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感受性が強い子どもの苦悩と親の役割とは?自分を愛し認めよう

2018.6.2

人より敏感に物事を感じ取ってしまう敏感で繊細な子。感受性が強い子どもを持つ親もそうですが、子ども自信も自分の特性に悩みを抱えているかもしれません。

感受性が強い子どもに向いている習い事は?感受性が強い子どもってどんな子?子どもの感受性が強いっていつ気が付いたの?

感受性が強い子どもとの付き合い方などご紹介します。

感受性が強い子どもに向いている習い事は?

感受性が強い子にどんな習い事が向いているのか・・・親は頭を悩ませてしまうものです。

これという習い事をピンポイントで探すのは難しいものです。
まずは色々な習い事をさせてみて、その子の適性を見るのが一番いいのではないでしょうか。

うちの娘も感受性が強い子でした。
どの習い事が合っているのか悩みましたが、ピアノ、英会話、バレエ、剣道をさせてみました。
ピアノと英会話が中2まで続いた他は、どれも2~3年でやめました。

才能があるから続けたのではなく、子供が楽しく長く続けられたものがピアノと英会話だったのです。

それこそが適性なのではないでしょうか?無料体験などを上手く利用しながら、まずは色々やらせてあげるのもいいのではないでしょうか。

感受性が強い子には、音楽や絵を習わせるといいという説もあります。

リトミックというのもありますが、感受性が強く集団行動が苦手な子の場合はあまり向きません。

リトミックなどは、どちらかと言えば先生の言うことをしっかり聞く従順な子に向いているのかもしれません。

感受性が強い子どもってどんな子?

感受性が強い子は、一般的には何とも思わない物音や場所でも敏感に感じ取ってしまいます。

ちょとした「バン!」という音でも心臓に響いてしまうほど大きく感じてしまうし、人が多く騒がしい場所にいると、その夜は興奮で眼が冴えてしまい不眠になってしまうほどです。

また感受性が強い子は同情したり感情移入もしやすく、周りの環境に影響を受けやすいという体質をもっています。
悲しい映画やテレビ番組を見ると自分まで悲しく落ち込んでしまったり、その逆もあったり・・・。
良くも悪くも周りの人の思いに同調してしまいがちなのです。

普通に生活している中で「どうしてそんなことが気になるの?」というちょっとした変化にも敏感に感じ取ってしまう特徴もあります。

感受性がそれほど強くない人からすれば、神経質で変わっている人だと思われるかもしれません。
感受性が強すぎるため、周りの理解を得られず苦しんでいる方も実は大勢いるのです。

子どもの感受性が強いっていつ気が付いたの?

「もしかしてうちの子って感受性が強い?」そう感じてしまうきっかけは人それぞれです。

幼稚園児のAくんのお母さんもそうでした。

Aくんは、お母さんの目からみても敏感で勘が鋭い、感受性が強いタイプです。

赤ちゃんの時から甘えん坊で、後追いも激しく、今でもトイレは一緒。家の中でお母さんの姿を見ないだけで、家中ママー!と探して回るほどです。

今でも泣いた時はピタッとはまる状況でないと泣き続け、泣いている間は顔を隠すかママから離れないと言います。

勘が鋭いため、先々の事を察しては顔をよく曇らせてしまいます。
親から見れば、もっと子供は無邪気にそんな敏感に物事を感じなくてもいいのに・・・と切なくなることもよくあるそうです。

傍から見れば、周りの状況をよく理解する賢い子に見えますよね。

ほんとうによく色んなことを観察し、敏感に人の気持ちや状況を感じ取る子なので、自分を可愛がってくれる人とそうでない人への反応もハッキリしているそうです。

高度に感受性が強い人は「HSP」かも?

感受性が強い子の中には、育てにくい、子育てが難しいと感じてしまうタイプもあります。
ちょっとした言葉で傷付きやすいので、親でもとても扱いづらいのです。

そういった子供は、もしかしたらHSPかもしれません。

HSPとは、「Highly Sensitive Person」の略で、高度に感受性が高い人、敏感な人、繊細な人を意味します。
これは全人口の15%~20%の割合で存在し、その8割の方は感受性が強いがために生きづらさがあると答えています。

もちろん感受性が強い人全員に当てはまるわけではありません。

子供がHSPで、しかも自分だけが少し周りと違っていると自覚している場合、家庭での居場所を確保するために、本当は敏感に感じているのに鈍感なフリをして過ごしている可能性もあります。

両親に褒められよう、認められようと必要以上に勉強を頑張る場合もあります。
それなりに努力するのですから、結果が伴いますが、親の意向をくみ過ぎるあまり、本来向いていない道に進んでしまった結果挫折してしまい、今までの努力が水の泡になってしまう危険性もあります。

感受性が強いことを逆手にとるのも方法の一つ!

感受性があまりにも強すぎると、どうしても生きづらく感じてしまいます。

ストレスも大きく疲れやすい、物事を敏感に感じ取ってしまう自分は弱いだけなのか・・・と自分自信を責めてしまう場合もあるでしょう。

ですが、感受性の強さはもって生まれてしまったものであり、その強さを消すことはできません。
あなたの至らなさからくるのではないということを理解することが大切なのです。

どうにかしようと無理に振舞っても、かえって苦しくなり逆効果になってしまうのです。

いろいろなことを敏感に感じ取ってしまうのは疲れますし、辛いこともあるでしょう。
一番は自分を認め、愛してあげることです。
「自分は今日も頑張った!お疲れ様!」くらいの気持ちで、今日一日を褒めてあげてください。

自分の特性を受けれて理解することが大切です。
細かなところまで気が付くところを長所と捉え、周りの人に役立つことを意識するのも方法の一つです。
人から感謝され、褒められることで自信もつきますし、辛い面も長所が勝ってくるようになりますよ。

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