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トラック運転手の給与はサラリーマン以下?その実態を探る

2018.8.18

トラック運転手は夜中も走り続けて肉体的にも大変・・・そう思っている人も多いでしょう。

ではそんなトラック運転手の給与はどのくらいなのでしょうか?その仕事内容に合っている金額なのでしょうか?

これが実態!トラック運転手の給与やその過酷な仕事内容について説明します。

トラック 運転手 給与

トラックの運転手の給料の平均はどのくらいなのでしょうか?

あるデータによると、平均年収は400万円弱となっているようです。毎月の給料は約25~30万円くらいでしょう。

平均年収の範囲は350~480万円くらいで、最高年収は約650万円のようです。

トラック運転手といっても、運転する距離や運転するトラックの大きさによっても給料に違いがあるようです。依頼主からの荷物を目的地まで運ぶ大型トラックの運転手もいれば、普通自動車免許さえあれば運転できる小型トラック運転手までいろいろ。

例えば、長距離トラックドライバーの場合は年収約400~750万円、大型トラックの運転手の場合は約450~650万円となっているようです。

運送会社や宅配会社など業種によっても年収に違いがあり、運送会社の場合の平均年収は380万円、宅配会社の場合は約370万円となっています。

勤務している会社によっても給料に違いはありますが、一般的なサラリーマンの平均年収よりも低いと言えるかもしれません。

トラック運転手の給与は仕事内容に見合っている?

一般的なトラック運転手の仕事内容は、荷物を指定されば場所に運ぶことです。

しかし、ただ目的地まで運べばよいというわけではありません。安全運転で、指定された時間までに運ばなくてはいけません。肉体的にも精神的にも疲労が大きいと言えるでしょう。

大手運送会社の社員やアルバイトとして働いている人もいますが、個人事業主として依頼を受けて働いている人もいます。

給料は大型トラックの運転手の方が高いと言われ、マ毎月の給与でも約2万円違うこともあります。年収で換算すると20万円以上も違うことになります。

給料は固定給の場合もありますが、固定給と歩合給と一緒になっている場合もあります。

日中走るトラック運転手と時間に間に合わせるために深夜走るトラック運転手もいます。

働き方によってメリット・デメリットも違うので、トラック運転手の仕事をするのであれば自分にあった働き方を選ぶと良いでしょう。

トラック運転手になりたい!未経験者は給与が低い?

トラック運転手はベテランが多いという印象がありますが、実は人手不足とも言われています。

バブル期には、給与も月50万円以上だった人もおおいのですが、過酷な労働環境やそれに見合う給与をもらえないということが原因になっているようです。

そのため、経験がない人でもトラック運転手として働くことはできるでしょう。

収入にこだわりがないのであれば、小型トラックの運転手から始めるのもよいでしょう。

トラック運転手の求人を探す場合、常に募集しているという会社もあります。そんな会社は離職率が高い可能性もあると考えておきましょう。

完全出来高制の軽貨物トラック運転手の募集はよくありますが、社員としての採用はほとんどないようです。個人事業主として仕事の依頼を受けるというシステムなので、自分で国民年金や国民健康保険に加入しなくてはいけないでしょう。

トラック運転手は勤務時間が不規則となることが多くなります。重たい荷物の場合は、積み下ろしも大変です。そんなデメリットもあることを覚えておきましょう。

トラック運転手以外の運転手の給与を比較してみよう

運転士の平均年齢や平均勤続年数などはどのくらいなのでしょうか?

厚生労働省の過去のデータを見てみると

《タクシー運転者 》
平均年齢・・・58.9歳
禁則年数・・・9.9年
労働時間・・・月170時間
超過労働・・・月24時間
給与・・・約24万円

《営業用バス運転者》

平均年齢・・・49.2歳
禁則年数・・・11.1年
労働時間・・・月169時間
超過労働・・・月40時間
給与・・・約31万円

《営業用大型貨物自動車運転者》

平均年齢・・・47.3歳
禁則年数・・・11年
労働時間・・・月180時間
超過労働・・・月38時間
給与・・・約34万円

となっているようです。

あくまでも平均であり所属する会社によっても違いますが、運転手の種類によって給料が違うということがわかるでしょう。

ちなみに営業用普通・小型貨物自動車運転者 になると、給与は約30万円で大型よりも低くなっているようです。

トラック運転手でマイホームを持つのは難しい?

給料がたくさんもらえるトラック運転手になりたいのであれば、長距離ドライバーでも大型トラックの方が良いでしょう。運ぶ荷物の量も多くなるので、給料も高くなります。

しかし、昔に比べると現在の方が給料は減っているようです。大型トラックの運転手であっても両距離走る場合であっても、給与の平均の手取りは30~40万円のようです。

それでも3年間まじめに働き、給料のほとんどを貯金する生活を続ければマイホームを買えるかもしれません。トラック運転手であれば現金で家を購入できた時代もあったようですが、今では無理な話です。

同じ長距離ドライバーでも大型特殊などの免許があれば、給料が高くなる可能性はあります。給料を重視するのであれば、資格を取得した方がよいでしょう。

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