新しいメモのカタチ

新しいメモのカタチ│サーチノート

赤ちゃんが頭を振るのは意志表示?病気が隠れている可能性も

2018.8.16

赤ちゃんは頭を振ることで意思表示をしていることがあります。これは言葉で上手く感情を表現することが出来ないからと考えられています。

ですが、中には病気が隠れている場合もありますので、様子がおかしい時は注意が必要です。

赤ちゃんが頭を振るしぐさをするときに考えられる理由や病気についてお伝えします。

赤ちゃんが頭を振る時は不快なことがあるから?

赤ちゃんのご機嫌が悪くなったり、不快なことが起きている時は、頭を降って感情を表現することがあります。

・眠くて気分が良くない
・後頭部が蒸れていて気持ちが悪い
・温度が最適でない
・お腹が空いた
・おむつが汚れている
・便秘気味
・耳の中がかゆい

赤ちゃんに上記ような様子は見られませんか?

赤ちゃんが仰向けになって寝ている時に首を振っている場合は、眠くて気分が良くないことが考えられます。
眠いと感じること自体が不愉快なため、このような行動に出るのです。

子守り歌を歌ったり、優しくトントンしてあげると、赤ちゃんがスムーズに寝てくれることがあります。

また、月齢の低い赤ちゃんは自分で頭を動かすことが出来ないため、頭の蒸れを不愉快に感じて頭を振ることもあります。

赤ちゃんの体勢を変えるなどして対処してあげましょう。

赤ちゃんが頭を振ることで考えられる病気

赤ちゃんが首を振っている時、中耳炎にかかっている可能性があります。

風邪を引いた後などに中耳炎になることが多く、熱が出たり、黄色い耳だれが出るといった症状があります。

中耳炎は耳の中にウイルスや細菌が入ってしまうことが原因になり、耳の中で炎症を起こしてしまうものです。

赤ちゃんが耳を触っていたり、シーツに黄色い汚れがある時は中耳炎の可能性がありますので病院を受診してください。

また、赤ちゃんが急に大きな声で泣きながら頭を振る場合は、頭が痛い可能性も考えられます。

赤ちゃんの様子をよく観察して、たんこぶや傷がないか、出血をしていないかをチェックしてあげましょう。

そのうえで赤ちゃんに異常が見られる場合はすぐに病院を受診しましょう。

赤ちゃんが頭を振るのは意志表示

赤ちゃんが大きな声で鳴きながら頭を振っている場合、怪我や体調不良が見られる場合は病院を受診してください。

また、特に原因が見当たらないのに頭を振ってなくやまない時も病院を受診してください。

赤ちゃんが頭を振るのは、早い子では生後2~3ヶ月頃に見られるようになります。

そして成長していくとともに、1歳半頃には「嫌だ」という感情の意思表示で頭を振るようになります。

インターネット上には様々な情報が飛び交っているため「てんかん」という病気を目にすることもあるでしょうが、予備知識として知っておくようにし、あまり「神経質にならないことが大切になります。

てんかんの場合は明らかに様子がおかしいと感じます。

赤ちゃんの様子がおかしいと感じる時は状態をよく観察して、心配な場合は救急ダイヤルに相談したり、医療機関を受診するようにしましょう。

頭を振る動作は点頭てんかん?

赤ちゃんが生後半年を迎えるころになると、頭を振る行動をするようになります。

結構激しい動きで頭を振る動作を行う赤ちゃんもいますので、親としては心配になるかもしれませんね。

そんな時は赤ちゃんの様子を良く観察してみましょう。

楽しそうに遊んでいたり、何かに夢中になっている時に頭を振っているのであれば、特に心配はいりません。

赤ちゃんは頭を振って自分の感情を表現することがあります。

「点頭てんかん」という病気もありますが、この病気の場合は頭を振るというよりも、首の力が抜けて頭が垂れるという状態になります。

また、この病気であった場合は、治療を行わないと症状を繰り返し、日を追うごとに回数が増えていきますので、そういった点からも病気に気が付くことが出来ます。

いずれにしても、ママが赤ちゃんの様子を観察することで、異常に気が付くことが出来るでしょう。

気を付けて!揺さぶられっこ症候群

赤ちゃんの体を激しく揺さぶってしまうと、「揺さぶられっこ症候群」になってしまう可能性があります。

月齢の低い赤ちゃんはまだ首も座っていないことが多く、頭の重さを自分で支えることが出来ません。

首が座っていいても、頭の重みを支える力はないので、激しい動きに耐えることができません。

赤ちゃんが揺さぶられてしまうと、頭蓋骨の中で脳みそや血管がちぎれて出血を起こしてしまうのです。

これはどんな赤ちゃんに、起きてしまう可能性がありますが、特に硬膜下水腫や脳萎縮の病気がある赤ちゃんは揺さぶられっこ症候群になりやすいと言われています。

■揺さぶられっこ症候群の症状

・泣いていたはずなのにピタリと泣き止む
・10分以上激しく泣き続ける
・目の焦点が合わない
・痙攣をする
・吐く
・意識がなくなる
・ぐったりとする
・おっぱいは飲むが元気がない

こういった様子が見られる場合はすぐに病院を受診してください。

出血の量が多い場合は、最悪の事態を招いてしまうことも考えられます。

また、状態によっては脳の神経が壊れてしまい、赤ちゃんに重大な後遺症が残ってしまうことも考えられます。

揺さぶられっこ症候群になってしまったせいで、寝たきりで生活している子どもや、重症の心身障害児施設で暮らしているという子供もいます。

 - 育児・教育