幼稚園で子供が仲間はずれにされた時の対処法とは
2018.6.5
子供の成長って早いですよね。
ついこの間まで赤ちゃんだったのにもう幼稚園入園。
同時に大丈夫かなぁと心配になりますよね。
でも子供同士の世界では、無邪気さ余って仲間はずれって起きるものなんです。
そこで仲間外れにされてしまった時どうしたらいい?という疑問をまとめました。
目次
幼稚園で子供が仲間はずれにされた。そんな時の対処法
うちの娘が年少の時のことです。
同じテーブルの女の子の中で、使っているお弁当箱のキャラクターが、偶然うちの子だけ違ったようで、「○○ちゃんだけ違う~!変なの~!」と言われたと、悲しそうに話してくれました。
小さなことと思うかもしれませんが、子供にとっては大事件です。
少し前までは親がいつもそばにいて、こんな時には相手の子の親が「そんなこと言っちゃだめでしょう、ごめんね」などと注意をしてくれていたでしょう。これを幼稚園の子共に解決させることはまず不可能です。
そんな時は親の出番。考えられる対処法を三つご紹介します。
対処法①同じキャラクターのお弁当箱を買ってしまいましょう。
対処法としてまず浮かんだのがこれです。お弁当箱を一緒にするだけで子供が楽しく幼稚園に通えるのなら安いものです。こどもが欲しがっているなら買ってもいいと思います。
対処法②先生に相談しましょう
幼稚園で起きたことなので、先生に相談して、意地悪なことを言わないように注意してもらうことも大変有効です。
対処法③他のアイテムをおそろいにしましょう
お弁当の時に使うランチョンマットやおしぼりケースなどの小物を、同じテーブルの子たちと同じキャラクターにしてみましょう。
これならお弁当箱よりも気軽にできますよね。
幼稚園で子供が仲間はずれにされている時に自分の子供にできる事
- 同世代の子供がたくさんいる公園に連れて行き、子供同士で遊ばせる。
- 自分自身がなるべく広い範囲で、人付き合いをするように心がける。(子供は親の影響を受けるので、親が楽しく人付き合いをしているところを見せる)
- 引っ込み思案なタイプの子には、あまり手出しをせず、いろいろな経験をさせる。
- 子供同士の関わりを増やし、親はできるだけ口出しをしない。
- ある程度は厳しくしつける。
- 子供の自信がつくように、意識して褒める、大げさなほど褒める。
我が家の場合ですけど、上の6点を意識してやっていたら、息子は友達を作るのがとても上手になりましたよ。
多少の事ではへこたれず強くなったと思います。苦手な友達とは無理して付き合わなくていいのです。
親も少しだけ努力してみましょう。
幼稚園で子供が仲間はずれに…。そんな時親はどうする?
子どもの力を信じる
本来、子どもは自分のことは自分で解決できる力を持っています。難しいかもしれませんが、それを信じて黙って見守っているのが親の仕事です。
子どもがいつもと様子が違うと、ついつい、色々聞きだしたくなってしまうという人も多いかもしれません。しかし親だからと言って、なんでも話せるというわけではありません。
聞いても何も話してくれないときは、そっと見守りましょう。
このとき、「あなたを信じているよ」と面と向かって言うのはお勧めできません。その言葉の裏側には「信じているから裏切らないで」という気持ちが見え隠れする場合があるからです。
いつもと変わらず接することを心がけましょう。
子ども自身が解決できるよう導く
子どもの元気がない、様子がおかしいなど、普段と違うときには「どうしたの?」というひと言があれば大丈夫です。もちろん、とがめるように聞くのはNGです。何でもない、と言われたら深追いするのはやめましょう。
もしも話してくれたなら、「どう思う?」「どうしたらいいと思う?」「どうなったらいい?」など子ども自身に考えさせることが大切です。
大切なのは子どもの気持ちです。子どものときにの経験が思いやりややさしさにもつながると私は思っています。
仲間はずれに負けない精神力をつけさせるには?
もしも、子どもが仲間はずれにされているとしたら、親としては悲しむわが子の姿を見るのはつらいものです。でもだからと言って、特別親が慌てて何かをする必要はありません。
必要なのは、少し離れたところから冷静に見守ってあげることです。
なぜなら、仲間はずれの経験は子どもの心を強くする良い機会だからです。
幼児期の仲間はずれなどの意地悪は、それほど陰湿ではありません。そのため、子どもにとってはそうした意地悪に対する抵抗力をつけための経験にもなります。
もちろん、それが明らかに陰湿ないじめであったり、子どもの身に危険がある場合は別です。
子どものサインを受け取り、親としてできることをしましょう。
いじめや意地悪は、大人の世界でもあることなので、幼児期に親がすべきことは、いじめから遠ざけて守ることではなく、いじめに負けない精神力を身につける手助けをすることなのです。
仮に子どもが親に助けを求めても、「やられちゃったね」「イヤだったね」と共感してあげるだけで大丈夫です。
子どもは意地悪をされて悲しい思いをすることで、他人の心の痛みも理解できるようになっていくのです。
小学校、中学校でも仲間はずれはあるかもしれません。小さいうちから少しずつ免疫をつけさせることも必要です。
自分で学んだことは身につきます。小さいうちに、自分で感じることが大切なのです。
すぐに介入はせず、ぐっとこらえて子供の力を信じよう!
幼いころから友達作りが上手な子どもは、中高校生ぐらいになってから友達関係に悩まされる時期が訪れるようです。
周囲に上手に合わせることができるタイプだからこそ、この時期に「人に流されない、本当の自分の考えを持つ」という新たな壁が目の前に現れるのです。
反対に友達作りが上手ではない子どもは、自分なりの考えを持っているケースが多いです。
なのでその子たちには、自己主張を抑え相手に合わせるという練習が必要になってきます。
こういうタイプの子どもたちは、小さいうちは何かと大変ですが、中学生頃になると友達関係で悩まされることは少なくなるでしょう。
なぜなら後者のタイプの子どもは、いろいろな経験をする中で自分自身の欠点を実感し、それを乗り越え自分らしく生きるという喜びをつかんできました。
ですから、お母さんが助けてあげたいと思う時でも、「大丈夫。あなたは、あなた自身の力でちゃんと乗り越えていけるからね」というスタンスを取っていることが大切になります。
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