしれません

同じ年齢の子供の身長を比較して明らかに低いと感じる場合、もしかすると「低身長症」という病気の可能性があります。

「低身長症」とは、子供の身長や伸び率が、医学的に見て一定の基準を下回っている状態を指しているようです。

年齢によって平均身長が決まっていますが、その平均より著しく低い場合には「低身長」となります。その目安となる身長の値は別に定められています(SD値と言います)。

「低身長症」は、身長の伸び率にも関係しています。小学校低学年の場合、1年間で約5~6cm身長が伸びると言われていますが、4cmを下回る状態が2年以上続くと「低身長症」だとみなされるようです。

「低身長症」は、子供100人に対して約20~30%いるといると言われています。もし心配な場合は、医療機関へ相談してみましょう。

子供の背が明らかに低いと感じたら、病院へ

低身長症の他にも身長が伸びない病気があります。

「成長ホルモン分泌不全性低身長症 」は、生まれた時に脳の下垂体の近くにダメージを受けたことにより、成長ホルモンが上手く分泌されないという病気です。

生まれた時の身長の値は平均でも、1歳を過ぎてから低身長が見られます。そして3歳以降になると、明らかに身長が低いことがわかります。

染色体異常の「ターナー症候群 」という病気もあります。女の子だけに見られる病気です。

骨や軟骨自体に異常があるために身長が伸びない「軟骨異栄養症」という病気もあります。

他にも、心臓や肝臓などの臓器に問題があり、体の中に栄養をとりこむことができないために身長が伸びない、ということもあるようです。この場合は、身長が伸びないことで診察を受けて、臓器の異常が見つかるというケースが多く報告されているようです。

背が低いと感じたら、今までの身長の伸び方にも注意しよう!

同じ年齢の子供と比較して背が低い・・・そう感じた場合、現在の身長だけを見て判断していませんか?

成長曲線グラフに今までの身長を記録してみましょう。今の身長だけでは、異常があるかどうかの医学的判断はできません。身長だけではなく、1年間でどのくらい身長が伸びたのか「成長の速度」も必要になるのです。

単に身長が低いことだけを気にするのではなく、生まれてからの伸びをチェックしてみましょう。その上で長い期間身長が伸びていない場合はさきほど述べた病気の可能性もあります。専門医なとに相談してみましょう。

子供の身長の平均値は、あくまでも目安です。子供の成長には個人差があります。成長する時期もバラバラ。高校生になってから身長がぐっと伸びる場合もあります。

子供の身長を伸ばすために気をつけること!

子供の身長を伸ばすためには、親の協力が不可欠です。

「お腹が空いた」と寝る前に子供に言われて、夜食を与えていませんか?成長ホルモンが分泌されやすいのは、血糖値が下がっている時です。夜食は控えましょう。夜寝る前に何か食べてしまうと就寝中に胃袋で消化運動することになり、消化酵素を使い切ってしまうと言われています。そのため、朝の目覚めも悪くなります。

寝る前に子供を怒るのもNGです。怒られることによって、子供はストレスを感じます。そうするとアドレナリンが出てしまい、興奮状態になってしまうため眠れなくなってしまうのです。

朝起きた時には、太陽の光を浴びるようにしましょう。曇っていてに明るい場所にいれば、効果はあると言われています。

思春期の時期が遅い子供は、最終的に身長が高くなるようです。思春期の時期を遅らせる働きを持っているのが「メラトニン」というホルモンです。これは、夜暗くなると分泌されると言われています。寝る時には部屋を暗くして眠りにつくようにしましょう。静かな場所で寝ることも大切です。

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