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箸の持ち方の矯正方法、子どもと楽しみながら練習しよう!

2018.7.25

お箸の持ち方は、子どもの頃だけはなく大人になってからも意外に見られているものです。

箸の持ち方を矯正するには、大きくなってからではなく、やはり小さな頃の方が直りやすいでしょう。

お子様向けの箸の矯正方法についてご紹介します。

子どもに教えたい箸の持ち方、矯正が必要になる前に

お箸の持ち方を子供に教えるのに、何歳から始めると良いというきまりはありませんが、トレーニング用の箸などは、対象年齢が2歳以上となっているようです。

1歳児はスプーンやフォークを使うことが多く、2歳から箸の練習を始めるという方が多いのでしょうか。

しかし、3歳からだと遅いというわけではありません。
子供の成長には個人差が大きいので、2歳を過ぎて箸に関心を持つようになったら、手に持たせてみるというところから始めてみましょう。

また、スプーンやフォークを鉛筆のように持てるようになったら、箸のトレーニングをするというのも良いでしょう。

箸の持ち方は、食事の最中に教えるという方も多いと思いますが、できれば食事の時間は避けた方が無難です。
食事は、楽しいご飯の時間ですので、箸の指導ばかりになってしまうと、ご飯を食べる時間を苦痛に感じることもあるからです。

ですので、なるべく遊びの中に取り入れて教えてあげましょう。
ままごと遊びの中に取り入れても良いですし、箸を持って何かをつまむ練習や、たくさん取れた方が勝ちというようなゲーム要素を取り入れりすると、お子様に負担がなく練習できます。

また、絵本の中には箸の持ち方について描かれた絵本や、箸のルールについて紹介された絵本もあります。
箸に興味が出てきたお子様には、きっとタイムリーな絵本です。

鉛筆を使った箸の持ち方指導…子どもの箸の矯正方法

子供に正しい箸の持ち方を教えるには、根気が必要です。

鉛筆を持てるようになったお子様には、鉛筆を使った練習方法もおすすめです。
箸を持つのは、鉛筆を握る動作に通じる部分があります。
箸で練習を始める前に、2本の鉛筆を使った方法で始めるのもよいでしょう。

【手順1】
まず1本鉛筆を持たせます。

【手順2】
人差し指と中指、親指を使い鉛筆握りをした状態で上下に動かす練習をしましょう。

【手順3】
その握った状態のまま、もう1本の鉛筆を親指の間から入れて薬指に引っ掛けるようにします。

【手順4】
下の鉛筆は動かさずに、上の鉛筆だけを動かします。

鉛筆が上手に動かせるようになったら、箸へと持ち替えてチャレンジしてみましょう。
始めは、大きめでやわらかいものが持ちやすいですね。
固くてツルツルしたものは、初めのうちはなかなか難しいものです。

子どもに正しい矯正と、間違った箸の持ち方について

箸の使い方にはマナーがあります。

人前で行うとマナー違反になる箸の使い方には注意したいものです。
昔は、一緒に住んでいるおじいちゃんやおばあちゃんから教えてもらったという人も多いと思いますが、核家族化が進んでいる今の時代は箸の使い方のマナーもなかなか知る機会が少ないと思います。

●移り箸
みんなで取り分ける料理に箸を付けたのに取らずに、別の皿の料理に箸を付ける

●迷い箸
目の前にある料理の皿へ次々と箸を付けたのに取らずに、どれにしようか迷いながら箸を動かすこと

●探り箸
盛り付けた料理を崩さないように上から取ることが一般的だが、奥の方から取ろうとして盛り付けを崩してしまうこと

●寄せ箸
離れたお皿を箸を使って自分の方へ引き寄せる

●差し箸
箸でつまみにくいものを、箸を刺して食べること

●ねぶり箸
料理のついた箸先を舐めてふき取ること

●渡し箸
みんなで取り分ける料理に、自分の箸を置きっぱなしにすること

子どもの箸の適正サイズと輪ゴムを使った矯正

子どもの箸というと、サイズが決まっていますが、適正サイズは年齢や身長によって変わってきます。

適正サイズは、親指と人差し指を直角に広げ、その両指の間隔の1.5倍の長さがちょうど良いとされます。

年齢と身長からのだいたいの目安をご紹介します。

◇~2歳(100cm以下)……13cm
◇3~4歳(100~110cm)…14.5cm
◇5~6歳(110~120cm)…16cm
◇7~9歳(120~130cm)…18cm

箸の持ち方の矯正に輪ゴムを使ってできる方法があります。

1.親指と人差し指に、輪ゴムを8の字にかけます。
2.そのままの状態で、親指・人差し指・中指を使い箸を持ちます。
3.親指の付け根から輪ゴムを通し、もう1本の箸を入れます。
4.上の箸を動かしてつまみましょう。

輪ゴムならどこの家庭にもあるので、お金も掛からずに矯正することができます。
輪ゴムを使う時には、緩すぎても効果がないですが、きつくしすぎて指に食い込むことがないように気を付けて下さい。

子どもの箸の練習に矯正箸もおすすめ

子どもの箸の持ち方が気になるお母さんは多いと思います。

持ち方が、一見合っているように見えても微妙に違うということもあるでしょう。

小さなお子様でしたら、矯正箸を使うのも良い方法です。

矯正橋やしつけ箸と呼ばれ、いくつかのタイプが販売されています。
中には100円ショップで売っているしつけ箸もあります。

よく見かけるタイプとしては、片方にリングが付いていて箸の上部が繋がっているタイプのものも多いですね。
キャラクターもさまざまなものがあり、男の子に人気のキャラクター、女の子に人気のキャラクターなどが付いているものもあります。
お子様に選ばせてあげると、お子様のやる気も変わってきます。

また、矯正箸には左利き用もあります。

子どもだけではなく、大人が使えるようなものまであります。

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