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月の裏側に隠された秘密とは?地球と月の誕生の謎

2018.5.31

月の裏側には、秘密の建造物があった…というウワサがあるのはご存知ですか?

古来、人を惹きつけてきた月。その誕生と地球の関係には、未だ解明されない謎も多いのです。

地球から一番近いのに、知らないことだらけな月の謎についてお話しましょう。

月の裏側は見えないってホント?月にはまだまだ秘密がある!

「月の裏側は見えない」と一般的に言われますが、月の自転軸と軌道離心率から月面の59%は、地上から見ることができます。

地上から観測できない部分でも、アメリカをはじめ、日本、中国、インドも観測衛星を打ち上げており、多くの写真や映像を撮影しています。

ガリレオ探査機が調査した月の裏側の様子は、起伏が大きくオリエンタル盆地と呼ばれる場所には、隕石の衝突が作り上げたと思われるクレーターがあります。

数々の観測と研究が続けられていますが、未だ月には謎が多く、その誕生についても議論が続いています。
有力な説としては、地球や他の天体との衝突で飛び散った物質が集まって月になったという「ジャイアントインパクト説」がありますが、これも断定されたものではありません。

過去には月の中は空洞であるという説もありましたが、25億年前まで活火山があったことがわかっており、これは間違いとされています。

これだけ科学が進歩しても、月の謎はまだまだ解明されていないのです。

月の裏側に秘密の高層建築物が?ムーンキャッスルの謎

1969年に月へ向けて打ち上げられた「アポロ10号」が撮影した月の裏側の写真には、複数の巨大な建造物が写っていたというのです。

公開された写真を見ると、周囲の月の地表とは、異質な素材感の透明なタワーに見えることから「クリスタルタワー」と呼ばれています。
画像解析では、その高さは10キロメートルを超えているというのですが…。

さらに、複数ある建築物のような物の中で最も高い「ムーンキャッスル」は、その高さが14キロメートルほどだと言われています。

そして、地球のものとそっくりなピラミッドも写っているのです。
たしかに公開された写真に写るシルエットは、エジプトのピラミッドにそっくりにも見えます。
他にも「人工物では?」と思わせる形状が写っており、月になんらかの遺跡があるのではないかと話題になりました。

最近になって鮮明な画像が多く公開されるようになってから、それらの建造物の真相について語られることはありませんが、謎は残りますね。

月の誕生に隠された秘密。月の裏側にそれを解く鍵はあるか?

地球に巨大な天体が衝突し、その時に破壊された地球の一部や周辺の天体が、地球の引力などで集まって月ができたとされる「巨大天体衝突説」。
月を構成する物質が地球のものと似ていることからも有力な説です。

しかし、この説には疑問も残ります。それは、月が誕生したとされる時期です。
アポロ計画によって、宇宙飛行士が月から持ち帰った「月の石」の年代を調べると45億5000万年前の物であることがわかりました。

しかし、地球が誕生したのは、45億4000万年前(±5000万年)。
月とほぼ同じ時期に誕生したことになります。誕生直後の地球は、熱いマグマに覆われた状態で、そこに巨大な天体が衝突したからといって月ができるのか、という疑問が生まれるのです。

もしかしたら、月の方が地球よりも早く誕生していたのではないか、という可能性も出てくるわけです。

月の裏側を丹念に調査することで、今後新たな発見がなされれば謎の解明につながるかもしれませんね。夜空を見上げると当たり前に空に浮かんでいる月ですが、実は解明されていない謎がまだまだあるのです。

月でも地震が起こる?そのメカニズムは秘密のヴェールの向こう側

月は大きな岩石のような物で、地球に比べて地質学的な現象は起きにくくなっています。しかし、まれに地震が起こることがあり、これを「月地震」と呼んでいます。

月地震は、その違いから4つに分けることができます。

1.深発地震(地下深くで起こる地震)
2.隕石などの衝突
3.熱地震(太陽の熱によって引き起こされる)
4.月地震(地表から浅い部分で起こる)

1~3は、揺れも小さいもので影響も少ないのですが、4の月地震では、マグニチュード5.5ほどの揺れが10分ほど続くこともあるのです。

地球の地震は、プレートが動くことで引き起こされますが、月にはプレートがありません。地球とは違う構造化で起こる月の地震に関しては、なぜ起きるのかわかっていないのです。

一説には、月の引力が地球で潮の満ち引きを起こすことが関係しているのではないかとの仮説が提唱されていますが、明確な答えは導き出されていません。
ただ、月地震は局所的であることは、この説の裏付けになるのではないかとも考えられます。

月の裏側はクレーターだらけ。月の表が穏やかな秘密

が地球に与える大きな影響の一つが、海で起こる潮の満ち引きです。これによって地球上の海水や大気は適度に攪拌され、よどむことなくリフレッシュされるのです。
もし、月が存在しなかったら、海の水はきれいな状態を保てなかったかもしれないのです。

一方、月はどうでしょう。地球に向いている表には「海」と呼ばれる平原が広がり、穏やかな印象です。
ところが、月の裏側は無数のクレータで凹凸だらけ。平原はありません。
これは、月には大気が無いため隕石などがダイレクトに衝突してしまうためです。しかし、地球側を向いている表には隕石が衝突しにくくなります。そのため、表には平原が保たれているのです。

月の側面には、直径が1000キロメートルにもなるクレーターがあり、そんな隕石が地球に落ちてくる可能性もあるのだと教えてくれます。

地球には、厚い大気があるから大丈夫と思いがちですが、恐竜の絶滅は巨大隕石の衝突であるという説が有力です。地球が、人類が。隕石の衝突という大災害に遭遇する可能性は、思ったよりも高いのかもしれません。

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