空腹のときにイライラするのはなぜ!?その原因と対処する方法
2018.6.3
空腹だとなぜこんなにイライラしてしまうのでしょうか?
空腹でイライラしてしまうのには、原因があるそうなんです。また、それを抑えるには?
そこで、空腹でイライラするその原因と対処する方法についてご紹介致します。
目次
空腹でイライラしてしまうのはなぜ!?
空腹でイライラしてしまうのには、人間の脳の働きによるものなのです。
人間の脳というのは、空腹になると摂食中枢が刺激されることによって、食欲が沸いてきます。
そして、食べ物を食べることで満腹中枢が刺激されて、満腹感を感じることができるのです。
血糖値とは、それらの働きに関わってくるのです。
人間の脳とは、糖をエネルギーに変えています。
でも、糖が足りていない(血糖値が低い)状態だと、脂肪を消費することで糖に変えようとするのです。この消費された脂肪酸が摂食中枢を刺激することで、脳はお腹をすいたという感覚になるのです。
そして、このとき摂食中枢を刺激されると、扁桃核にも刺激が伝わるのです。
扁桃核とは、不安や不快、恐怖などの感情を司るため、その刺激により空腹だとイライラしてしまうということなのでしょう。
なぜか女性が多い!空腹のイライラを抑える方法
お腹がすくとイライラしてしまうのは、なぜか女性が多いそうです。
お腹がすいているのに、なかなかお店が見つからなかったり、そうなるとどこでも良いからとイライラしてしまう。
あなたも、そんな経験はありませんか?
そのために、いろいろと工夫している女性も多いのだとか・・・空腹でイライラする前に何か食べることは、一番良いかもしれませんね。
飴やチョコなどを常に携帯しておくのも良いでしょう。
それによって、少しでも血糖値があがると、イライラは抑えられるかもしれませんよ。
あるいは、空腹でイライラする前に、寝てしまうとか。
よく男性と女性とスタッフがいるようなお店だと、オーナーは女性のスタッフから先にお昼ご飯を食べるように決めているそうです。
それも、やはり女性の方が空腹になるとイライラするからだそうですよ。
なぜ空腹だとイライラするの!?その対処法とは
一番良いのは、お腹がすき過ぎる前に何か食べ物を食べることです。
とてもお腹がすいてしまったときは、ポテトチップスやチョコレートなどのお菓子を食べるのも良いでしょう。
しかし、そのような物を食べても、血糖値はすぐに上がると同時にすぐに下がります。
なので、またすぐにお腹はすいてしまうのです。
理想的なのは、長い時間お腹がすかないような栄養価の高い食事をするのが良いでしょう。
例えば、栄養価の高い自然の食品であれば、カロリーも控えめで満腹感を得られます。
お腹がすいたからと言って、いつでもすぐに何かを食べることができるという状況ばかりではないですよね。
ちなみに、低血糖になると体内の組織が分解されて、脂肪をエネルギーへと変えます。
その時に脳がブドウ糖の代わりにエネルギーとして使われたりもします。
ですから、何か問題を考える時には空腹時ではなく、食事をした後の方が良いでしょう。
空腹のときのイライラを抑えるためには?
空腹のときのイライラを抑えるために、何かに夢中になることで気を紛らわせることはできます。
しかし、それにも限界は来てしまいます。
空腹のときのイライラを抑えるため効果的なのは、糖質を取ることです。
例えば、「イモ類」を取るのは良いでしょう。
じゃがいもやさつまいもなどのイモ類には、食物繊維も含まれています。少しの量でもお腹もちも良く、しばらくは空腹を抑えられるでしょう。
また、空腹のときのイライラを抑えるためには、果物を食べるのも効果的です。
果物の糖質は、腸に早く吸収されるため、すぐにイライラを抑えることができるでしょう。
さつまいもとミカンを食べたとしても、少しの量であればそれほどカロリーも高くありません。
血糖値はすぐに上がり、すぐに下がるようなジャンクフードを食べるよりもカロリーも控えめだし、効果的です。
お腹がすいてイライラしてしまったときは、イモ類と果物を食べてみましょう。
空腹でイライラするのは甘い物のせい!?
砂糖を多く含まれるような甘い物は程ほどにしましょう。
なぜなら、砂糖は小腸での吸収が早いためすぐに血糖値が上がります。
そして、そのことでインシュリンが膵臓から放出されてしますのです。
インシュリンが放出されることにより、血糖値は一気に下げられます。
そして、その下がり方は甘い物を食べる前よりも下がってしまい、低血糖の状態になるのです。
人は低血糖になると、身体にとって不愉快な状態にを起こしてしまいます。
例えば、目まいや動悸、イライラなど・・・
そして、その不愉快な状態から抜け出そうと、人はまた知らず知らずに甘い物を口にして、血糖値を上げようとするのです。
しかし、それはとても悪循環になってしまいます。
ですから、砂糖を多く含まれるような甘い物は程ほどにした方が良いでしょう。
- 暮らし・アイデア